全集

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戦後に出版されたものとして、

河出書房新社版
米川正夫個人訳の愛蔵決定版。全20巻・別巻119691971年刊。現在、全巻品切れ中。

新潮社版
江川卓・工藤精一郎・原卓也を初め11名による分担訳。全27巻・別巻119781980年刊。現在、絶版中。

筑摩書房版
小沼文彦個人訳。19621991年刊。全22巻・別巻1現在、全巻品切れ中。

があり、

全巻揃いの分は、図書館で閲覧するか、古書店で入手する必要がある。 
      
上の各全集は各々長所はあるものの、
その中でも特に、
新潮社版、筑摩書房版の一部は、ロシア本国における近年までの校訂作業・研究成果に基づいて編集された最新の本国のテキスト『ドストエフスキー30巻全集』(ソ連科学アカデミー・ロシア文学研究所1972年〜1990年刊。)を踏まえて訳出した分が含まれており、原作・原資料に近いテキストの訳と言える。
 
筑摩書房版では、書簡集や『未成年』の創作ノートなどは全訳している。これまでの全集にその全部は収録されていなかった雑記帳(1860年から1881年までの分)を収めた『ドストエフスキー未公刊ノート』(小沼文彦訳)が、 1997年の7月に、筑摩書房から、上の筑摩書房版の補足の形で刊行されている。



河出書房新社刊
愛蔵決定版ドストエフスキー全集

20巻・別巻1
米川正夫個人訳。
1969
1971年刊。
現在、全巻品切れ中。重版未定。

・巻1―貧しき人々、分身、プロハルチン氏、九通の手紙に盛られた小説、主婦、ポルズンコフ
・巻2―スチェパンチコヴォ村とその住人、弱い心、人妻と寝台の下の夫、正直な泥棒、クリスマスと結婚式、白夜
・巻3―虐げられし人々  
・巻4―死の家の記録、ネートチカ・ネズヴァーノヴァ
・巻5―地下生活者の手記、初恋、伯父様の夢、いやな話、夏象冬記、鰐
・巻6―罪と罰、創作ノート
・巻7―白痴() ・巻8―白痴()創作ノート、賭博者
・巻9―悪霊()
・巻10―悪霊()創作ノート、永遠の夫
・巻11―未成年、創作ノート、覚え書き「偉大なる罪人の生涯」
・巻12―カラマーゾフの兄弟()
・巻13―カラマーゾフの兄弟()創作ノート
・巻14―作家の日記() … 小説としては、短編「ボボーク」「キリストのヨルカに召されし少年」「百姓マレイ」「百歳の老婆」「宣告」、中編「おとなしい女」を所収。 
・巻15―作家の日記() … 小説としては短編「おかしな人間の夢」「現代小説から取った暴露小説のプラン」を所収。
・巻16―書簡() 〔年代順に並べて収録〕
・巻17―書簡() 〔年代順に並べて収録〕
・巻18―書簡() 〔年代順に並べて収録〕
・巻19―論文・記録()  … 「ロシヤ文学について」(p6p155)、「政治論」(p181p256)、「ペテルブルグ年代記」(p276p332)、「ペテルブルグ」(p310p332)、他。
・巻20―論文・記録()補遺 … 「実生活と文学における地口」(p128p139)、「土地主義宣言」(p170p199)、「シベリヤノート」(p262p273)、「手帖より」(p273p301)、他。
・別巻―ドストエーフスキイ研究〔「生涯」「作品」「参考文献」「あとがき」、 付録1 ― ドストエーフスキイ年譜、ドストエーフスキイ文献、付録2 ― 米川正夫「略年譜・翻訳年表」〕







新潮社刊
決定版ドストエフスキー全集
27巻・別巻1
江川卓・原卓也・小泉猛・工藤精一郎・木村浩・小笠原豊樹・水野忠夫・千種堅・工藤幸雄・川端香男里・染谷茂の分担訳。
1978
1980年刊。
現在、全巻が絶版中。
        
・巻1―貧しき人びと(木村浩訳)、分身(江川卓訳)、九通の手紙にもられた小説(小泉猛訳)、プロハルチン氏(小泉猛訳)、家主の妻(千種堅訳)、ポルズンコフ(小泉猛訳)
・巻2―弱い心(工藤精一郎訳)、正直な泥棒(工藤精一郎訳)、クリスマス・ツリーと結婚式(木村浩訳)、他人の妻とベッドの下の夫(小泉猛訳)、小英雄(木村 浩訳)、白夜(木村浩訳)、ネートチカ・ネズワーノワ(水野忠夫訳)
・巻3―ステパンチコヴォ村とその住人(工藤精一郎訳)、伯父様の夢(工藤幸雄訳)  
・巻4―虐げられた人びと(小笠原豊樹訳)
・巻5―死の家の記録(工藤精一郎訳)、いまわしい話(工藤精一郎訳)
・巻6―冬に記す夏の印象(小泉猛訳)、鰐(原卓也訳)、賭博者(原卓也訳)、地下室の手記(江川卓訳)
・巻7―罪と罰(1) (工藤精一郎訳)
・巻8―罪と罰(2) (工藤精一郎訳)、永遠の夫(千種堅訳)、 
・巻9―白痴(1) (木村浩訳)    
・巻10―白痴(2) (木村浩訳)
・巻11―悪霊(1) (江川卓訳) 
・巻12―悪霊(2) (江川卓訳)
・巻13―未成年(1) (工藤精一郎訳)
・巻14―未成年(2) (工藤精一郎訳)
・巻15―カラマーゾフの兄弟(1) (原卓也訳)
・巻16―カラマーゾフの兄弟(2) (原卓也訳)  
・巻17―作家の日記(1) (川端香男里訳)
・巻18―作家の日記(2) (川端香男里訳)
・巻19―作家の日記(3) (川端香男里訳) 〔巻末に、「重要な人名・事項の索引」あり。〕
・巻20―書簡(1) (工藤精一郎訳) 〔父母兄弟への手紙〕
・巻21―書簡(2) (原卓也訳) 〔シベリア時代と女友達への手紙〕
・巻22―書簡(3) (江川卓訳) 〔作家、編集者への手紙〕
・巻23―書簡(4) (木村浩訳) 〔妻アンナとの往復書簡〕
・巻24―評論(1) (染谷茂・原卓也訳)
・巻25―評論(2) (染谷茂・原卓也訳)
・巻26―創作ノート(1) 〔『罪と罰』創作ノート(工藤精一郎訳)、『白痴』創作ノート(木村浩訳)、『悪霊』創作ノート(江川卓訳)、「シベリア・ノート」(染谷茂訳) 〕
・巻27―創作ノート(2) 〔『未成年』創作ノート(工藤精一郎・安藤厚訳)、『カラマーゾフの兄弟』創作ノート(原卓也訳)、「大いなる罪人の生涯」(江川卓訳)、「実現されなかったプラン」(江川卓訳)、「手帳より」(江川卓・工藤精一郎・原卓也訳)、補遺 〕
・別巻―「年譜」(レオニード・グロスマン作成。松浦健三訳。)
、出版記念の付録として、「ドストエフスキー・アルバム」(江川卓・原卓也編)と冊子「ドストエフスキー読本」(31ページ)も、同時刊行。


   

筑摩書房刊
ドストエフスキー全集
22巻・別巻1
小沼文彦個人訳。
1962
11月〜19916月刊。
現在、全巻が品切れ中。

※、20148月に巻2・巻3のオンデマンド本(注文後に印刷される本)が刊行。)
 
・巻1―貧しい人々、二重人格、プロハルチン氏、九通の手紙からなる小説、おかみさん、ポルズンコフ、弱気、正直な泥棒、クリスマス・ツリーと婚礼 (19631月初版)
・巻2―他人の妻とベッドの下の夫、白夜、ニェートチカ・ニェズヴァーノヴァ、小さな英雄、スチェパンチコヴォ村とその住人 (19645月初版)
・巻3―おじさんの夢、虐げられた人々 (196211月初版) 
・巻4―死の家の記録、いやな話、冬に記す夏の印象 (19703月初版)
・巻5―地下生活者の手記、クロコディール()、賭博者、永遠の夫 (196810月初版)
・巻6―罪と罰 (19636月初版)
・巻7―白痴 (19634月初版)
・巻8―悪霊 (19674月初版)
・巻9―未成年 (196210月初版)
・巻10―カラマーゾフ兄弟(1) (19639月初版)
・巻11―カラマーゾフ兄弟(2) (196310月初版)
・巻12―作家の日記(1) (197612月初版)
・巻13―作家の日記(2) (19806月初版)
・巻14―作家の日記(3) (198011月初版)
・巻15―書簡集(1) 〔年代順に並べて収録〕 (19721月初版)
・巻16―書簡集(2) 〔年代順に並べて収録〕 (197310月初版)
・巻17―書簡集(3) 〔年代順に並べて収録〕 (19752月初版)
・巻18―創作ノート(1)〔 『罪と罰』創作ノート、『悪霊』創作ノート〕  (198312月初版)
・巻19A ―創作ノート(2)〔『未成年』創作ノート(全訳) (19916月初版)
・巻19B ―創作ノート(3)〔「シベリヤ・ノート」(全訳)、『白痴』創作ノート、「大いなる罪びとの生涯」、『カラマーゾフ兄弟』創作ノート 〕  (19898月初版)
・巻20A ―評論集(1) (198110月初版)
・巻20B ―評論集(2) (19828月初版)
・別巻 (196410月初版)― 以下の古今のドスト論を収録。
「ドストエフスキーの世界観 ()」 (ベルジャーエフ著。宮崎信彦訳。)
「ドストエフスキー (抄録)」 (ジイド著。寺田透訳。)
「ドストエフスキー ()」 (シュアレス筆。宮崎嶺雄訳。)
「ドストエフスキー (抄録)」 (マリ著。山室静訳。)
「ドストエフスキー (抄録)」 (カー著。中橋一夫・松村達雄訳。)
・小沼氏による以上の書の「訳注」、
「ドストエフスキーの哲学 (抄録)」 (和辻哲郎、他、による共同討議。)
「回想のドストエフスキー (同時代人による回想記・手紙を抄録)」 (松井茂雄・羽生操訳)
「ドストエフスキーと日本文学」 (吉田精一筆)
「ドストエフスキー年譜」 (松井茂雄編)
「ドストエフスキー研究書目」 (松井茂雄編)
「あとがき」      


 





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