2005年7月8日:日中交流シンポジウム
別府市ビーコンプラザにやってきました。今日は「国際会議場」でこれからの日中交流を考えるシンポジウムが開かれます

舞台正面には日本と中国の国旗が掲げられています。
大勢の人で一杯の会場です。開会です、司会の席にも、日中の国旗が飾られています。
大分県企画振興部審議監・井上礼子氏の挨拶です。地方レベル、民間レベルの分野横断的なものになるとうれしい、と話されました。
 
基調講演は日中国交回復前の「民間大使」西園寺公一さんのご長男の一晃(かずてる)氏です。北京大学を卒業されています。日中双方に深い理解と愛情をそそがれていることがわかる有益なお話でした。

・歴史は学ぶべきもので非難しあうためのものではない
・歴史は輝かしいものばかりではない、不名誉な歴史もある、経験を吸収し、教訓を学び賢くなっていくべき
・日中には二筋の道がある、一つはシルクロード、もう一つは雲南省で発した稲作の道

大変に深い関係があるが、違いを認めて学びあい、友好交流を深めることが大切、
本当にそうだと思いました。

EUとNAFTA(北米自由貿易協定)に対して東アジア共同体を探る動きのある今、日中関係、日中韓関係がとても重要になる、地域からの交流を盛んにというお話でした。
講演の後の休憩では展示を見て回りました。今日の演者・西園寺一晃(かずてる)氏の曽祖父にあたる西園寺公望氏に関する展示です。
明治の元勲・井上馨(聞多)伊藤博文、松方正義、梨本宮殿下をお見舞いに来て自身も療養をした西園寺公望たちが長期湯治をしたことで別府温泉が有名になったそうです。
シルクロードに魅せられて「シルクロードクラブ」を作って既に6〜7回訪れていると話された別府商工会議所会頭・高松右門氏の写してこられた写真の数々。
大分から上海への直行便のご案内。
今年、4月、中国では反日デモがおこりました。そのニュースとあわせて、大分と上海の係わりのニュースを見ました。
大分には西園寺公望氏を学祖とする立命館大学があります。その関係もあって、留学生の多い県になっています。その中でも特に中国からの留学生が多いです。
砂漠に木を植える運動を実践している団体もあります。大分県の人々が、現地の皆さんと協力して木を植えている様子を見ました。
大分合同新聞社報道本部長・神足博美氏の司会でパネルディスカッションです。
 
パネラーは、大分県観光・地域振興局長の楢本譲司氏、ツーリズム大分副会長千壽健夫氏、別府商工会議所会頭高松右門氏 立命館アジア太平洋大学教授守野友造氏、日本政策投資銀行大分事務所長山口泰久氏、ジェトロ大分貿易情報センター所長石原圭昭氏
地域からの交流には観光と経済の二筋の道がある。観光交流の観点から、また経済の面からみた中国と日本、そして大分との係わり、今後の問題点と目指すところ、などが統計の数字なども示しながらパネラーの皆さんから聞くことが出来ました。

今日のシンポジウムをきっかけに地方から経済、観光、文化、教育など様々な分野、幅広い世代による中国との交流を積極的に推進し、日中交流を築き上げる宣言文を採択して今日のシンポジウムは終了しました。
プログラム
開会
挨拶:大分県企画振興部審議監・井上礼子
基調講演:西園寺一晃氏
(休憩)
パネルディスカッション
シンポジウム宣言採択
日中交流月間の設定
閉会
 会場パネル展示
  1、西園寺公望公と別府市
  2、悠久のシルクロード
文責・写真:NPO観光COARA
永野