この治療法を公開してよいかどうか迷いましたが、既に100回以上にわたって実際に行っており、
何らのトラブルも生じていないことから、公開してもよいだろうと判断しました。
人によっては、(1)痛みが残る、(2)何となく違和感が残る、ことがあります。
こういう反応をした人には、行いません。
上部胸椎のみ、腰部のみでも、効果は現れます。
1寸3分(40mm)、5番(0.25mm)のディスポ鍼以外は使ったことがありません。
現在では、ラスパーエースを使って通電しています。周波数は、心臓の鼓動に
合わせます。灸頭鍼はしたことはありません。
イオンパンピングは、効果的かもしれません。
遠赤外線は、身体が冷えている人には、必ず使います。
この方法を試される方は、ご自分の技術と経験に基づいて、
(1)腰椎のみ (2)上部胸椎のみ (3)中部胸椎のみ (4)下部胸椎のみ
に限定して、リスクを確認しながら始められる方がよいと思います。
写真のお二人は、体力のある人です。いわゆる虚証タイプの人ではありません。
高齢の人や虚弱な体質の人に行ったことは、一度もありません。
電気的な刺激が生じる所まで深鍼したことは一度もありません。

棘突起の間にすべて刺入しました。この患者さんは介護を仕事としているため、背骨にかかる負担が非常に大きく
時々「背骨が痛い」と言います。それを一発解消するのがこの鍼です。効果は背腰部全体に及び、皮膚の緊張ま
で緩んできます。遠赤外線で暖めますと、すやすやと眠ってしまいます。仕事で過労気味の人の人には、効果て
き面で、軽い局所の治療は、眠っている間に済ませてしまいます。硬めの鍼の方が使いやすいです。
実際の治療においては、脊柱起立筋群の硬結点にも置鍼します。
使用鍼(参考):山正 NEOディスポ 1寸3分(L=40mm)の5番(φ=0.25mm)

後ろから見たところです。一直線には入っていません。鍼は、棘間靱帯を避けて、棘間筋・多裂筋に入っているはずです。
ページの下のイラストを参照してください。
この状態で、足首を持ちあげ、膝を90度に曲げて左右に動かし、脊椎にひねり運動を加えることもあります。

ほぼ直線に鍼が並んだ例。こういう場合は、棘間靱帯に入っているかもしれません。
治療中の写真は、大急ぎで撮ることになります。 → カーテン閉めるのを忘れてる。

遠赤外線で暖めています。寒いときはとても快適です。この方は、第2腰椎がやや滑っていて、針が通りません。
斜めに刺さっている針は、2寸(60mm)8番(φ=0.3mm)の中国鍼です。
社会的にとても重要な仕事をしている人で、大変な激務です。ですから健康管理は大切です。
何歳まで現役で働く予定かを聴いて、計画的に治療をします。
そのほか、過酷な勤務を強いられている人たちは、たくさん居ます。
鍼灸師は、そういう人たちの健康維持という裏方の仕事をしています。
腰背部の解剖図
筋・筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome:MPS)に対する新しい神経ブロック
筋膜間ブロック(スキマブロック)から転載。
Pain Clinic Vol.31 No.4 (2010.4)