キャストアウェイ
■ストーリー■
 チャック・ノーランド(トム・ハンクス)は、メンフィスに本社を置く宅配便"フェデックス"のシステム・エンジニアだ。個人としても、仕事人としても、時間に追われる日々をすごしていた。彼は、勢いよく上昇しつつある仕事人生で、突然、飛行機で長距離の出張に出ることもしばしばで、恋人のケリー(ヘレン・ハント)と過ごす時間はほとんどない。

チャックのうつ病的な生活は、しかし、飛行機事故により遠く離れた島に孤立したことで、突然終止符を打たれる。彼は、想像できる限り、まったく孤立無援の環境に投げ出されたのだ。日常の便宜から切り離され、チャックは何よりもまず、生きるために必要な基本的なもの、すなわち、水と食料、寝る場所の確保の問題に直面する。ビジネス問題を解決するプロだった彼は、物理的に生きていく方法を考え出す。だが、その次に待ち構えているのは? 孤独という精神的な試練に出会った彼は、ついに真実の旅を開始する。

4年が経ち、チャックはまったく生まれ変わった人間として文明社会に戻る。そして、彼は、これまで所有していたもの、大切だと思っていたものをすべて失ったことが、今までの人生に起こった最高の事だと悟るのだった。
キャストアウェイオフィシャルサイトより)

<スタッフ>
 監 督 ロバート・ゼメキス
 製 作 スティーヴ・スターキー
 製作総指揮  ジョアン・ブラッドショー

<キャスト>
 (チャック・ノーランド)  トム・ハンクス
 (ケリー・フレアーズ)  ヘレン・ハント
 (スタン)         ニック・サーシー
 (ベッカ・トゥイグ)    ジェニファー・ルイス

 2000年度作品
 ドリームワークス映画・20世紀フォックス映画 提供
宮永@店主の感想
無人島で絶望のどん底に突き落とされたチャック。水を飲み、ものを食い、雨風をしのぐ。たったこれだけのことでも、思うようにはいかず、生きていること自体が「苦しみ」となる。
それでも、チャックはたくましく生き延びた。生きる術を得た彼に襲いかかったのは、「孤独」である。「孤独」は彼に一度は「死」を選ばせた。

こういう映画を見ていると、「生きる」ことは、「環境」ではなく「意志」なんだと改めて実感される。いくら水を得て食料を得ても、生きる「意志」がなくては、あとは断崖にぶら下がるだけだ。

そんなチャックの「意志」(または希望と言ってもよい)になったのが、話し相手であるバレーボールの「ウィルソン」、恋人ケリーの写真、唯一封を切らなかった宅配の荷物である。

よくよく考えてみると、無人島の何もない環境の中でもチャックは、無二の親友を得、永遠の恋人を得、将来の目的(宅配の荷物)を得ている。皮肉なことに、社会復帰したチャックはことごとくそれらが奪われてしまう。
こういうところが、この映画の見所、というか考えどころになるのだろう。

前半のサバイバルシーンは、まあ、よくあるシーンとは思うが、どうも「痛み」に弱い私は、そういうシーンに弱い。足をけがするシーンもそうだし、歯を抜くシーンに至っては、やめてくれ!!というかんじだった。

トムハンクスは25キロの減量をしたというが、本当に人相まですっかり変わっていた。役者というのはすごいなあ。
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