1998年7月1日、ジムさんの家を探検しました。

ジムさんの家はカリホルニア大学の敷地の中にあります。赤い屋根瓦のタウン・ハウス。4軒続きの中の1軒です。高台にあって庭からのながめは前方の家が一段低くなっていますから、緑の中に赤い屋根だけ見えて素敵です。丈の高いユーカリがさわさわと風に揺れて夜の9時ごろからの夕焼けが素晴らしく見とれてしまいます。
門を入るとジムさん手作りの池があって、ほてい草がたくさん浮いてその下から赤い金魚が泳いでいるのが見えます。池に影を作る橋を渡って玄関へ、お隣との境も芝垣風にしてあって、縁台まで置いてあり一歩門を入るともうここはジムさんの世界です。
玄関ドアを開けて室内へ、西陣織りの絵が額に入っています。ケースに入った兜や有田のお皿、扇子が飾られています。
2階に上がる階段の続きにはこんな素敵な「階段たんす」です。山口で求めたとのこと、風呂敷きや日本手ぬぐいを上手に使ってあります。
私たちが使わせてもらっている四畳半のお座敷です。違い棚にはお茶道具が飾られています。下の額は千宗室氏からの「オレンジカウンテイー支部顧問」の委嘱状が入っていました。右手は障子の出窓になっていて、棚にはお習字の稽古の道具が飾って置いてあります。
リビングの暖炉周りです。漆のお重箱まであるのにはびっくり。アメリカの人が上手に使う照明もスタンドのポールは漆の朱色をしていてそのこだわりに感心を致しました。掛け軸の字が読めなくて私はなんて情けない日本人かと思いました。
暖炉側から見たリビングです。テーブルも和風で普段は漆の文箱やお盆が置いてあるのに、それらをのけてしまって私のパソコン机に変身しています。奥はカウンター形式のキチンです。
一人暮らしのジムさんはとてもお料理が上手で、器用に手早く料理をしては私たちにご馳走して下さいます。キチンも自分の使いやすいように色々と組み立てて作っています。吊り棚も流し下も全部自分で取り替えてしまっています。今はワインラックを壁面の隙間に組み込み中。また壁の色を塗り替えたいと、色見本を壁においてどの色がいいか研究中とのこと。本当に何でも自分でする国だなと感心をしてしまいました。
玄関横から2階へ上がりました。壁には100−150年前に印刷されたという美しい楽譜が何枚か額に飾られています。パシフイックコーラスの団員でもある音楽好きのジムさんの大事なコレクションです。
ジムさんの書斎、マックがドンと置いてあります。壁にはいろんな受賞、感謝状などが飾ってあります。窓の上のシップは息子さんがコンピューターの3Dから作ったと言うアメリカンズカップのヨットだそうです。私たちはこの部屋からインターネット接続をさせてもらっています。
何でも自分で作ってしまうジムさんの仕事部屋?ガレージの壁です。いろんな道具が整然と置かれていました。主役の車はマツダRX7、そして今は動かないけれどご自慢のポルシェです。
今夜はジムさんが地域のボランテイアの会議に出席、そこで夕食は私とYさんで作ることにしました。冷蔵庫の材料をにらんで、さて、何を作ろうか、、二人でいろんな材料を探して中華料理に決めました。えびと貝柱の中華風炒め物、コーンと卵の中華風スープ、そしてサラダに前日の残りのタラモサラダの茶巾絞り、そして大根ときゅうりの即席漬け、帰宅したジムさんが、さあ、コアラ用に写真を!と言ったのが大変愉快でした。
ということで出来上がったお料理を前に記念写真です。ジムさんの食品庫には干し椎茸もチキンブイヨンもわかめもかつお節も片栗粉もあって、久しぶりの中華料理を楽しむことが出来ました。

ユーカリの揺れてカリフォルニア夏の風


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