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佐野元春 and The Hobo King Band

ライヴレポート総合編

THE BARN TOUR '98
1998/1/31(土) 福岡サンパレス(2日目) 開場 17:00/開演 18:00予定

 私にとっとは、元春の生でのライブは、9年前のナポレオンフィッシュ・ツアー
以来の体験でした。とにかく、この間ライブツアーはあっても地方には来てくれな
くなったので、元春のライブはビデオで見るしかなかったのです。しかし、今回は、
土曜日ということもあったし、チケットも何とか入手できたので、福岡まで列車で
元春に会いにいくことにした。ハートランドが解散してから、IHKB→HKBに
なったが、凄腕のミュージシャンの集まりであるHKBの演奏も楽しみでした。
福岡サンパレス
 余裕をもって出かけたので、かなり早く会場の福岡サンパレスに到着してしまっ
たが、ホールの海側の方には、4台の千葉ナンバーのライブ用の機器を運んでいる
トラックが4台とまっていた。トラックに書かれているライブツアーを示す文字も
なかなか格好いい。これをバックに記念撮影している人もいた。
ライブ機材を搬送するトラック
ライブ機材を搬送するトラック
 さて、やっと開場になり、ホールに入ると、テレビのモニタでヤングフォーエバ
ーの曲が聴こえてきた。ウッドストックでの録音の様子のようだ。アルマジロ日和
の前に上映されたフィルムの一部であろうか。これは、いずれツアー終了後に出る
であろうライブビデオに是非、収録して貰いたいものである。開演まで1時間もあ
るので、ツアー・パンフレットやTシャツ、マウスパッドといったツアーアイテム
を買ってしまった。マウスパッドは見る方向で「THE BARN」のジャケットの写真や
「The Hobo King Band」の6名の写真に変わるのでなかなか気に入っている。
 開演までの暇潰しも終わって、指定された席に座ってみる。福岡サンパレスは、
3階まであって 2,800名まで収容できるホールだが、私の席は1階の30列で後ろ
から2番目という位置で、ステージまで30mくらいの距離であるが、全体が見え
るので距離は気にならない。

 ステージの状況だが、左奥にドラムセット、真ん中から右にキーボード、ピアノ
キーボードと並んでいる。ステージの奥の壁には白いスクリーンが映し出されてい
て、HKBを示す王冠のマークが真ん中にあり、その下に「THE HOBO KING BAND」
の文字が映し出されている実にシンプルなものである。
 前置きはこれくらいにして、ライブであるが、とにかく感動、感動、感動…に尽
きる。元春が9年前と全然変わっていないくらい元気で、よく走る(笑)し、声も
全然問題ではない。(それに一番驚いたのは、よく喋ることだ)とにかくMCが多
く内容もなかなか面白い。(笑)最近お気に入りというMr.ビーンのまねらしき
仕草がライブ中とライブ終了後にあった。これからライブに行かれる方は是非、受
けてあげましょう。(笑)

 ライブ全体の感想であるが、もう音響が最初から大きくて圧倒されっぱなしって
感じで最後の方は、ちょっと気が遠くなりそうになりました。HKBの演奏につい
ても文句のつけどころがないくらい完璧なもので、改めて凄腕のミュージシャン達
であることを再認識しました。日本ではこれ以上の贅沢なバンドはいないでしょう。
ギターの佐橋コロちゃんも元気で、よくステージを右に左にと動き回っていました。
どの曲だったか忘れましたが、アンディ・フグの得意技である「かかとおとし」の
ような足を上にあげて下ろすのがとても格好よかったです。ドクターKYONも、
ギター、アコーディオン、マンドリン、キーボードと相変わらず多彩な楽器を操っ
て演奏していました。ベースのトミーは比較的動きが少なく、YUTAもドラムに
集中していて目立つことはありません。ANYキーボードの西本センパイは、髪が
長く伸びていて後ろで束ねていました。太り過ぎを悟られないようにか(笑)、ず
っとキーボード演奏に集中してました。ところでキーボードが2台あったんですが
曲によっては、西本センパイとKYONが入れ代わってましたが、どうしてなのか
気になってしょうがありません。

 今までどこの会場でも問題になっているハウリングですが、何度も「キー」とい
う音がありました。最初は気にしなかったのですが、何度も発生すると流石に気に
なりますね。音が大きいことが原因だと思うのですが、これからの会場ではもう少
しボリュームを下げてもいいのではと思いました。元春も演奏中の間奏に入ると、
突然、全速力でステージの左の方に走って消えていったりしていましたが、かなり
気になっていたのでしょう。途中のMCで「何度もピーピーいってごめんね」って
言っていましたが、元春のファンに対する心遣いは嬉しかったです。

 最後に、この「THE BARN」ツアーで特筆すべきことは何と言ってもノージさんの
「Small Town Talk」 のレポートであった「照明」の素晴らしさでしょう。ステー
ジの奥の壁には白いスクリーンがありますが、これと、その回り、そして元春を始
めとするHKBにさまざまな照明が七変化していきます。耳と身体に伝わってくる
HKBの素晴らしい演奏の音に、綺麗な「効果的」な「照明」が加わることで、ラ
イブ全体がとても視覚的にも素晴らしい物として目に映ります。ステージがシンプ
ルであってもここまで出来るとは驚きでした。「照明」を担当されていた酒井さん、
どうもありがとう。正に「佐野元春 and The Hobo King Band with SAKAI」と言っ
ても過言ではないくらいの素晴らしいライブショーでした。

P.S.

 この福岡でのライブから東京に戻ってから元春は、インフルエンザにかかって風
邪をひいて、始めて予定していたライブを延期するという事態になったみたいです
ね。実は、私もライブが終わってからインフルエンザで風邪をひいてしまいました。
今度のは本当に辛い症状です。ライブレポートもこのために遅れてしまいました。
だから、元春がやむを得なく渋谷と神奈川のライブを延期した気持ちが分かります。
佐野元春 and The Hobo King Bandのライブを楽しみにしていたファンにとっては、
とても残念なことでしょうが、元春の体調が戻るまでは我慢してあげて下さい。
 そして、佐野元春様、早く元気になってファンの前でいつものように素晴らしい
ライブを見せて下さい。それまでは、全国のファンが君の「ドクター」だよ。


(Beat goes on...)


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