ドスト氏99の謎                                                                                        




                           ドスト氏という人物やその作品やその周辺のことに関して、
                             ・謎や疑問としてこれまで研究者たちの間で議論されてきた事項、いまだ定説のない事項
                             ・私たちがその真相や実態をもっと詳しく知りたいと思う事項
                           を、「謎」という呼び名で、99ほど選び、以下に、1〜99として、疑問文の形で掲げました。


< ドスト氏という人物をめぐる謎・99 > 

.ドスト氏の背丈はどのくらいだったか。 
    (
見た人によって、「やや低くて小柄な感じだった」「中背」「普通よりも、やや高い」など、異なる印象の証言があり。)

.ドスト氏の視力はどの程度だったか。ドスト氏は眼鏡をかけることがあったのかどうか。 
3.ドスト氏はどういうをしていて、話し方にはどういう特徴があったか。   
生前に撮られたドスト氏の写真や描かれた肖像や刻まれた彫像は、ドスト氏関係の本などでよく見かけるが、
  まだ日本に紹介されていない分も含めて、いったい、いくつあるのか。

.小沼文彦氏(ドスト氏の作品の翻訳家)の、ドスト氏は日頃ほとんど笑うことがなかった、という指摘は正しい
  のかどうか。[ドスト氏の性格の明るさやユーモア度]
☆△

6.自ら語った「猫の活力」とは何か。[ドスト氏の心身の生命力・活力] 
7.ドスト氏の頭の回転の速さや記憶力はどの程度のものだったのか。[ドスト氏の頭の良さ☆△

8.ドスト氏は晩年に至るまで、夜の営みは絶倫であり、性豪だったというのは本当か。[ドスト氏の性生活]☆△  
9.ドスト氏は、青年期はおくてだったというのは本当か。[ドスト氏の思春期・青年期における恋愛]
☆△ 
10.アンナと結婚したのちはドスト氏は浮気はしていない、というのは本当か。
11.ドスト氏が作品や著述を通して示した予見・予言の才にはどういった背景が考えられるか。▲★ 
12.ドスト氏の幻聴体験・幻覚体験は、どういったものだったのか。☆△ 


<ドスト氏の思想信条をめぐる謎> 

13.ドスト氏は、実生活においては、「信仰の人」だったのかどうか。▲★ 

14.ドスト氏は当時のロシア正教会を実際どう見ていたのか。☆△▲  
   ドスト氏の信仰したキリスト教は、どういったキリスト教だったのか。☆□ 

15.4年間の流刑生活の間の、ドスト氏の言う「信念の更生」とは、どういったものだったのか。☆ 
16.ドスト氏が説いた「生ける生(ジヴアヤ・ジーズニ)」とは何か。
17.ドスト氏は「
終末」「イエスの再臨」「死者の復活」「新しき生、新しき世界(新しきエルサレム)
   を信じていたのかどうか。その各々の内容はどういったことか。
▲  
18.ドスト氏は死後の世界について、どう考えていたのか。 

   てんかんによって仮死状態に陥っている間、死後の世界を垣間見(かいまみ)るような体験はあったのかどうか。◎ 

19.ドスト氏にはフリーメーソンとの関わりはあったのかどうか。
20.ドスト氏の
「イスラム教・マホメット」観はどういったものだったか。  
21.ドスト氏は、トルストイに比べ、仏教思想や東洋思想(老荘思想・儒教など)にどの程度接していたか。 
22.ドスト氏が対外戦争を賛美し宣揚した事情や背景として、どういったことが考えられるか。 

23.ドスト氏のツアリー(ロシア皇帝)崇拝の事情や背景として、どういったことが考えられるか。


<ドスト氏の性癖や趣味をめぐる謎> 

24.ドスト氏の読書癖の実態はどういったものだったか。
   ドスト氏が広く読書し得た背景として、どういったことが考えられるか。

25.ドスト氏がラファエロ作「システィナのマドンナ」をこよなく愛したのはなぜか。

26.ドスト氏がワグナーの曲が嫌いだったわけは何か。[ドスト氏の音楽の好み▲]◎  

27.ドスト氏にひそかな深酒癖は無かったのかどうか。 ドスト氏が甘党だったのはなぜか。★  

28.ドスト氏には、男色体験(オカマをほられるなど)、あるいは男色趣味はあったのかどうか。★  
29.ドスト氏は、どの程度のフェミニストだったのか。[ドスト氏の女性観]  

30.ドスト氏のドイツ(ドイツ人)嫌い・ポーランド(ポーランド人)嫌い・ユダヤ人嫌いの理由や背景は何か。★  

31.生前、ドスト氏は日本のことをどの程度知っていて、また、日本にどの程度関心があったか。 

32.ドスト氏が、ふつう言うところの日記、を書かなかった事情は何か。

 

<ドスト氏の家系や子孫をめぐる謎> 

33.ドスト氏の祖先は何人(なにじん)か。次女が主張したウクライナ人説は正しいかどうか。☆△  

34ドスト氏の血筋は現在も残っているのか。☆△▲★


<ドスト氏の家族や友人知人をめぐる謎> 

35.ドスト氏が16歳の時に病死した母マリアは、どういった女性だったのか。

  ドスト氏は母からどういった影響を受けているか。☆ 

36.ドスト氏が18歳の時に領地の農奴に殺された父ミハイルは、実際、どういった人物だったのか。○△

   また、この父が農奴に殺されたわけは何か。

37.ドスト氏は父の死を願っていたのかどうか。もし願っていたとするなら、なぜ願っていたのか。 

   父ミハイルは、ドスト氏にどういった影響を与えたか。

38兄ミハイルはどういった人物だったのか。○  ドスト氏が逮捕された際に兄ミハイルはドスト氏を官憲に売った、
   というのは本当か。
★   

39.愛人アポリナーリヤ・スースロワとの密会はどういったものだったのか。☆△ 

40.最初の妻マリアとの7年間にわたる夫婦生活はどういったものだったのか。


<ドスト氏が影響を受けたり関係や交渉があった人物をめぐる謎> 

41.ドスト氏及びその創作に強い影響を与えている作家や思想家は誰と言えるか。○△

42.ドスト氏は、同国同時代人として、トルストイとどの程度交渉があったか。

   二人は、お互いをどう思っていたか。☆△ 
43.ドスト氏のツルゲーネフとの仲違(なかたが)いの原因は何だったのか。 
  

<ドスト氏の生涯の事跡をめぐる謎> 

44.青年期におけるドスト氏の少女凌辱事件は実際にあったのかどうか。☆△ 
45.ドスト氏にてんかんの発作が初めて起きたのはいつか。
46.ドスト氏の持病の
てんかんは、どういった種類のものか。☆△  
   ドスト氏がてんかんの発作時に得る神秘体験は事実かどうか。
47.「ペトラシェフスキーの会」に参加していた時期の仲間との共同生活の実態はどういったものだったのか。☆△
48.「ペトラシェフスキーの会」でのドスト氏の思想や活動の過激度はどの程度だったのか。○   
49.ドスト氏は直前まで、銃殺刑の特赦を知らなかったのかどうか。

50シベリア流刑時代の囚役や囚人たちとの監獄生活は、実際、どういったものだったのか。 

   ドスト氏が流刑期間の4年間を生き延び得たのはどういう事情によるか。 

51.シベリア流刑後も、ドスト氏は、官憲の監視を受けていた、というのは本当か。  
52.流刑後の、セミパラチンスクでの、5年余りのシベリア守備大隊としての服役生活はどういったものだったのか。   

53.ドスト氏が生涯債鬼に追い回された事情としてどういったことが考えられるか。☆△ 

54.ドスト氏の浪費癖の事情としてどういったことが考えられるか。 

55.アンナと結婚後すぐに妻と欧州旅行に出発した理由は何か。☆△
   その旅行が4年2ヶ月余りの長い欧州滞在となったのはなぜか。
☆△  

56.ドスト氏のルーレット狂の原因や動機は何か。  
   欧州長期滞在を終えての帰国後、ルーレット狂が消えたのはなぜか。☆△ 

57プーシキン講演は、なぜあんなに聴衆を熱狂させ得たのか。

58.ドスト氏の死因は何か。☆△▲ 
   文学の神がいるなら、文学の神はなぜ、『カラマーゾフの兄弟』の続編を完成させることなく、ドスト氏を天
   に召してしまったのか。
 
59.ドスト氏の最期の様子や最期の言葉はどういったものだったか。   
   ドスト氏は自己が迎える
に対してどういう態度を持っていたか。

 

<ドスト氏の作品や小説の内容をめぐる謎> 

60.ドスト氏が作中でしばしば述べている「ネワの幻」とは何か。☆△ 
61.『貧しき人々』の発表後、シベリア流刑までの作品は当時の批評家の評判が低かったのはなぜか。☆△
62『地下室の手記』は、どういう点で、ドスト氏の創作における転換点や要(かなめ)と言われるのか。☆△ 

63.『罪と罰』は、ラスコーリニコフに父親が不在、という設定になっているのはどういうわけか。

64.『罪と罰』において、ラスコーリニコフはソーニャとの間に肉体交渉はあったのかどうか。☆△★ 

65.『罪と罰』の、ラスコーリニコフという人物とその犯行、および、彼の老婆殺害には、モデルがあったのかどうか。☆△

66.少女を犯し彼女の縊死を傍観するという非道の内容(ドスト氏にも過去に少女凌辱疑惑あり)を含む「スタ
   ヴローギンの告白」の章
を出版社に送るという大胆な思い切ったことをドスト氏がしたのは、ドスト氏のどう
   う考えや事情によるのか。

67.連載から外された「スタヴローギンの告白」の章は、その後、どうなったか。 
   「スタヴローギンの告白」の章が外されたために『悪霊』が途中一年間も中断された間、『悪霊』のそのあ
   との内容はどう変更されたのか。
☆△★   

68.「スタヴローギン=インポ(性的不能者)」説は正しいかどうか。□  

69.清水正氏の「スタヴローギンの死は他殺である」とする説は正しいかどうか。

70.清水正氏の「ピョートル=二重スパイ」説は正しいかどうか。

71.『未成年』において、アルカージイの、ロスチャイルドになるという当初の野望は結局どうなったのか。 
72.『悪霊』『未成年』などで述べられる「黄金時代の夢」とは何か。☆△

73『未成年』は、日本では、五大小説の中でも影が薄いのはなぜか。☆△
   本国や他国ではその点はどうか。 
74.『カラマーゾフの兄弟』の最初に置かれてある文章「作者より」の書かれた時期はいつか。★ 作者の
   その意図は何か。

75.題名『カラマーゾフの兄弟』の「カラマーゾフの」の意味内容は何か。☆△ 

76『カラマーゾフの兄弟』の続編をドスト氏は実際どういう内容として構想していたのか。☆△    
77.シベリア流刑後の二作品(『伯父様の夢』『スチェパンチコヴォ村とその住人』)がいずれも喜劇ふうの作
   品になった背景や事情は何か。
☆ 


<ドスト氏の創作過程、小説の文体、作品のモデルや典拠、をめぐる謎> 

78.ドスト氏は、債鬼に追いまくられて書き、内容や構成を十分に整理できずに書いた、というのは正しい
   かどうか。
  

79.深夜の創作活動や昼間の口述筆記は、どういったふうになされたのか。

80.ドスト氏の小説の原ロシア語の文章は悪文なのかどうか。
81.『罪と罰』以前の各作品には、その創作ノートは無かったのかどうか。

82.愛人だったアポリナーリヤ・スースロワは、どの登場人物のモデルとなっているか。☆△  

83妻アンナは、ドスト氏の小説においてモデルになっていないのかどうか。モデルになっていないとすれば、
   それはなぜか。
☆ 
 
  兄ミハイルは、ドスト氏の小説においてモデルになっていないのかどうか。モデルになっていないとすれば、
   それはなぜか。
    
84.ドスト氏自身や過去の自身の体験をかなりの程度モデルにしている登場人物や内容として、どの登場人物
   や内容が考えられるか。[ドスト氏の小説の内容の、ドスト氏自身をめぐるモデル度・体験度]
☆△▲★


<ドスト氏の小説の特徴・手法をめぐる謎>

85.ドスト氏の作品に、自然(山や海など)を舞台にした場面や自然描写が少ないのはなぜか。
     ( あるいは、(かわや)の場面やトイレに行くシーンがほとんどないのはなぜか。 ) 

86.ドスト氏は小説の登場人物の多くを、最後にまたは途中で他殺・自殺の形で死なせているのは、
   どういう事情によるか。★
 
87.ドスト氏が作中で、幸福の絶頂にいる登場人物に、決まって、むごい仕打ちをするわけは、何か。★
88.ドスト氏の小説の作中における短時日性は、どういった事情によるのか。☆△   

89.ドスト氏の小説を、バフチンの言う「ポリフォニー小説」と称するのは、妥当かどうか。☆△
90ドスト氏が創始した小説の手法として、どういった手法が指摘できるか。☆△  
91.ドスト氏が歴史物をほとんど書き残さなかったわけは何か。 

92.ドスト氏には戯曲を書く考えはなかったのかどうか。☆ 
93ドスト氏の小説の欠点としてどういう点が指摘できるか。▲★ 

 

<ドスト氏の後世への影響をめぐる謎> 

94.ドスト氏の作品や思想はナチスにどの程度影響を与えたのか。☆△  

95.ロシア革命後のレーニンの時代やスターリン時代に、ドスト氏の作品や思想はどういう待遇を受けたか。
                              96ニーチェは、ドスト氏の作品・思想からどの程度影響を受けているか。☆△  
                              97.ドイツやフランスやアメリカの作家に比べて、イギリスの作家にはドスト氏の作風を嫌う者が多いが、なぜか。
                             
98日本の近現代の主要な文学者や思想家は各々、ドスト氏から、実際、どの程度影響を受けているか。
                             
99.中央政府の政治家をはじめ、現代のロシア人は、ドスト氏文学をどう受けとめ、どの程度読み、どう思っているの
                                 か。



                                            *     *     *     *  


                           各々の事項については、
                             ・これまで大体わかっていること
                             ・書き込みボードで行われた意見交換の記事も含めて、その事項についての、自他による種々の見解
                             ・その事項について述べている本や論文、参考になる文献、関連内容
                           などを、今後、リンクさせた各ページに、少しずつ、掲載・追加掲載していく予定です。
                             ( ページ内の他のコーナーに、その考えられる答えをすでにある程度記している分
                              もあり。 → ▲(すでにリンクしている分もあり)を付した項。 
                              ★を付した事項は、過去にボードで話題になったことあり。)
                           事項自体についても、皆さんからの意見も取り入れて、今後、新しく追加していき、事項内容の出入りもある予定。

                            冒頭の番号を
赤字にした事項は、これまで研究者たちの間でしばしば研究され議論されてきた、知られた事項。
                            冒頭の番号を
青色にした事項は、私たちの独自の着目や問題意識から、主催者側で独自に取り上げ、問いか
                            けている事項。
                            番号を太字にした事項は、主催者側として特に関心がある事項。
                            
を記した事項は、いまだ定説がない事項。
                            
を記した事項は、その答えが大体知られている事項。
                            
を記した事項は、その事項についての証言や指摘を、主催者がいくらか聞いたことがある事項。
                            
を記した事項は、その研究や検証がまだ十分には行われていない、と主催者が思っている事項。
                            
を記した事項は、その方面の研究や検証をほとんど聞いたことがない事項。
                            
を記した事項は、ドスト氏ファンの中でもあまり知られていない内容を含む事項。
                            各々のうしろの[   ]は、その事項で触れたいテーマ内容の要約。