< 経験的推奨クラシック音楽 15 ( 清水さん・筆 ) >                            〔戻る〕

                   ※、記事に関してのご意見・ご感想は、清水まで、どうぞ。  


経験的推奨クラシック音楽 1     清水   200012102105

クラシック音楽は指揮者・演奏者次第です。同じ演奏者でも録音年で変わります。個人によって好みが大きく変わるようですが、いろいろ調べてみると共通感覚が見受けられます。CD再生装置(オーディオ)を選びます。

ブルーノ・ワルターの全作品
ワルターは暖かみのあるロマンチックな演奏で、クラシック音楽の永遠のスタンダードです。特に
 ハイドン交響曲88番「V字」100番「軍隊」 コロンビヤ響 SONY
 モーツァルト36番「リンツ」38番「プラハ」   同上
 ベートーヴェン1番 2番   同上
 ヴァイオリン協 フランチェスカッテイ   同上
 シューベルト 5番 9番「グレイト」   同上
 ブラームス 2番  ニューヨーク響 4番    同上
 マーラー1番「巨人」 2番  9番   同上

ジョージ・セル
水も漏らさぬ完璧さ、透明繊細なリリシズム
 
ドヴォルザーク8番(1970) クリーブランド響 SONY
 マーラー   4番     同上
 モーツァルト 協奏交響曲変ホ長調     同上
 R.シュトラウス 交響詩「ドン・ファン」「ドン・キホーテ」   同上
 「家庭交響曲」 同上
 シューマン1番「春」2番3番「ライン」4番  同上
 マーラー6番「悲劇的」 同上

デュ・プレ
音楽そのものと同化した天才女流チェリスト、あまりにも気の毒で泣けてくる
 エルガー、ディーリアス チェロ協奏曲 バルビローリ・ロンドン響   EMI
 ボツケリーニ、モン チェロ協奏曲 バレンボイム・イギリス室内管 同上
 シューマン、サンサーンスチェロ協奏曲 バレンボイム・ニューフィル管 同上
 サンサーンス「白鳥」他 Pジェラルド・ムーア 同上

マルタ・アルゲリッチ
強靱で比類ないテクニックとほとばしる情熱、しかも女性そのもの
 ショパン、リスト ピアノ協奏曲1番 アバド ロンドン響 グラモフォン
 チャイコフスキー ピアノ協奏曲3番 コンドラシン バイエルン響 フィリップス


経験的推奨クラシック音楽 2     清水   200012112140

オットー・クレンペラー
男性的なロマンチシズムを感じる指揮者、恋する男の音楽。
 メンデルスゾーン  3番「スコットランド」 4番「イタリア」  フィルハーモニー管  EMI
   同    劇音楽「真夏の夜の夢」 同上
 R・シュトラウス  メタモルフォーゼン   同上
 ベートーヴェン  荘厳ミサ曲      ニュー・フィルハーモニー管  EMI

オイゲン・ヨッフム
ブルックナーのスタンダード。重厚で且つまた繊細、奇をてらったところがないので飽きが来ない。
私の通勤途上自動車内音楽です。
 ブルックナー交響曲全集  ドレスデン国立管弦楽団(75〜80)   EMI
 ブルックナー宗教曲集 バイエルン放送響 グラモフォン
 カルミナ・ブラーナ ベルリン・ドイツ・オペラ管   同上

ハインツ・レーグナー
南フランス「アルルの女」の魔性の美しさを彷彿させるような、引きずり込まれるような演奏。
ただし以下3枚のみがすばらしい(今のところ)。
 「アルルの女」第一・第二組曲    ベルリン放送管       ETERNA(輸入盤)
 ワーグナー前奏曲集(マイスタージンガー他) ベルリン放送管 シャルプラッテン
 ワーグナー ジークフリート牧歌            同上

ヴィルヘルム・バックハウス
不滅のピアニスト、知らされないで聞くとかなり女性的な優しさもある。いろいろ聞いてみても帰っていく演奏。
 ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集(59〜69) ロンドン
 ブラームスピアノ協奏曲2番 ベーム ウィーン・フィル(67)ロンドン
  このCDは20世紀の名演といっても過言ではありません。

チョン・キョン・ファ
体当たりで頂点に上り詰めていくような女流ヴァイオリニスト。
 チャイコフスキー、シベリウス ヴァイオリン協奏曲     プレヴィン ロンドン響     ロンドン
 サン・サーンスヴァイオリン協奏曲、ラロ  スペイン交響曲 デュトア モントリオール響   同上


経験的推奨クラシック音楽 3     清水   200012162136

シェーンベルク<浄められた夜>
Seigo
氏のお好きな浄夜でお奨めなのは、私ももっている盤ですがラサール弦楽四重奏団 グラモフォーン(G)(82年)でこれは所謂定番で、クリアな響きが特徴です。オケですとカラヤン・ベルリン(G)(73年)がいいようです。クラシック音楽の場合自分の好きな曲は出ているCDを全部購入して聞き比べてみるのが楽しいですしそれぞれ、かなり相違があるようです。

フルトヴェングラー
クラシック音楽におけるドストエフスキ−のような存在。私の場合、フルトヴェングラーの以下の指揮によってクラシック演奏を直覚的に真に理解出来て、その後はどんどん進みました。
 ベートーヴェン 3番「英雄」 ウィーンフィル(52年)   EMI
 同 5番「運命」 同 (54年) 同
 同 9番「合唱」 バイロイト祝祭管 (51年) エンジェル

カラヤン
劇的なポピュラーな楽曲に真価を発揮する指揮者。21世紀にも折に触れて蘇りブレイクする人と見る。
 チャイコフスキー 5番       ウィーンフィル(84年) グラモフォン
 同 6番「悲愴」     同 (84年) 同
 オペラ間奏曲集   ベルリンフィル(67年)   同
 ヴェルディ序曲・間奏曲集      同 (75年)     同

マリア・カラス
文学性・演劇性・音楽性もろもろ勘案してオペラ界の女王。
 ベルリーニ 歌劇「ノルマ」  セラフィン指揮  ミラノ・スカラ座(60年)  EMI
 ビゼー   歌劇「カルメン」 プレート指揮   パリ国立管弦楽団(50年)   同
 プッチーニ 歌劇「トスカ」  サバータ指揮   スカラ座(53年) 同

アルバン・ベルク四重奏団
精緻で現代的なアンサンブルを聞かせる、しかもヒューマンな演奏。
 ハイドン  弦楽四重奏曲「76番五度」「77番・皇帝」「78番・日の出」(93年)  EMI
 モーツァルト   同 「18番」「19番・不協和音」 (89年)   同
 シューベルト   同   「14番・死と乙女」「13番・ロザムンデ」  (84年)   同
 ブラームス    同全集 (91年)   同

ヴラディーミル・アシュケナージ
叙情的な曲を詩的に演奏するピアニスト、微妙な陰影が美しい。
 ショパン「夜想曲全集」(75年)   ロンドン  
       寝入りばなによく流すCD、「別れの曲」も静かな演奏。夜想曲全集では今のところ一番。
 ラフマニノフ ピアノ協奏曲2番 ハイティンク指揮 アムステルダム・コン(84年)  ロンドン 


経験的推奨クラシック音楽 4     清水   200012212140

   作曲者ごとの聞き逃せない推奨盤をご紹介いたします。

シューベルト  
メロディー、歌に溢れた作曲家、もっと見直されると思う。
 交響曲8番「未完成」 ワルター ニューヨーク・フィル(58年) SONY
               フルトヴェングラー  ウィーンフィル(50年) EMI
 ピアノ五重奏曲<ます> レオンスカヤ(p) アルバンベルク EMI
 4つの即興曲          リリー・クラウス           キング
 ピアノ・ソナタ21番「遺作」  リヒテル    ビクター
 アルページョネ・ソナタ  ロストロポーヴィチ ブリテン キング
 歌曲集<美しき水車小屋の娘> フィッシャー・ディースカウ(71年)グラモフォン

シベリウス
これから真冬にかけてはまる。特に雪が風に渦巻いている中を車で飛ばして行くときなど聞くと、気分は北欧そのもの。
 交響曲全集・管弦楽選集  ベルグルンド指揮  ヘルシンキフィル他 EMI(96年)

ベルリオーズ
 幻想交響曲    シャルル・ミュンシュ     パリ管      EMI
      情熱の燃焼、クラシック音楽のすごみが伝わる強烈な演奏。

ドヴォルザーク 
 交響曲9番「新世界より」ケルケス  ウィーンフィル(60年)  ロンドン   
     いつ聞いても新たなる感動を呼び起こされる。

モーツァルト
 ブラームス クラリネット5重奏曲  ペイエ(モーツァルト)カール・ライスター(ブラームス)
         アマデウス弦楽四重奏団      グラモフォン
 ウラッハ  ウィーン・コンツェルトハウス四重奏 ウェストミンスター
         
クラシック音楽の至宝の曲の一つ、すばらしいの一言。

モーツァルト 
 
ピアノソナタ<トルコ行進曲>  リリー・クラウス   EMI
         
永遠の少女のような明るく可憐な演奏。

フォーレ
 
レクイエム  ミシェル・コルボ指揮  ベルン交響楽団 エラート
        
清明で敬虔な名盤、最近廉価版CDが出ましたね。

ラフマニノフ
 
交響曲2番  アンドレ・プレヴィン   ロンドン響(73年)    EMI
        
ロシア・吹雪・陽に輝く雪原、ロシア好きには必聴。

スメタナ
  
交響詩集<わが祖国>  カレル・アンチェル指揮チェコフィル   スプラフォン
        
名盤が多い中で劇的求心力で圧倒される、白熱の演奏。


経験的推奨クラシック音楽 5     清水   200012271929

モーツァルト    
モーツァルトは天使のように軽妙で、ひょうきんなところもあり、しかも悲しいほど美しい。長調から、ハラッと短調に転調していくところなど心憎いです。音楽の美・天上性をもっとも顕した天才音楽家。 

ピアノ協奏曲20番
 
ヴラディーミル・アシュケナージ ハンス・シュミット・イッセルシュテット指揮  ロンドン響   キング
 
グルダ  アバド指揮  ウィーンフィル(74年)  グラモフォン
 
ワルター(p)指揮も  ウィーンフィル(37年)  エンジェル
         
私は以上の3枚を持っていますが、アシュケナージが好きです。柔軟さがよい。

ピアノ協奏曲15番 16番
 
内田光子   ジェフリー・テイト   イギリス室内管(89年)    フィリップス
   
ピアノ協奏曲22番 23番
 ダニエル・バレンボイム(p)指揮も  イギリス室内管(77年)(67年)    EMI
  
ピアノ協奏曲27番
 バックハウス    ベーム指揮    ウィーンフィル(55年)  ロンドン

ディヴェルティメント1番・17番
 
 ウィーン八重奏団員(61年)  キング
        およそこのCDほどいつ聞いても、どんな状態でも飽きるということがない、睡眠導入曲としても最適。 



〔戻る〕