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1999年5月 : この一本 ・ ライラック

永野美恵子 : 大分市


イラック、というより、リラの花、という呼び方で私は昔からこの花に憧れていました。どこでこの花のことを知ったのか、あんまり記憶には無いのですが、多分、中原淳一の絵や本からだったのではないかと思います。昔むかし、いつも母が私たち姉妹に買ってくれていた目の大きな少女が表紙に書かれた本、その中で見たような記憶があります。
実際に、ライラックを見たのは、ずっと後だったように思います。紫の小花が房になって咲いているのをお友達の家で見つけて、ああ、これがライラックだ、ホントいい香りがする、と感激したことを覚えています。
いろいろ親切にして下さる、年上の方でしたが、引越しをされるというのでお手伝いに行きました。何でも好きなものを上げる、と言われて、遠慮も無く、このライラックが一枝欲しいといいました。挿し木をしようと思ったのです。でも、挿し木は無理とのこと、諦めたことを覚えています。


今から20年前、主人の仕事の関係でシカゴに住む事になった時、ライラック祭りというのがありました。友達の家で見かけて以来、なかなか見る事の無かったライラックです。それがシカゴでは、ブッシュのようになって家の垣根や公園に植えられているのです。そして、紫や白やピンクの花がたくさん咲いてあたり一面に良い香りが漂ってくる、そんな芝生に人々が集まってきてライラック祭り、ライラック色のドレスを着た一団がコーラスを披露してくれたり、アイスクリームを食べたりおしゃべりしたり、楽しいご近所付き合いの一こまでした。
我が家の庭を作るとき、絶対にライラックを植えたいと思いました。小さな苗を買って来て大事に育てました。3年目にやっと花が咲きました。ピンクの花でした。それから毎年、かわいい花を咲かせています。今はもう1本、紫の花の咲くライラックが欲しいなと思っている所です。

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