平成22年6月 園便りより


梅雨入り前のこの季節! とってもさわやかでお散歩に最適です。 虫や花を沢山探しました。

 もうすぐ梅雨に入るのでしょうが、六月になるというのに今年は気温が上がらず冷夏になるとの予想が出ています。 それにアイスランドの火山噴火による火山灰の日傘効果の影響も数年後に現れそうですし、昨年二月の園便りにも書きましたが、十一年周期で増減する太陽黒点数サイクルが乱れてます。 遅くとも一昨年には増加している時期ですが未だに活動が低調で、小氷河期に入るのではという学者もいるくらいです。 地球温暖化問題が大きく取り上げられていますが、実際の温度は逆方向に振れるかもしれません。前回の冷夏では米不足となりタイ米を食べた事を思い出しました。
 先日、東京での保育研修に参加して参りました。 その中で、読売新聞生活情報部の榊原さんの講演にはいろいろと考えさせられました。 日本の人口推移を見ると、いま何らかの手を打たないと急激な人口減少社会に突入し、年金問題だけでなく経済活動が停滞し日本全体がひからびた社会になるという話でした。 女性の高学歴、社会進出を阻害せずに出生数を上げて人口減少に歯止めを掛けさらに、人口を増やす方向に向かわせるのはとても大きな意識改革が必要なことは私にも理解できます。 講演では世界各国の人口政策について移民の受け入れや育児に関する公的補助などいろんなデーターについて話があり、その中には、日本より少子社会だったフランスが出生数を増加させた方法についての話もありました。 フランスでは、安心して子どもを産み育てられるように手厚い援助が行われ、給付金と共に保育施設が充実していること、給付金の金額は多いが保育施設の充実を行わなかったドイツでは出生数は伸びず減少を続けたため、この数年は方針を転換し育児施設の充実に努めているようです。 フランスでは、駅やデパートの階段でベビーカーを回りのみんなが運んでくれるらしく、子どもは社会の宝という意識が徹底しているのに対し、日本では児童虐待件数が年々増加していて、子どもが幸せな社会としては大きく差を付けられている気がします。二十年前、日本とフランスの出生数はほぼ同じでした、日本も、今、取り組めばまだ間に合いますよね…。 でもフランスでは子育ての公的サポートが充実した影響で、結婚しない出産が半数を超え、家族の枠組みはずいぶん変化してしまったようです。
 これからの日本は、人口減少社会で細々と生活していくのか、東南アジアや中国から大量の移民を受け入れて今の水準を維持するのか、発想を大きく変えて国の予算のかなりの部分を子育て支援に使って人口増を目指すのかという大きな分かれ道の時期なのです。 皆さんはどの道を選びますか?