ベルリンマラソン(9月30日)
●9月30日に行われたベルリンマラソン(85ヶ国から参加者総数31,406人)において、日本・積水化学の高橋尚子選手が史上初めて女子で2時間20分を切る世界最高記録(2時間19分46秒)を出し優勝、また男子はジョセフ・ヌゴレプスが優勝した。
この記録は、前世界最高記録(2時間20分43秒)を57秒上回るものであり、また高橋自身の持つ日本最高記録(2時間21分47秒)を
2分01秒上回る大記録であった。
また女子五輪優勝者が世界最高記録を出した例としては、ベノイト・サミュエルソン(ジョン・ベノイト)が1983年ボストン・マラソンで2時間22分43秒の世界最高を樹立した翌年のロサンゼルスオリンピック優勝に次ぐ快挙である。
更にベルリンマラソンでは2000年の松尾和美に次ぎ、日本人選手が2連勝したことになる。
ちなみに高橋選手は全体で36位でゴール。主要な日本男子選手は皆、高橋選手の前でゴールしております。(38位の選手までの結果はこちら・・・)
●ベルリンマラソン結果
女子
1. 高橋 尚子 (日本) 2:19.46 (世界最高記録)
2. Tegla Loroupe (Kenya) 2:28.03
3. Kathrin Wessel (Germany) 2:28.27
4. 寺崎 史記 (日本) 2:33.23
5. 杉原 愛 (日本) 2:34.56
6. Bev Hartigan (Britain) 2:36.02
7. Tina Maria Ramos (Spain) 2:36.25
8. Dagmar Rabensteiner (Austria) 2:38.03
9. Christine Stief (Germany) 2:38.52
10. Susanne Johansson (Sweden) 2:40.29
女子レース経過(記録、スプリットタイムはベルリンマラソンHPから転載、日本の新聞や各種サイトのデータと若干異なることに注意)
レースコンディションは気温11度、南東の風4m、湿度84%でスタート、終始曇り空で途中から小雨がぱらつくというものであった。
5km :16:44高橋はペースメーカー、ガードとともに最初から飛び出し、最初の5kmで前世界最高記録保持者テグラ・ロルーペを100m以上引き離し、その後もコンスタントに5km16分20〜40秒のペースを維持。前半のハーフを1時間9分48秒でカバーした。
10km :33:08
15km :49:30
20km :1:06:0925kmからの5kmを16分19秒(今レース最高のスプリット)でクリアーし、30kmラップタイムでついに前世界最高記録のペースを超えた。
25km 1:22:28
30km 1:38:59
35km 1:55:27
40km 2:12:09
40kmを超えたあたりから、やや疲れを見せた高橋であったが、最後まで気力は衰えずついに女性で初めて2時間20分を突破する大記録でゴールテープを切ったのだった。
2位は高橋に大きく遅れること8分17秒でロルーペ、次いで3位には地元ドイツのK・ベッセルが入った。昨年度同様、日本女子は上位に入り、寺崎史記が4位、杉原 愛が5位に入った。
●ベルリン・コースレコード(女子)
1. 高橋尚子(積水化学) 2001 2:19:46(WR)
2. T・ロルーペ(ケニヤ) 1999 2:20:43
3. C・マキャナン(アイルランド)1997 2:23:44
4. M・レンダース(ベルギー) 1999 2:23:58
5. M・ビクタギロワ(ロシア) 1997 2:24:46
6. K・ドーレ(ドイツ) 1994 2:25:15
7. M・レンダース(ベルギー) 1998 2:25:22
8. U・ピピッヒ(ドイツ) 1995 2:25:37
9. M・レンダース(ベルギー) 1997 2:26:18
10. 松尾和美(天満屋) 2000 2:26:15
高橋尚子 選手(積水化学)のプロフィル
生年月日 1972. 5. 6
自己記録 マラソン 2:19’46” (世界最高記録)
出身校 大阪学院大学 商学部
競技成績
98年 名古屋国際女子マラソン優勝(日本最高記録)
98年 IAAF国際グランプリ 5000m 優勝(日本女子史上初) 98年 アジア大会女子マラソン 優勝(日本最高記録更新)
00年 名古屋国際女子マラソン 優勝(オリンピック出場権獲得) 00年 シドニーオリンピック女子マラソン 優勝(日本史上初)
01年 ベルリンマラソン優勝(世界最高記録)
●高橋尚子全マラソン・スプリットタイム
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5km
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10km
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15km
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20km
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25km
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30km
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35km
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40km
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ゴール
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(1) |
17:30
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17:06
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17:37
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17:02
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17:08
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17:41
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18:48
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19:52
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2:31:32
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(2)
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17:41
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17:40
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17:21
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17:35
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17:53
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18:01
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16:06
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16:21
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2:25:48
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(3)
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16:37
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16:26
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16:13
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16:22
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16:30
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16:54
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17:09
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17:49
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2:21:47
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(4)
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16:51
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17:13
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17:15
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17:28
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16:51
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16:16
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16:22
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16:42
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2:22:19
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(5)
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17:00
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17:21
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16:59
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16:50
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16:38
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16:51
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16:47
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16:53
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2:23:14
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(6)
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16:44
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16:24
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16:22
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16:39
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16:19
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16:31
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16:28
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16:42
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2:19:46
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(1)1997.1.26 大阪国際女子マラソン 2.31.32 7位
(2)1998.3.08 名古屋国際女子マラソン 2:25.48 優勝 日本最高
(3)1998.12.06 アジア大会 2:21.47 優勝 アジア最高
(4)2000.3.12 名古屋国際女子マラソン 2:22.19 優勝
(5)2000.9.24 シドニー・オリンピック優勝
(6)2001.9.30 ベルリンマラソン優勝(世界最高記録)
ヌゴレプスは当初ペースメーカーとしての参加であったがそのままレースを続行し優勝した。これは昨年のビオットと同様の異例の快挙(?)である。
男子
1. Joseph Ngolepus (Kenya) 2:08:47
2. William Cheruiyot (Kenya) 2:09.08
3. William Kiplagat (Kenya) 2:09.55
4. 尾方 剛 (Japan) 2:10.06
5. Danilo Goffi (Italy) 2:10.35
6. Frederick Chumba (Kenya) 2:10.36
7. Makhosonke Fikha (South Africa) 2:10.47
8. Viktor Roethlin (Switzerland) 2:10.54
9. Tesfaye Eticha (Ethiopia) 2:11.19
10. Jimmy Muindi (Kenya) 2:11.42
男子レース経過
5km :15:33
10km 30:50
15km 45:52
20km 1:00:58
中間点 1:04:22
25km 1:16:08
30km 1:31:21
35km 1:46:19
40km 2:01:47
35km過ぎで、ヌゴレプスがペースをあげ、37kmでチェルイヨットを引き離し、結局2:08:47で優勝。2位はW・チェルイヨットで2:09.08、3位にW・キプラガトが2:09.55 ではいる。日本の尾方剛は2:10.06で4位ゴール。
●ベルリン・コースレコード(男子)
1. R・ダコスタ(ブラジル) 1998 2:06:05
2. J・キプロノ(ケニヤ) 1999 2:06:44
3. 犬伏 孝行 (日本) 1999 2:06:57
4. S・レレイ(ケニヤ) 1995 2:07:02
5. V・ルソー(ベルギー) 1995 2:07:19
6. J・キプロノ(ケニヤ) 1998 2:07:27
7. E・ラガト(ケニヤ) 1997 2:07:41
8. S・ビオット(ケニヤ) 2000 2:07:42
9. E・キマイヨ (ケニヤ) 1997 2:07:43
10. A・ペーニャ(スペイン) 2000 2:07:47
優勝したJ・ヌゴレプスはテグラ・ロルーペのトレーニングパートナー 。
昨年ロッテルダムで4位(2:08:49 )、今回この自己最高記録を2秒上回った。
なお今年のロッテルダムでは中途棄権している。
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