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2000年4月25日、アンザックディ、  by Mie
今日はオーストラリアはアンザックディです。第一次大戦時にトルコの戦線へニュージランドと共同で軍隊を送り勝ったことを記念しての大事な祝日で全国あちこちでパレードが行われます。

私たちはそのパレードを見るためにアデレード市内へやってきました。こんな自転車隊のおまわりさんも出ています。
 
市内各所に団体の集合場所が決めてあって、各団体が準備をしています。私たちにはバグパイプの演奏がとても珍しかったので写真を撮っていたら、大きなだちょうの毛の帽子を被せてくれました。大きくて重くて私は手で支えています。大太鼓担当の方で、身には毛皮をまとっています。背中には頭もついている毛皮です。
こちらは従軍看護婦さん、第一次大戦時の制服だそうです。
それぞれ当時の隊別にプラカードや旗を先頭に行進が始まります。当時の軍服の人や、背広に勲章をたくさんつけた人、腰の曲がった人など様々です。
若い人、お年寄り、いろいろな人が行進をしています。もう第一次大戦時の人は殆どいませんから、その関係の方が受け継いで行進に参加しています。
学生のブラスバンドのパレードもあります。
 
珍しいふるい車に乗ったり、車椅子の方もいたり、また、老人施設や教会などのバスで参加している人、本当にいろいろです。

こちらのバグパイプの楽隊のリーダーはかわいい男の子でした。一生懸命に指揮棒を振って歩いています。
市の中心部にある、兵士の記念碑です。今日は若い兵隊さんが銃を持って守っています。花輪がたくさん供えられています。この周りにはいろいろな戦死者の記念碑が取り巻いています。
プラタナスの並木が黄葉して美しい道を行進は続きます。
テレビカメラも何台も来て写しています。ここは貴賓席の側です。
 
アデレード市民の憩いの場所、ノーステラスと呼ばれるトレンズ川にかかる橋の上です。ここはたくさんの人がイスを持って来たり毛布をひいたりしてパレードを見ては手を振り、拍手をしています。
第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦、そして最近の国連軍参加などの軍隊が行進をした後は、現役の若い兵士の行進が続きます。何故かロバが先頭のグループもありました。
 
ジープが行進し最後は騎馬隊が行進をして終わりました。いろいろな国からの移民で形成されているオーストラリアはこうして国民としての意思を統一しているのかと思います。軍隊ということがいいのか悪いのか、世界の平和が実際に国連軍という軍隊で守られている現状を思うと簡単には答えの出せない問題です。しかし、今日行進をしていたお年寄りの方々が、実際にこのオーストラリアという国を築いてこられたということは確かな事実です。そういうことを確認する日かとも思いました。
 
パレードは流れ解散のようでした。トレンズ川の公園です。白い大きな屋根のフェステイバルセンターがあったり、きれいな噴水が出ていたりアデレードの代表的な景色です。
ノースからシテイへ戻ってきました。博物館へ続く公園のような道です。大きな木が木陰を作り、美しい花が咲いています。
 
左は博物館の建物です。その右には美術館、そしてアデレード大学と続きます。美術館に入ってオーストラリア絵画を中心に見ました。そしてテラスでランチを食べました。今日はオーストラリアの心に少し触れることの出来た日になったかなと思いました。