クロード‐ロラン作「アキスとガラテヤ」
とドストエフスキー

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クロード‐ロラン作「アキスとガラテヤ」
(ドイツのドレスデン美術館蔵)

、原画は、ネット上のこちらで見れます。

『未成年』の第3部第7章の2(新潮世界文学では、p565)
で、ヴェルシーロフは、ドレスデン美術館で見たこの絵の世界を「黄金時代」と呼び、のちに自分の夢の中に現れたものとして、回想して述べている。
『未成年』の中のその箇所の解釈としては、
中村健之介著『ドストエフスキー・生と死の感覚』(岩波書店1984年初版。市販中。)の中の
「4「黄金時代」の夢―楽園の生を支える気分」
が参考になります。
この「黄金時代」のイメージは、『悪霊』『おかしな人間の夢』などでも登場してくる。

※、下部中央には、青年アキスと彼を愛する美女ガラテヤの愛し合う姿が描かれ、画面右の断崖の上には、ガラテヤに恋こがれる一つ目の巨人キュクローポスが迫ってきている姿が見える。

クロード・ロラン
フランスの風景画家。16001682。プッサンとともにフランス古典主義絵画を代表する画家。
歴史や神話に取材した壮大な構図の作品が多く、光と大気に注目した風景画を描いた。「アキスとガラテヤ」も、オヴィディウス(ローマの詩人)の『変身譚』から得ている。ほかに、代表作として、「クレオパトラの上陸」「シバの女王の乗船」「落日の港」など。