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Our Internet History

1997年 : 永野美惠子(54才)大分友の会
mieko@fat.coara.or.jp
http://www.coara.or.jp/~mieko/miehome.htm
大分市

起きたら主人がパソコンのスイッチを入れ回線につないで、「あ、、今朝はノルエーとアメリカからメールが来ているよ」主人は朝食のコーヒーを点てながらざっと目を通します。私は朝食片付けをして楽しみに読みます。ノルエーの北極圏の友達は、(永い夏期休暇の南への旅からようやく帰ってきた、雪はないけれど、空気は冷たい)という便り。アメリカの友達は私と同じ年くらいの女性で学校の先生、家族や友人との話とよく気があう。(明日から新学期の準備が学校で始まるの、昼は友達と食事の約束がしてあるわ、おしゃべりが楽しみよ)って便り。

がワープロでインターネットを始めたのは今から3年前でした。半年後、主人の誕生祝いにパソコンを購入して画面に写真や絵が出てきた時の感激を今も忘れることができません。すぐに我が家のホームページを作りました。大分の我が家から見える、由布岳(湯布院町)鶴見岳(別府市)をスケッチして毎月更新する、我が家の庭に今、咲いている花をスケッチして載せる、友の会などで習ってお気に入りのお菓子の作り方を図で分かりやすく載せる。ボランテイアで夫婦で関わっている「ゆふいん音楽祭」の情報を載せる、そんな形で続いている我が家のホームページです。

人が英訳してくれることで、外国からたくさんのメールがくるようになりました。(あなたのホームページの山や花を見ては慰められています)という北極圏の友人。(こんなお菓子も作るといいよ)とレシピを送ってきてくれるオーストラリアの青年。(ここの表現はこう書く方が分かり易いですよ)と英文をチェックしてアドバイスをして下さるアメリカに永年お住まいの日本人の方々や日本語を勉強しているというアメリカ人。(日本語ではこういう場合は何ていいますか)と聞いてきて、メール上で日本語教室になり、日本の企業に受かってしまったという香港の若者、(ゆふいん音楽祭は楽しそう)と言ってとうとう聞きにきてしまったアメリカ人。世界中に一杯友達が出来、我が家にも何人も泊りにこられました。

くの友達が出来る前に、パソコン通信で近くに新しい友達が一杯出来ました。年齢も性別も職種も越えてお付き合い出来ることが本当に幸せです。機械に疎い私たちを助けて下さるのもそういう方々です。少しずつ自分でも新しいことに挑戦、出来た時は本当に嬉しい。今は、もっと女性もインターネットに親しんでもらいたいと、プロバイダーの事務局の皆さんと「インターネットに親しむ女性の会」を2ヶ月に1回開くお手伝いをしたり、10月には大分市の工業展の中へインターネットに触れるためのコーナーを作って欲しいと言う市の要請に応えて、皆さんと10日間の運営をどうするか準備を始めた所です。

ームページもいろいろ内容も膨らんできて、友の会のお知らせのコーナーや我が家の日記、近くの田んぼのルポ「お米の出来るまで」という観察日記も作っています。 昨年はシリーズで、マウスで描いた絵と短いエッセイ「日本の大切にしたい季節の行事」を載せましたら、外資系の会社のイントラネットのカバーページに使わせてほしいとのメール、喜んで使ってもらっています。今年は私の幼い頃の遊びを季節感も込めて「日本の遊び」として出しています。(私の子供の頃の夏は全くこれと同じでした、今の子供が遊んでいるのはあんまり見かけませんね)と東京の方からのメールです。

レビや新聞から毎日のように情報がはいってきます。それと同時に世界の各地から友達の体を通した情報が寄せられます。世界地図を広げたり、大分や日本の歴史を尋ねられて図書館に行ったり、興味や視野が広くなります。(アメリカの男性は家事もよくしますね、)と書くと(いえいえ、する人はするけれどしない人もいますよ。)と、多様な捉え方、男性、女性ではない、個性を重んじる大切さを教えられます。

ソコンに向かう時、パソコンの向こうにやっぱり生きている人がいるということを常に感じます。主人は今、被爆体験を静かに語られたある方(故人)のページの翻訳を手伝っています。国内はもとより、海外からたくさんの感想が寄せられています。原爆を落とした国、落とされた国、と思うのではなく、人であるなら、その良心を揺さぶる言葉は世界共通なのだということを強く感じています。このページにも、原爆ドームの絵を描かせてもらいました。その絵を見る度に心が引き締まります。 (http://www.coara.or.jp/~ryoji/abomb/e-index.html)

日、時間をみつけては、マウスで絵を描き、ホームページを作り、友達にメールを書いています。世界の友達と心を通わすことが私たちに出来るささやかな世界平和の第一歩ではないかと思いながら。 来春は主人が永年勤めた会社を退職します。そうしたら、この各地の友達を尋ねて行きたいなと話し合っている所です。

mieko@fat.coara.or.jp