そうしてゆふいん音楽祭も無事に終わりました、また来年もよろしくとお礼をホームページに
アップした頃、「音楽が好きです、日本も好きです。日本語を勉強しています。もうすぐ日本へ
旅行します。」という日本語交じりのメールが来ました。
今では「アメリカの息子」と私たちが呼んでいるDonさんからの最初のメールでした。そして
本当に大分にやってきました。そんないきさつをコアラの電子会議の中で話していたら、地元の
NHKテレビがインターネットから実際にアメリカ人が来るのですか、取材をさせて下さい。その
当時はそんな感じでテレビでも話題になる出来事だったのですね。さあ困りました。何しろ私は
英語が殆ど話せません。主人はその日は会社が休めない。電子会議の中でSOSを出しましたら
若い高校の先生が通訳を引き受けて下さった。

「私は髭を生やして黒いカバンを持っていきます」というメールを便りに約束の大分駅でテレビ
カメラを担いだ人たちと、通訳を引き受けてくれたコアラの友達と一緒に待ちました。
どんな人が現れるのか不安でしたが、やってきたのは鼻の下に少しだけ髭をはやし、白いワイ
シャツを着たヒョロヒョロとした青年でした。「こんにちわ」こうして出会って彼はもう4度も
我が家にやってきています。我が家の東京にいる本当の息子より最近は会う頻度が高いです。
彼はベジタリアンですから、彼の居る数日は私たちもベジタリアンに変身します。

その度に音楽好きのコアラの人たちが集まって歓迎パーテイーをして下さいます。事務局も訪問
してお話をしたり、インターネットライブ放送に出演したりして彼もたくさん友達を作っていま
す。この1月に来たときには、コアラ会員のお友達、この方は70を過ぎた女性ですが、何とし
ても自分でホームページを作りたいから教えて下さいとメールがきていましたので、日田のその
方の家まで行く約束になっていました。

アメリカ人のDonさんには日田の町並みも珍しいのではないかと一緒に出かけて行って、パソコン
のお手伝い、その日は、日田インターネットの会の会長さんのお家の素敵なホテルで浴衣でお料
理を頂き大変喜んでくれました。翌日には湯布院へ行きました。コアラの電子会議室には目の不
自由な方々のためにひらかなばかりの分かち書きを載せている、点字会議室というのがあるので
すが、その会議室のオフラインを湯布院で計画をしていましたので、そこへも一緒に参加してま
たたくさんのお友達を作ったDonさんでした。

湯布院のオフは、IBMの方が来てくださってホームページリーダーのお話をしてくださいました。
このソフトにかけますと、ホームページにかかれていることを読み上げてくれるのですね。斜め
読みというのまであって、文章の頭、3文字のみをビュンビュン読んで行きます、私には殆ど聞
き取れませんでしたが、その方達は、これはいい、これで読みたい所をストップしてゆっくり読
めばいいのだからといわれてその耳の良さには本当に驚きました。

彼女は、やはりインターネットの会議でお友達になった方で湯布院が大好きとのことで、時々来
られるので、その時を利用して、目の不自由な方々や、また、ボランテイアで分かち書きをパソ
コン通信にアップしている方達をお引き合わせしています。彼女はIBMでハンデイキャップの方
向けのパソコンの開発をしている方です、そういう方々がインターネットをする時にどんな問題
があるのか、生の声を聞いていろいろ考えて下さっています。Donさんもいろいろ質問もしてこ
の集まりの意義を分かってくれたようでした。私も、ホームページを作る時にほんのちょっとし
た注意で、目の不自由な方にも楽しんでもらえるページになるということを聞いて、もっと勉強
しなくてはと思ったものでした。

先ほども話しましたように、ゆふいん音楽祭のページを作っていますが、ある時、カリホルニア
からメールがきました。「とっても興味があります。私もコーラスをしています。主に教会音楽
です。」いろいろやりとりがありまして、「音楽祭に行きたいな、、」ということで一昨年の音
楽祭には本当にカリホルニアからやってきました。湯布院で私たちの為に借りて下さっていた別
荘に一緒に泊って5日間のプログラムを聞き、終わった後は我が家にも来て大分のあちこちへ出かけ、
すっかり大分、湯布院のファンになって帰りました。

彼のことは私の音楽祭のページでリンクを張って紹介していますのでちょっと見て下さい。カリ
ホルニア大学のアービン校の教授でオレンジカウンテイーの米日協会の理事もしている大の日本
好きです。自宅にはとうとう、和室や鯉の泳ぐ池を造ってしまい、日本人の留学生もよくお世話
になっているようです。私たちが今、計画をしているアメリカ旅行では、この和室は君たちを待っ
ている、と早速メールをくれています。


       (ホームページを見せる)



彼のページには、湯布院に来た時のことをいろいろ書いています。
Jimさんのページでは大分でコアラメンバーに歓迎された時のことも書いています。このレポート
はコアラの事務局員さんが書いたものですが、こんな風にコアラ会員が自由に集まって歓迎をし
て下さいます。

そして彼のページにはその他にも日本の友達のページのリンクが張ってあります。ここに岡本さ
んのページがあります。この岡本さんというのは、やっぱり古楽の好きなご夫婦で私もお願いし
てゆふいん音楽祭のページからリンクを貼らせてもらっています。同じ岡本さんでした。

この広い地球上でJimさんと岡本さんと私たちと、偶然同じ趣味を持つ友達だったのですね。本
当に世界も狭いんだなと感動をしました。私は同じ日本に住んでいるのに、岡本さんとは会った
こともありません。でも、アメリカに住むJimさんはもう何度も岡本さんの家に泊っているので
す。インターネットの結びつきって本当に距離は関係なくしてしまうんだなと楽しくなってし
まいます。

こんな風にHP上でJimさん、岡本さん、私たち、Jimさんと地球を一回りすることが出来てしま
う。本当にインターネットって楽しいです。


      (もう少し、ホームページのお話しをしていいでしょうか。)


ここに私の好きなお菓子作りのページがあります。これはニューヨークから来たマイケルハウ
ベンさんにもらった本の中から作ったチーズケーキです。ちょっと作り方を見て下さい。

この本をおみやげに下さったハウベンさんはインターネットの中では有名な方です。インター
ネットを使って新しい体験を重ねていく人、そしてその経験の中から、新しい価値観を発見し
ていく人、さっきのJimさんの所で感じたように、また、インターネットだと、大分の外はア
メリカだったり、フランスだったり、名古屋だったり、東京だったり、そんな風に距離には関
係なく自由に語り合うことが出来る。

私は昨秋、諏訪へ招かれて行きました。諏訪へはどうして行けばいいのでしょうか?お尋ねし
ましたら、羽田、新宿、そして諏訪へ来て下さい。とのことでびっくりしました、その方が早
くて便利なのですね。大分という地方から諏訪という地方へ現実に行くのは大変不便な訳です。
でもインターネットの世界では、大分から諏訪はすぐです。アメリカもすぐです。そんな風に
感じた人は、一極集中という今の日本の現状もきっと違った目で見られるようになると思います。
そしてインターネットをしようとしている人たちを気軽にサポートする人、インターネットの
活用をもっとひろめたいと思っている人たち、そんな人をネットワークシチズン・ネチズン、と
彼はよびました。当時はまだ22才の大学院生でした。

インターネットの今と未来を考える別府湾会議というのが2年に1回開かれます。国内や海外の
専門家の皆さんが200人くらい集まっての会議です。そんな立派な会議もコアラ会員である私達
はきちんと一人前に参加できるのです。そして意見もちゃんと発表することが出来ます。
そして2年前の会議にはこのハウベンがゲストスピーカーとして招待されることになりました。
そのことを知った私たちはハウベンに歓迎のメールをおくりました。

彼は「日本から最初に来た歓迎のメールありがとう」という返事をくれました。そうして別府で
あえるのを楽しみにしました。

会議当日になりました。彼は最初に歓迎メールをくれた人ということで、私にお菓子の本をお
みやげに持ってきてくれました。ちゃんと私のHPを見てお菓子作りが好きだってことを知っ
てくれていたのですね。

新聞社も彼に取材を申し込んでいましたがその通訳のお手伝いを主人がしたり、会議の終了後
には彼を含むゲストの方々を歓待するためにコアラ会員の若い人たちがたくさん集まってきて、
カラオケをしたりして楽しい夜を過ごしました。そんなことも彼のHPに書いています。
こういうホスピタリテイがとっても彼の心に残ったのか、それから今に至るも彼とメールやグ
リーテイングカードの交換が続いています。

その彼が一昨年の夏、本を出版してニューヨークで出版記念会を開くということを言ってきま
した。誰か出席してくれるような人を知りませんか。というのです。本当は私が行けるものな
ら行きたいくらいですがそうもいきませんので、ニューヨークのEメール友達を紹介しましたら
快く行ってくれて、パーテイーの会場で大分や私の話が一緒に出来たと双方から喜ばれました。

その友達も東京出張の時に、日曜を利用して大分の我が家に飛んで来てくれたことがあります。
その24時間にも満たない大分の滞在にもコアラの事務局を訪問して事務局の皆さんに会って頂
き、それがきっかけでコアラ会員にもなって下さって今は、アメリカから、あちらの珍しい景
色などの写真をたくさん、コアラのマルチメデイア電子会議室にアップして私たちを楽しませ
て下さっています。

こんな風に、まるで関係のなかった人々が我が家のホームページを通じて次々と結ばれていく、
それが本当に私たちにとってはうれしいことなのです。
そして私たちもそんな友達が毎月楽しみに見て下さるホームページの内容をいろいろと考え工
夫するのがとっても楽しみです。月が変わる時に更新をしていましたが、もっと見に来て頂き
たいと思って昨年から日記のページを作り、何か心に残ることがあると、その都度、ホームペー
ジに加えています。

大分の美しい自然の移り変わり、日本の伝統ある行事、素朴な子供の遊び、我が家の近くの田ん
ぼの1年間のルポ、そんなことを載せています。今はあまり見られなくなった自然の中での行事
や遊び、そんな絵と短い文章から日本の良さを再認識して下さる日本人、また自分の国と比べて
のコメントを下さる外国の方、と言う風に我が家のHPをきっかけに友達の輪が広がっていきます。

ノルウエーの北極圏に住むクラウスさんは、今もまだ白一色の世界に住んでいます、そして
「我が家の緑はパソコンの中のマウント由布だけだ、北極圏の友達より、東洋の友へ」とうれ
しい便りをよこしてくれまます。

ようやく春になり花が咲き始めましたってメールを書くと、少しずつ紅葉しています。ようや
く涼しくなりました。とオーストラリアからのメール。世界はいろいろだなとまさしく実感と
して感じることが出来ます。
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