[GOWの部屋][音楽の部屋]


ここでは私の好きな楽曲、最近気になるミュージシャンなどについて語らせていただきます。


 

067.AKB48『ジャーバージャ』(2018/03/16


01.はじめに

 

AKB48の最新シングル『ジャーバージャ』が314日に発売されました。

今回は【タイプA】【タイプB】【タイプC】【タイプD】【タイプE】の5種類!が発売されていますが、僕はそのうちHKT48の楽曲が収録されている【タイプC】を購入。

以下その感想などを書いてみようと思いますので、読んで何か感じるものがあれば、あなたもどれか1枚でもぜひお買い求めくださいませ。

 

 

 

02.『ジャーバージャ』

 

初センターを務めるAKB48岡田奈々が率いる選抜メンバー27人が担当したシングル表題曲。

Akira Sunsetと遠藤ナオキ連名による作曲はマイナー調の日本人大好きメロディーですね。それを秋元康お気に入りのAPAZZIがディスコ風サウンド(バブルバム・ブラザーズ『Won't Be Long』)に仕立て上げています。ただどちらもディスコミュージックになり切れていないというか、そもそも「お前らディスコ世代じゃねえだろ?」といった感じがしてしまうんですよ。お三人様が何才なのかは全然知らないんですけど(笑)。

とにかく不思議なほど「腰に来ない」楽曲なのです。せいぜい上半身が緩やかに動く程度。ディスコと言えばやはり足が動かないと話にならないと思うのですが、『ジャーバージャ』は首や腕を動かしてフロウに乗るといった感じですね。だからディスコよりはクラブ寄りなんでしょうが、それをディスコ調に仕立てたところからして何だか妙なチグハグ感が出てしまいました。

秋元康の作詞は「良いことも悪いことも等しく巡って来る、それが人生よ」という内容。それを毎度お馴染みAPAZZIがのっぺりとした平板アレンジで念押ししています。個人的にはこの曲のウリをもっと前面に押し出す、メリハリの効いたアレンジの方が好きですが、巡り巡るループ感を表現するなら、この平板さもそれなりには成功しているのかなと。

MVを担当したのはYKBX監督。AKB48界隈ではあまり聞かない名前ですが、今回のCD全体のアートディレクションも担当しているデザイナーさんらしいです。そういう人にMV任せるとどういうことになるか、それは前作『11月のアンクレット』で痛いほど思い知らされたと思うのですが…(苦笑)。

もともとMVをどれほど撮って来た人なのか分からないのですが、一昔前のグリコ『ポッキー』だか『プリッツ』だかのCMであったあの「お祭り感」と、上図のような「AKB48MVならこれでしょ?感」とで出来ている今作MVは、そんなワケで既知感ハンパ無かったですね。どこかで見たことがあるイメージのつぎはぎといった印象。

もっと腕のある監督(失礼!)なら全然違う魅力的な作品が撮れたと思うのですが、最初からメンバーを「制服が着れる年齢組」と「制服が着れない年齢組」に分けてしまうあたり、極めて常識的と言うか、その範疇を超えて来るような人ではなかったと思いました。

そんなワケで全体的には凡作といった感じのMV。元が佳作といった程度の楽曲なので、まぁこれはこれでお似合いなのかも知れませんけども。

エンドロールバックで指原と岡田さんがマーチングバンドの中で踊っているところがあるのですが、最後の「オーライ!」のところの指原にはぜひ注目して見て下さいませ!さすがなところを見せつけてくれております☆

 

 

 

03.『ペダルと車輪と来た道と』

 

STU48選抜メンバー16人が担当した【タイプA】【タイプB】【タイプC】共通カップリング曲。

秋元康による作詞は「生きること」を「自転車をこぐこと」になぞらえた毎度お馴染みのものですが(笑)、GRP作曲のメロディーに乗ると、これが実に心地良いんですよねぇ(涙)☆これぞAKB48!という青春感そして疾走感。本当はこっちがシングル表題曲なんじゃないか?と思ってしまうデキでした。映画『DOCUMENTARY of AKB48』主題歌になっても全然おかしくないレベル!でも歌っているのはSTU48なんだけども…。

そしてやはりここでも特筆すべきは野中"まさ"雄一による見事な編曲です。僕が個人的に野中さんのアレンジが大好きというのもあるけど(笑)、ギター1本で静かに始まる冒頭からタンバリンなどを少しずつ加え、最後のサビへとなだれ込むこの見事な構築美を見よ(涙)!APAZZIの「ここが寂しいから音を足しましょう」という付け足しとは違うんですよ。全ての楽器がその役割を十全に果たしつつ、この曲のウリのために背一杯奉仕する。全体と個との見事な調和。野中さんの構成主義的なアレンジは、そのままAKB48の理想の姿を体現してもいるワケです!

『ジャーバージャ』はこの『ペダルと車輪と来た道と』を聴くために買うべきシングルでしょう。この曲の良さが分からないヤツは一生音楽なんか聴かなくても良い。そう断言したくなるほど愛しい楽曲です☆

MVを担当したのは大野敏嗣監督。楽曲を歌い踊るSTU48メンバーをただただ撮っただけの、いかにもな「アイドルMV」になっていました。

ただSTU48の衣装がどエライ可愛いのであります基本は白と青のマリンカラーなのですが、純白コートに大き目の青いリボンを配した衣装デザインは、奇抜な芸術作品?ロケーションと相まって、まさに「夢の国」といった印象☆

『ジャーバージャ』と違ってこちらの衣装は本家オサレカンパニーが担当したそうで、「あ〜」と納得(笑)。少女たちを可愛らしく見せる技がもう凄くて、これまた必見のMVになっております!ネットでも公開されているのかな?とにかく見ろ!そしてSTU48の魅力にメロメロになるがいい(繰り返すけど、ここに指原がいないのが本当に残念!もし指原がこの可愛らしい衣装を着てくれていたら…昇天)

 

 

 

04.『ぶっ倒れるまで』

 

HKT48選抜メンバー16人が担当した【タイプC】カップリング曲。

秋元康の作詞はバグベア作曲の音数多めのメロディーに触発され、もはや生では歌えないレベルの言葉の洪水になっていました(笑)。「ぶっ倒れるまでやり続けようぜ!付いて来れないヤツはとっとと消えな」。そう歌い上げる念仏ロックンロールですね、これは。

そしてこの曲もまたアレンジは野中"まさ"雄一が担当☆以前から言っていることですが、「AKB48とは指原莉乃の奇跡のことである」という秋元康の帯文にならって言えば、AKB48とは「井上ヨシマサの作るメロディー」であり、「野中"まさ"雄一の紡ぎ出すアレンジ」である。僕はそう信じています。

『ペダルと車輪と来た道と』と比べると、生音が減って打ち込み音が増えている気がしますが、これは「共通カップリング曲」と「タイプ別カップリング曲」の違い、要はかけられる手間と予算の違いでしょうか?

バリトンサックスのように聴こえる音もおそらくは打ち込みだと思うんですよ。でもドラムとギターだけは生音かな?今 CD6曲目のインスト版を聴きながらこの文章を書いているのですが、2番終わりでAKB調ギターソロに入る前のドラムとギターのジャムセッションなんか鳥肌が立ちそうなくらい格好良いです☆この全身から湯気が立ち上るかのような「熱さ」。野中さんは本当に音楽を「演奏している人」だと思うんですよ。それに比べると例えばAPAZZIは音楽を「作っている人」だと思う。丁々発止というか、演奏している間にどんどん盛り上がり、熱くなって行くようなあのグルーヴ感が無いんですよね。野中さんと違ってAPAZZIには。

…ただ唯一残念だったのは、『ペダルと車輪と来た道と』と同様、曲の終わり方があまりにも突然すぎたこと。アウトロが短すぎて「ええ、もう終わっちゃうの???」と残念でなりません!でもこの腹八分目感もまた野中さんの才能がなせる技なのかも知れませんね(笑)。

MVを担当したのはもうお馴染みのZUMI監督。メンバー同士の「戦い」に注目した内容になっていますが、上図のようにユーモアのセンスを忘れないところがとても良いですね。何と言っても神志那ダイナマイト結衣の凛々しい立ち姿よ(笑)☆AKB48でアフロと言えばもうOGの梅田彩佳を思い出さずにはおれないのですが、このアフロはただのファッションアフロではありません!そこのところはぜひMVを見て笑ってやって下さいませ。『ジャーバージャ』MVでもこのくらいの遊び心があったら良かったのにな〜。

なおここでもウチの指原さんの表情、そして表現力に圧倒されますよ。最後の最後、昔のMGM映画のライオンマークのように登場する指原のラストショットを見ちゃうと、「指原莉乃」というアイドルを同時代で見られた幸せについつい笑顔になってしまうこと間違いなし!

 

 

 

05.おわりに

 

今回はHKT48STU48の楽曲が収録された【タイプC】を迷わず買いましたが、正直表題曲の『ジャーバージャ』がイマイチすぎて、【タイプC】に関してはカップリング曲の方が遥かに出来が良かったなと思いました☆

おそらく『Won't Be Long』はこれからも多くのミュージシャンやアーティストにカバーされ続けるでしょうが、『ジャーバージャ』をカバーする人は金輪際出て来ないと思う。その程度の作品です。

果たしてこの曲を聴いて「踊ってみよう」と思った人がどれくらいいるのでしょうか?

何度も言っていることですが、『恋するフォーチュンクッキー』はイントロの冒頭、あの「♪ドンドンドンチャラララ、ドンドンドンチャララ」でもう決まりでした。この部分でもう「つま先から動き出す」んですよ。だからこそあの曲を聴いて「踊ってみよう」と思う人がたくさん現れた。

でも今作『ジャーバージャ』は、せいぜい首と腕を揺らしてリズムに乗るだけ。もともとのメロディーのせいなのか、それともアレンジのせいなのかは今も良く分からないのですが、この程度の曲を「ディスコ調」に仕立ててはいけないと思うんですよ。ファンクでもなければソウルでもない。ディスコでもなければクラブでもない。一体何なんだこれは?という、戸惑いだけが残る残念な楽曲。もっともそれゆえに、今までのAKB48には無かった新機軸だとは思うのですが!

そんなワケで今作はSTU48『ペダルと車輪と来た道と』を聴く(見る)ために買うのが正解でしょう。そしてタイプ別カップリング曲からひとつ選ぶとすれば、僕は迷わずHKT48『ぶっ倒れるまで』をオススメします☆他の楽曲は全然知らないんだけど、HKT48を聴いていればもう間違い無しですから(笑)!

 

 

 

 

 

『ジャーバージャ』/2018314日発売

 

【タイプA初回限定盤】

【タイプA通常盤】

[CD]

1.ジャーバージャ

2.ペダルと車輪と来た道と(STU48

3.愛の喪明け(SKE48

4.ジャーバージャ(off vocal ver.

5.ペダルと車輪と来た道と(off vocal ver.

6.愛の喪明け(off vocal ver.

[DVD]

1.ジャーバージャ(Music Video

2.ペダルと車輪と来た道と(Music Video

3.愛の喪明け(Music Video

 

【タイプB初回限定盤】

【タイプB通常盤】

[CD]

1.ジャーバージャ

2.ペダルと車輪と来た道と(STU48

3.下手を打つ(NMB48

4.ジャーバージャ(off vocal ver.

5.ペダルと車輪と来た道と(off vocal ver.

6.下手を打つ(off vocal ver.

[DVD]

1.ジャーバージャ(Music Video

2.ペダルと車輪と来た道と(Music Video

3.下手を打つ(Music Video

 

【タイプC初回限定盤】

【タイプC通常盤】

[CD]

1.ジャーバージャ

2.ペダルと車輪と来た道と(STU48

3.ぶっ倒れるまで(HKT48

4.ジャーバージャ(off vocal ver.

5.ペダルと車輪と来た道と(off vocal ver.

6.ぶっ倒れるまで(off vocal ver.

[DVD]

1.ジャーバージャ(Music Video

2.ペダルと車輪と来た道と(Music Video

3.ぶっ倒れるまで(Music Video

 

【タイプD初回限定盤】

【タイプD通常盤】

[CD]

1.ジャーバージャ

2.PositionAKB48

3.友達でいましょう(NGT48

4.ジャーバージャ(off vocal ver.

5.Positionoff vocal ver.

6.友達でいましょう(off vocal ver.

[DVD]

1.ジャーバージャ(Music Video

2.PositionMusic Video

3.友達でいましょう(Music Video

 

【タイプE初回限定盤】

【タイプE通常盤】

[CD]

1.ジャーバージャ

2.PositionAKB48

3.国境のない時代(坂道AKB

4.ジャーバージャ(off vocal ver.

5.Positionoff vocal ver.

6.国境のない時代(off vocal ver.

[DVD]

1.ジャーバージャ(Music Video

2.PositionMusic Video

3.国境のない時代(Music Video

 

 

 

 

 


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