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「ドストエフスキー&他の偉人の言葉」
現在、1〜203。

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1.
愛なしにはなにも認識できない。愛によって多くのものを認識できる。
(
ドストエフスキー「メモノート」より。)
知は愛、愛は知。
(
西田幾多郎(哲学者)の言葉)〔記・04/03/08

2.
人間の後半生は、通常、その前半生で蓄積された習慣のみで成り立つ。
(
ドストエフスキードストエフスキー『悪霊』より。)
習慣が人間生活の主導者であるのだから、人々はぜひとも、よい習慣を身につけるように努力するがよい。
(
フランシス・ベーコン(イギリスの哲学者・政治家)の言葉)〔記・03/12


3.
苦悩と苦痛は、広い意識と深い心の持ち主にはつねに必然的なものなのだ。
(
ドストエフスキードストエフスキー『罪と罰』より。)
人の生涯に憂(うれ)いの伴わないことはありえない。憂いと共にありながら、それどころか往々にしていくたの憂いを持ちながら、しかも憂いなしに生活していくこと、これこそ我々の修得すべき生活の技術なのだ。
(
カール・ヒルティ(スイスの思想家)の言葉)〔記・03/16

4.
あまりに意識しすぎるのは、病気である。正真正銘の完全な病気である。人間、日常の生活のためには、世人一般のありふれた意識だけでも、充分すぎるくらいなのだ。
(
ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
すべてを問題にすれば、すべてが危うくなる。
(
アミエル(スイスの哲学者)の言葉)〔記・03/20


5.
もっとも単純なものは、もうそれだけで美しい。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
省略の美。判断の美。
(
パスカル『パンセ』より。)〔記・03/24


6.
偉大な思想は偉大な知性からよりもむしろ偉大な感情から生まれる。
(
ドストエフスキー『永遠の夫』より。)
偉大な思想は、心情から出て来る。
(
ヴォーヴナルグ(フランスの作家)の言葉。)〔記・03/28


7.
現代では、もっとも道徳的と見えた人間が、急にまったくの悪人となる。
(
ドストエフスキー『ペテルブルグ年代記』より。)
平生(へいぜい)はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしい。
(
夏目漱石の言葉。小説「こころ」より。)〔記・04/03


8.
愛より尊いものがあるでしょうか?愛は存在よりも高く、愛は存在の輝ける頂点です。
(
ドストエフスキードストエフスキー『悪霊』より)
愛せよ。人生においてよいものはそれのみである。
(
ジョルジュ・サンド(フランスの女流作家)の言葉。)〔記・04/07


9.
地上の地獄とは、愛のない生のことだ。
(
ドストエフスキーの言葉。)
ただ一人でいること、神々なしにいること、それこそが死である。
(
ヘルダーリン(ドイツの詩人)の言葉。)〔記・04/15


10.
なんでも正直ないいことをしたときには、人生はなんと美しいものに思われることでしょう。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
誰だって、ほんとにいいことをしたら、いちばん幸せなんだねえ。
(
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』より。)〔記・04/25


11.
弱い人間に自由をやってごらんなさい。自分でその自由を縛(しば)りあげて、返しにきますよ。
(
ドストエフスキー『主婦』より。)
あまりに自由なのは、よくない。
(
パスカル『パンセ』より。)〔記・05/08


12.
生より尊いものがなにがあろう!なにもないのだ、なにも!
(
ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟』より。)
生命のあるかぎり、希望はあるものだ。
(
セルバンテス(スペインの小説家)の言葉)〔記・05/15


13.
人生はすばらしい。醜悪だったのは我々の方なのだ。」
(ドストエフスキー『作家の日記』より。)
「心が開いている時、この世は美しい。」
(ゲーテ(ドイツの文豪)の言葉)〔記・05/22


14.
その上俺がどうしても我慢できないのは、美しい心と優れた理性を持った立派な人間までが、往々(おうおう)、聖母(マドンナ)の理想をいだいて踏み出しながら、結局ソドムの理想をもって終るという事なんだ。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
「人間は天使でも、獣(けだもの)でもない。そして不幸なことには、天使のまねをしようと思うと、獣になってしまう。」
(パスカル『パンセ』より。)〔記・05/29


15.
はまことにこの上ない尊いもので、それがあれば世界中を買うことでもできる。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
まことに仁に志せば、悪しきことなし。
(
『論語』の孔子の言葉より。)〔記・06/06



16.
希望を持たずに生きるのは悲しいことですね。
(ドストエフスキーの書簡より。)
「人は希望なしには一日も活()き得ない。」
(姉崎正治(宗教学者)の言葉より。)〔記・06/13


17.
人間には幸福のほかに、それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である。
(ドストエフスキー『悪霊』より。)
「幸運は偉大な教師である。不運はそれ以上に偉大な教師である。」
(
ハズリット(イギリスの評論家)の言葉。)記・06/20


18.
金はあっても理想のない社会は崩壊します。
(ドストエフスキー『未成年』より。)
「理想無ければ道徳無し。」
(
黒岩涙香(ジャーナリスト)の言葉。)〔記・06/27


19.
時間とは何か。時間というものは存在しない。
(ドストエフスキー「創作ノート」より。)
「君、時というものは、それぞれの人間によって、それぞれの速さで走るものなのだよ。」
(
シェークスピア『お気に召すまま』より。)〔記・07/11


20.
人間を真に支え守る力は、その個人の孤立した努力にではなく、人びととの共(とも)なる一体感の中にある。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
「人を愛せずして生きることはできず、また、愛されずして生きることはできない。」
(徳富蘆花(小説家)の言葉より。)〔記・07/19


21.
それにしても、喜びと幸福は、なんと人間を美しくするものか!なんと心は愛にわき立つものか!
(ドストエフスキー『白夜』より。)
「人間は恋をすると、かぎりない豊かさを自分のうちに見いだす。すなおさとやさしさにあふれてくる。」
(
チェーホフ(ロシアの作家)の言葉より。)〔記08/02


22.
苦しみと涙、それもまた生なのだ。
(ドストエフスキー『罪と罰』より。)
「涙とともにパンを食べた者でなければ人生の味はわからない。」
(ゲーテ(ドイツの文豪)の言葉より。)〔記・08/19


23.
地上に住むすべての人は、まず第一にを愛さなければならないと思いますよ。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
生きる以上は、純粋に、生そのものを生きなければならぬ。
(
福永武彦(作家)の小説より。)〔記・09/12


24.
神と悪魔が闘っている。その戦場こそは人間の心なのだ。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
「神は自分の中にある働きだ、と私は考えているのです。」
(
遠藤周作の言葉。)〔記・10/17


25.
哲学は必要なものでございますよ。ことに現代にあっては、その実際的応用がじつに必要なんでございますが、みんなそれをなおざりにしておりますので。いや、まったくですもの。
(ドストエフスキー『白痴』より。)
「哲学者たちにとって最も難しい仕事のひとつは、思想の世界から現実的な世界の中へ降り
ていくことである。」
(マルクス、エンゲルス『ドイツイデオロギー』より。)〔記・12/11


26.最大の幸福は――すくなくとも、何故に不幸であるかを知ることだ。
(ドストエフスキー『作家の日記』より。)
「世の中には幸福も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ。」
(シェークスピアの言葉。)〔記・12/29


27.「
敵に対する恐怖は、敵に対する憎悪をも根絶やしにしてしまうものである。
(ドストエフスキー『悪霊』より。)
「恐怖の念を持つと、それはやがて憎しみに変わる。」
(竜門冬二『名将に学ぶ人間学』より。)〔記・05/01/30


28.「
人間はを恐れる。それはを愛するからである。
(ドストエフスキー『悪霊』より。)
「万緑や死は一弾を以(もっ)て足る」
(
上田五千石の詠んだ俳句。)〔記・03/21


29.「
人間だれだって憐(あわれ)んでもらうことが必要です。
(ドストエフスキー「創作ノート」より。)
「人間をいちばん残酷にするものは、愛されているという意識だよ。愛されない人間の残酷さなんて知れたもんだ。たとえば、ヒューマニストというやつはきまって醜男だ。」
(
三島由紀夫の小説『禁色』より。)〔記・05/7


30.「
神のない生活は――苦しみでしかないのだよ。
(ドストエフスキー『未成年』より。)
「人間が自由でありうるためには、神があってはならない。」
(
シェリング(ドイツの哲学者)の言葉)〔記・08/11


31.「
いや実に人間の心は広い、あまり広過ぎるくらいだ。俺は出来る事なら少し縮めてみたいよ。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
「心というものは、それ自身一つの独自の世界なのだ。地獄を天国に変え、天国を地獄に変えうるものなのだ。」
(ミルトン『失楽園』より。)〔記・10/06


32.「
親しい人たちと、縁者たちと、愛する人たちと心を許しあって暮らす――これが天国だよ。
(ドストエフスキー『未成年』より。)
「動物たちは気持ちのいい友だちだ――彼らは質問は一切しないし、批評も一切しない。」
(G・エリオット(英の女性作家)の言葉。)〔記・06/01/01


33.「
我々は過ちを重ねることによってのみ真理に到達するものなのである。
(ドストエフスキーの評論より。)
「あやまちを犯す自由を含まないならば、自由はもつに値しない。」
(ガンジー(インドの聖人)の言葉)〔記・01/08


34.「
より尊いものが何があろう!何もないのだ、何も!
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
生命以外に富はない。
(
ラスキン(イギリスの評論家)の言葉)〔記・03/26


35.「
人間にとっては、常に何か無限に偉大なものの前にひざまずくことが必要なのです。
(
ドストエフスキー『悪霊』より。)
「しかし、有限なものが、どうして無限なものを把握し得るのか?」
(ドライデン(イギリスの詩人)の言葉)〔記・06/03


36.「
イヴァン「ぼくが考えてみるに、もし悪魔が存在しないとすれば、つまり人間が作り出したものということになるね。そうすれば人間は自分の姿や心に似せて、悪魔を作ったんだろうじゃないか。」
アリョーシャ「そんなことを言えば、神さまだって同じことです。」

(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より)
「人間のなかには、何かしら悪魔的なものもあると同様、神に似た何ものかが存在する。」
(ネルー(インドの政治家)の言葉)〔記・08/23


37.「
きみは自意識を鼻にかけているが、要するにぐずをきめこんでいるだけだ。
(ドストエフスキー『地下室の手記』より)
「あちこち動きまわらねえと、あれもこれも考えはじめるもんだぜ。」
(スタインンベック『怒りの葡萄』より)〔記・11/27


38.「
愛情に満ちあふれた心には、悲しみもまた多いものである。
(ドストエフスキー『小さな英雄』より)
「優しい人にばかり/悲しみは降りかかる」
(馬場俊英の曲「スタートライン」より)〔記・07/01/01


39.
「彼らは自由を強調していて、これは、最近に至って、ことに、はなはだしいが、このいわゆる自由の中に発見しうるものはなんであろう。ただ、隷属と自滅にすぎぬではないか!
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より)
「吾人は自由を欲して自由を得た。自由を得た結果、不自由を感じて困っている。」
(夏目漱石の言葉)〔記01/08


40.
のない良心は恐怖そのものである。そんな良心は、最も不道徳なところにまで迷いかねない。
(ドストエフスキー「メモノート」より)
「人々が馬鹿げたことを信仰している限り、人々は残酷な行為をなし続けるであろう。」
(ヴォルテールの言葉)〔記02/10


41.
「限りない神さまの愛を使いはたしてしまおうとするような人間に、そんな大きな罪が犯せるものではない。それとも神さまの愛でさえ追っつかぬような罪があるじゃろうか!
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より)
「悪人がいくら害悪を及ぼすからといっても、善人の及ぼす害悪にまさる害悪はない。」
(ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』より)〔記02/25


42.
は人間を平等にする。
(ドストエフスキー『白痴』より)
「社会一切の問題は皆人の問題である。」
(河上肇『貧乏物語』より)〔記05/14


43.
「人間と人間社会にとって、自由ほど堪えがたいものは、いまだかつてなかった!」
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より)
「自由は、山巓の空気に似ている。どちらも弱い人間には堪えることができない。」
(芥川龍之介『侏儒の言葉』より)〔記12/12


44.
「人間の知恵は自分の望むところに到達するために授けられているのである。しかし、なにがなんでも一足とびに目的に到達しようというのは、私に言わせれば、知恵でもなんでもないのである。」
(ドストエフスキー『冬に記す夏の印象』より)
「大切なのは目的地ではない。現に歩いているその歩き方である。」
(小林秀雄の言葉より)〔記12/23


45.
「もちろんカネは絶対的な力である。と同時に、平等の極致でもある。カネの持つ偉大な力は、まさにそこにあるのだ。カネはすべての不平等を平等にする。」
(ドストエフスキー『未成年』より)
「お金は、ほとんどの人を操るわ。」
(ヒッチコックの映画「泥棒成金」より)〔記08/01/12


46.
「よく考えてみれば、諸君、二二(ににん)が四というのは、もうではなくて、の始まりではないだろうか、すくなくとも人間は、なぜかいつもこの二二が四を恐れてきたし、僕などは今でもそれがこわい。
(ドストエフスキー『地下室の手記』より)
「疑うことのない信仰は、死んだ信仰である。」
(ウナムーノ(スペインの哲学者)の言葉)〔記01/26


47.
「結局のところ、諸君、何もしないのがいちばんいいのだ!意識的な惰性がいちばん!だから、地下室万歳!というわけである。
(ドストエフスキー『地下室の手記』の主人公の言葉より)
「活動だけが恐怖と心配を追い払う。」
(ゲーテの言葉)〔記02/15


48.
「地獄とはなにか?それは、もはや愛することができない、という苦しみである。」
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の言葉より。)
「革命の基本的な動機は、天国を建設することではなくて地獄を破壊することである。」
(C・オグルスピー(政治学者)の言葉)〔記03/19


49.
「わたしたちは悪い人間だけど、いい人間なのよ。悪くもあればよくもあるのよ。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のグルーシェンカの言葉。)
「人間は生まれながら神の性と、悪魔の性と、誰でも二つ持っている。」
(吉川英治の小説『宮本武蔵』より。)〔記04/06


50.
「節度を知りなさい。時宜を心得なさい。それを学びなさい。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の言葉。)
「私たちがみんなで、小さい礼儀作法に気をつけたなら、この人生はもっと暮らしやすくなる。」
(チャップリンの言葉。)〔記04/27


51.
「われわれ自身の精神とその内容が豊富になればなるほど、われわれの住んでいるむさくるしい片隅や生活も、またそれだけ美しくなっていくものです。」
(ドストエフスキーの書簡より。)
「心暗きときは、すなわち遇()うところことごとく禍(わざわ)いなり。眼(まなこ)明らかなれば途(みち)にふれてみな宝なり。」(空海の言葉。)〔記05/11

52.「晴れた空、清い空気、若い草、愛らしい小鳥、自然は限りない美の世界である。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
「天にありては星、地にありでは花、人にありては愛、これ世にて美しきものの最(さい)たらずや。」
(高山樗牛の言葉。)〔記06/30


53.
愛情があれば、幸福なしでも生きていける。
(ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
「愛する喜びを知れば、快楽を求める気持ちなど起こらなくなる。人間とはそういうものである。」
(アラン『幸福論』より。)〔記08/29


54.
「わしはどうしてもキリストをさけることができない、最後に、孤独になった人々のあいだに、キリストを想像しないではおられないのだよ。
(ドストエフスキー『未成年』より。ヴェルシーロフの言葉。)
「宗教とは、個人が彼自身の孤独をなんとか処理するためのものだ。」
(AN・ホワイトヘッド(哲学者・数学者)の言葉。)〔記10/14


55.
「聖者というものは、非常に高価なダイヤモンドだからね。こういうひとりの人間は、ときによると、一つの星座ほどの値うちがあるよ。」
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。イヴァンの悪魔の言葉。)
「宝石。愛の代弁者。」
(S・ダニエル(英国の詩人)の詩より。)〔記11/23


56.
「土地が変われば、私たちはみんな元気になるだろう。土地が変わるということは、何もかもが変わるということだからね。
(ドストエフスキー『虐げられた人びと』より。)
「『汝自身を知れ』はよいことだが、他人を知るのはもっとよいことだ。」
(メナンドロス(古代ギリシャの喜劇作家)の言葉。)〔記12/30


57.
自然とのふれあいこそが、あらゆる進歩の最後の言葉である。」
(ドストエフスキー「作家の日記」より。)
「自然は認識の対象でもなく、意志の素材でもない。自然はそのうちに人間を包んで生きているのである。」
(唐木順三(評論家)の言葉)〔記09/02/01


58.
「人間がもっとも恐れているのは、新しい一歩、新しい自分の言葉だ。
(
ドストエフスキー『罪と罰』のラスコーリニコフの言葉。)
「もっとも危険な誘惑。それは、なにものにも似まいとすることだ。」
(A・カミュ「手帳」より。)〔記03/07


59.
は自己犠牲なしには考えられないものである。
(ドストエフスキーの評論集より)
「祈る=取るに足らないことが明々白々なたった一人の嘆願者のために、宇宙の全法則を廃棄してくれるように頼む。」
(-ビアス『悪魔の辞典』より。)〔記03/20


60.
「人間だれだって憐(あわれ)んでもらうことが必要です。」
(ドストエフスキー「創作ノート」より)
「どんな人だって、愛するものや愛されるものを一人も持たなければ、心は死んでしまう。」
(田辺聖子(作家)の言葉)〔記04/06


61.
文学――それは絵である。つまり、一種の絵であり鏡である。情熱の表現であり、きわめて鋭い批評であり、道徳に対する教訓であり、同時にまた人生の記録である。
(
ドストエフスキー『貧しき人々』より)

文学の面白さは、慰みもののそれとは異なり、人生的な面白さである。」
(桑原武夫『文学入門』より)〔記10/12


62.「
言葉―民衆、わが国の言葉ではこれは同義語である。そしてこの中にはなんと豊かな深い思想が含まれていることか!
(ドストエフスキー『作家の日記』より)
民衆との結びつきを常に意識せよ。自分たちを生み、養い、育ててくれた民衆とのつながりを失わないかぎり、我らは無敵となる。
(クワメ・エンクルマ(ガーナ初代大統領)の言葉)〔記12/10


63.「
は労働だ。もまた学びとらねばならないものだ。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より)
「愛は忍耐強い。」
(聖パウロ「コリント人への手紙」より)〔記10/02/08


64.「
自由とは、生きようと死のうとおなじになったとき、得られるものです。
(ドストエフスキー『悪霊』のキリーロフの言葉)
生死の相にあづからずといはば、実の理を得たりといふべし。」
(吉田兼好『徒然草』第九十三段より)〔記03/07


65.「
頭から堕落した人間を軽蔑してはならない。いや、むしろ反対に、その美点を探し出して更生させてやらなければならない。
(ドストエフスキー『ステパンチコヴォ村とその住人』より)
仁者(じんしゃ)は常に人の是()を見る。不仁者は常に人の非を見る。
(伊藤仁斎(江戸時代の儒学者)の言葉より)〔記06/15


66.「
真理は百年もテーブルの上に置かれ、人まえに出されているが、人びとはそれに見むきもせず、人間の頭によって考え出されたものを追っている。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)

もっとも深い真理は、ただもっとも深い愛のみにひらく。
(
ハイネの言葉。)〔記10/31


67.「
よき時代は天から降ってくるものではなくて、わたしたちが自分でつくり出すものです。それはわたしたちの心の中にあるものなのですよ。
(
ドストエフスキー『スチェパンチコヴォ村とその住人』より。)

理想はわれわれ自身の中にある。同時に、理想の達成を阻むもろもろの障害もまた、われわれ自身の中にある。
(
トマス・カーライルの言葉。)
11/01/01


68.「
人間の自尊心というものは、どんな手品をもやってのけるものである。
(
ドストエフスキー『白痴』より。)

虚栄心は人を饒舌にし、自尊心は沈黙にする。
(
ショーペンハウエル(哲学者)の言葉。)〔記
05/08


69.「
この一瞬のためなら、世界中でも、くれてやる。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。ドミートリイの逢瀬の際の言葉。)

(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。
(
『論語』の孔子の言葉。)
09/16


70.「
しだいに高くそびえてゆく建物を見る喜びは、たとえ今までのところ、その建物にわずか
一粒の砂を運んだにすぎない人でも、必ずや心の渇きをいやしてくれるはずである。

(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)

小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。
(
イチロー選手の言葉。)
〔記12/30


71.「
宗教的精神にもとづく自己完成が、国民生活におけるいっさいの基礎である。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)

自分自身を大切にすることこそが道徳だ。
(
ゲーテの言葉。)
〔記12/01/20


72.「賢い人間が本気で何者かになることなどできはしない。何かになれるのは馬鹿だけだ
(
ドストエフスキー『地下室の手記』より。)

ヤクザは馬鹿でなれず利口でなれず、中途半端じゃ尚(なお)なれず、ってなこいつを忘れるんじゃねえぞ。
(
任侠映画「修羅の群れ」での鶴田浩二の科白。)
〔記02/10


73.「
人間というものは、不幸のほうだけを並べたてて、幸福のほうは数えようとしないものなんだ。ちゃんと数えてみさえすれば、だれにだって幸福が授かっていることが、すぐわかるはずなのにね。
(
ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
幸せを数えたら、あなたはすぐに幸せになれる。
(
ショーペンハウエル(哲学者)の言葉)
〔記02/25


74.
イヴァン「ぼくが考えてみるに、もし悪魔が存在しないとすれば、つまり人間が作り出したものということになるね。そうすれば人間は自分の姿や心に似せて、悪魔を作ったんだろうじゃないか。」
アリョーシャ「そんなことを言えば、神さまだって同じことです。」
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
人間が神のしくじりに過ぎないのか、神が人間のしくじりに過ぎないのか。
(
ニーチェ『曙光』より。)
〔記03/05


75.「心底から真理を獲得しようと思い立ったものは誰でも、すでに非常に強力なものとなったのである。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)
世界について最も理解できないことは、世界理解できるということだ。
(
アインシュタインの言葉。)
〔記03/12


76.「地獄とは、愛のない生活のことである。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
私たちはどうやって滅ぶか。愛なきため。
(
ゲーテの言葉。)
〔記03/19


77.「今日、世間では、自由ということを放縦の意味にとっている。しかしながら真の自由は、自分の意志にうちかつこと、克己にあるのだ。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)
自分自身の支配権を握ることなく、ただ無造作に精神を解放すれば、破壊と堕落をもたらすだけである
(
ゲーテの言葉。)
〔記05/10


78.「抽象的に人類をするということは、ほとんど例外なく自分ひとりをすることになるのでございます。
(
ドストエフスキー『白痴』のナスターシャ・フィリッポヴナの言葉より。)
ひとりの人間を心の底から愛すれば、ほかのすべての人にも好意をもてるようになる。
(
ゲーテの言葉。)
〔記08/03


79.「もっとも単純なものは、もうそれだけで美しい。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
文章は簡単ならざるべからず。もっとも簡単なる文章がもっとも面白きものなり。
(
正岡子規の言葉。)〔記09/21


80.「子供時代から保たれてきた何かそのような美しい神聖な思い出こそが、おそらく、この上ない良い教育なのです。生きるに当って、もしそのような思い出を沢山集めえたならば、人は生涯にわたって救われるのです。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
少成は天性のごとし(=幼い頃に形成された人格は天が与えてくれた才能のようなものである)
(
孔子の言葉。)
〔記11/10


81.「きっと真理は、いつもそうですが、どこか中間どころにあるんでしょう。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
過ぎたるは猶(なお)及ばざるがごとし(=何事でもやりすぎることはやり足りな
いことと同じようによくない)
(
孔子の言葉。)
〔記11/18


82.「人間にとってはその良心の自由ほど魅惑的なものはないが、しかしまたそれほど苦しいものもほかにはないのだ。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
※、良心の自由=自分の立場や考えなどを自分で自由に選び決めることができ
ること。思想・信条の自由。

優柔不断(不決断)こそ最大の害悪である
(
デカルトの言葉。)
〔記11/24


83.「あの言葉はもちろん、思わず口からこぼれたのだが、思わず言っただけによけい重大なのだ。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
物言えば唇寒し秋の風
(
松尾芭蕉の句。)〔記12/02


84.「犯罪には「環境」というものが大きな意味を持っている。
(
ドストエフスキー『罪と罰』より。)
人間の意識がその存在を規定するのではなくて、逆に、人間の社会的存在がその意識を規定するのである。
(
カール・マルクス「経済学批判」の序より。)〔記12/09


85.「完全というものは愛しうるものではない。完全というものは、ただ完全なものとしてながめられるだけのものである。
(
ドストエフスキー『白痴』より。)
アトムは完全ではないぜ。なぜなら、悪い心を持たねえからな。
(
手塚治虫の言葉。)〔記12/17


86.「人間の最も偉大な功績は、あるいは、人生においてつねに自分を脇役のみに限定しうるということにあるのかもしれない。
(
ドストエフスキー『虐げられた人びと』より。)
真の意味における自由とは、全体のなかにあって、適切な位置を占める能力
のことである。

(
福田恆存の言葉。)〔記12/24


87.「われわれにもっと多く自主性を与え、われわれを自由に行動させ、活動範囲をひろげ、監督をゆるめてみたまえ。われわれはすぐにまた、もとどおり監督してくださいとたのむにきまっている。
(
ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
人間は自由であり、つねに自分自身の選択によって行動すべきものである。
(
サルトルの言葉。)〔記12/30


88. おい、アリョーシャ」
とイヴァンはしっかりした声で言いだした。
 もしぼくがほんとに粘っこい若葉を愛せるとするなら、それはおまえを思い起こすことによって、はじめてできることなのだ。おまえがこの世界のどこかにいると思っただけで、ぼくには十分だし人生に愛想もつかさないでいられる。」
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
 
君がいるとどんなことでも/乗りきれるような気持ちになってる/こんな日々がいつまでもきっと/続いてくことを祈っているよ/
(
中島美嘉の曲「雪の華」(作詞・Satomi)より。)〔記13/01/06


89. 各個人の自己完成が《いっさいのみなもと》であるばかりでなく、いっさいの継続であり結末である。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)
まずは自分の足元から始め、自分の幸福を築かなければならない。その結果、
全体の幸福も生まれてくるだろう。

(
ゲーテの言葉。)〔記01/13


90.「今すべての人はできるだけ自分を切り放そうと努め、自分自身の中に生の充実を味わおうと欲しています。ところで、彼らのあらゆる努力の結果はどうかというと、生の充実どころか、まるで自殺にひとしい状態がおそうて来るのです。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
自由でもヨユウでも/一人じゃ虚(むな)しいわ/
(
宇多田ヒカルの曲「PrisonerOfLove」より。)〔記02/01


91.「この世の中にいる人はみんないい人なのよ。ひとり残さずいい人なのよ。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のグルーシェンカの言葉。)
凡夫は体の三身にして本仏ぞかし、仏は用の三身にして迹仏(しゃくぶつ)なり
(
日蓮上人の言葉。)〔記02/09


92.「人間は到達を好むくせに、完全に行きついてしまうのは苦手なのだ。もちろん、これは、おそろしく滑稽なことには相違ないが。
(
ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
空虚な目標であれ、目標をめざして努力する過程にしか人間の幸福は存在しない。
(
三島由紀夫『小説家の息子』より。)〔記02/22


93.「よく考えてみれば、諸君、二二が四というのは、もう生ではなくて、死のはじまりではないのだろうか。すくなくとも人間は、なぜかいつもこの二二が四を恐れてきたし、ぼくなどはいまでもそれがこわい。
(
ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
算数の心に従うときは泰(やす)(=心は安らぐ)、従わざるときは苦しむ。
(建部賢弘(江戸時代中期の数学者)の言葉。)〔記03/03


94.「人間なんて永久に変わらないものだし、人間を作り変えるなんて誰の手にも負えるものではない、骨折り損のくたびれもうけというもんだ!そうだ、確かにそのとおりだ!これが人間の法則なのだ……。
(
ドストエフスキー『罪と罰』より。)
人間とは、自分の運命を支配する自由な者のことである。
(
カール・マルクスの言葉。)〔記03/13


95.というものは、精神的に完全なの奴隷である。しかも心が寛大であればなおさら、そうである。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
家庭とはいついかなるときにおいても女房が亭主を尻に敷くにきまっている。
(
尾崎士郎(昭和期の小説家)の言葉。)〔記03/20


96.自分の家の中に、自分の目の前に(その対象が)あることが一番多いのに、なにも人間愛の大偉業を求めてがむしゃらにどこか遠いところへ突っ走ることはありません。」
(
ドストエフスキーの書簡より。)
世界平和のために何ができるかですって?家に帰って、あなたの家族を愛しなさい。
(
マザー・テレサ(カトリック聖職者)の言葉。)〔記04/02


97.「わたしにはいつも、最大の幸福とは、少なくともなぜ不幸なのかを知るということだと思われた。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)
悪を原因によって知る人は決して人を呪いもせず、絶望もしないことを学ぶであろう。
(
アラン(フランスの哲学者)の言葉。)〔記04/16


98.人間は秘密の存在です。この秘密を解かなくてはなりません。一生をこの秘密の解明に費やしたとしても、時間を無駄にしたとは言えない。ぼくはそういう秘密に取り組んでいるのです。なぜなら、人間になりたいから。
(
ドストエフスキーの18歳時のドストエフスキーの書簡より
)
あらゆる人間の知識のうちで最も有用でありながら、最も進んでいないものは、人間に関する知識
であるように思われる。

(
ルソー(フランスの思想家)の言葉。)〔記04/28


99.私を静かにさせておいてくれ。私が静かにそっとしておれるものなら、いますぐにでも、全世界をだって、タダの一文で売り渡したいくらいものだ。
(
ドストエフスキー「?」より
)
ひとりにならないためだったら、どんなにお金を使ってもいいわ。
(
ココ・シャネル(ブランド創業者)の言葉。)〔記05/09


100.十歳ぐらいのころ、冬になるというと、わざと目をつぶって、よく木の葉を想像したしたものです。葉脈がくっきりと浮きだした、あざやかな若葉で、太陽の光がさんさんと降りそそいでいる。それからまた目を開けるんですが、するとなんだか信じられない気がしたもんです。だって、ほんとうに美しかったから。で、また目を閉じるんです。
(
ドストエフスキー
ドストエフスキー『悪霊』のキリーロフの言葉より)
あらとうと青葉若葉の日の光
※あらとうと=ああ尊いことよ。

(
日光東照宮に参詣して松尾芭蕉が詠んだ俳句。)〔記05/27


101.「私には、幸福とはどうも――人生に対する明るい見方と曇(くも)りのない心の中にあるものであって、
外面的なものにあるのではないように思われます。

(
ドストエフスキー
の書簡より)
幸福な人間とは、客観的に生きる人である。自由な愛情と広やかな興味を持てる人である。
(
バートランド・ラッセル(イギリスの哲学者・数学者)の『幸福論』より)〔記06/05


102.宗教的感情の本質というものは、どんな理性的判断とも、どんな過ちや犯罪とも、またどんな無神論とも、関係のないものなのだ
(
ドストエフスキー
『白痴』のムイシュキン公爵の言葉)
神を感じるのは心情であって、理性ではない。信仰とは、そのようなものである
(
パスカルの『パンセ』より)〔記06/16


103.人間と人間社会にとって、自由ほど堪()えがたいものは、いまだかつてなかった
(
ドストエフスキー
『カラマーゾフの兄弟』の大審問官の言葉)
君は自由だ。選びたまえ。つまり創りたまえ。
(
サルトル(フランスの哲学者)の言葉)〔記08/27


104.「限りない神さまの愛を使いはたしてしまおうとするような人間に、そんな大きなが犯せるものではない。それとも神さまの愛でさえ追っつかぬようながあるじゃろうか!
(
ドストエフスキー
『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の言葉)
大悪起これば大善来たる(=来ることよ)
(
日蓮聖人の言葉)〔記10/07


104.「それにしても、喜びと幸福は、なんと人間を美しくするものか!なんと心は愛にわき立つものか!
(
ドストエフスキー
『白夜』より)
われわれが他人の幸福を考えねばならないのは当然だが、自分を愛してくれている人たちのためになし得る最善事は、やはり自分が幸福になることだ、ということは十分にいいつくされてはいない。
(
アラン『幸福論』より。)〔記14/01/01


105.「晴れた空、清い空気、若い草、愛らしい小鳥、自然は限りない美の世界である。
(
ドストエフスキー
『カラマーゾフの兄弟』より)
死滅しないものとは何か、自然であり、美である。
(
武者小路実篤の言葉。)〔記01/12


106.言葉にあらわれるものよりも、内部に残っているもののほうが桁外(けたはず)れに多いのだ。人間の思想は、それがりっぱなものでなくても、心のうちにとどまっている間は、つねに深遠なものであるが、言葉にあらわれてしまうと、それは滑稽で不当なものになる。
(
ドストエフスキー
『未成年』より)
やまとうたは、人の心を種(たね)として、万(よろず)の言の葉(ことのは)とぞなれりける(=となったのだ)
(
紀貫之『古今集』仮名序より。)
〔記02/22


107.「世の中にはまったく立派な人間が実に大勢いるものなのですね。
(
ドストエフスキー
書簡より)
すべての人にはその個性の美しさがある。
(
エマーソン(アメリカの思想家・詩人)の言葉
)〔記03/02


108.「お祈りはいいものだよ。心がさわやかになる、眠るまえにも、朝起きたときも、夜中にふっと目がさめたときも。
(
ドストエフスキー『未成年』のマカール老人の言葉。)
祈る=取るに足らないことが明々白々なたった一人の嘆願者のために、宇宙の全法則を廃棄してくれるように頼む。
(
A・ビアス著『悪魔の辞典』より)〔記03/11


109.「他人の心は闇である。そしてロシア人の心は特に闇である。多くの人間にとって闇なのである。
(
ドストエフスキー『白痴』より。)

昼の光に、夜の闇の深さが分かるものか
(
ニーチェの言葉)〔記04/12


110.「自由とは、生きようと死のうとおなじになったとき、得られるものです。」
(
ドストエフスキー『悪霊』のキリーロフの言葉。)
生を必(ひっ)する(=生きていたいと思って戦場へ行く)者は死し、死を必する(=死の覚悟を持って戦う)者は生()(=生きて帰ってくるものだ)
(
上杉謙信の言葉)〔記06/28


111.「地上の地獄とは、愛のない生のことだ。」

(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
愛されることは幸福ではない。愛することこそ幸福だ。
(
ヘルマン・ヘッセの言葉)〔記09/22


112.「我々は過ちを重ねることによってのみ真理に到達するものなのである。」

(ドストエフスキーの評論集より。)
過ちて改めざる是を過ちという
(
孔子の言葉)〔記12/14


113.「もっとも単純なものは、もうそれだけで美しい
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
身辺は、単純明快で良い
(
秋山好古(陸軍軍人)の言葉)〔記15/01/02


114.「人間というものは、不幸のほうだけを並べたてて、幸福のほうは数えようとしないものなんだ。ちゃんと数えてみさえすれば、だれにだって幸福が授かっていることが、すぐわかるはずなのにね。
(
ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
目の見える人間は、見えるという幸福を知らずにいるのだ。
(
アンドレ・ジイド(フランスの作家)
の言葉)〔記01/09


115.「神と悪魔が闘っている。その戦場こそは人間の心なのだ。」
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
人間は、神と悪魔との間に浮遊する。
(
パスカル『パンセ』
より)〔記01/18


116.「聖者というものは、非常に高価なダイヤモンドだからね。こういうひとりの人間は、ときによると、一つの星座ほどの値うちがあるよ。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。イヴァンの言葉。)
人間はみな、なにほどかの純金を持って生まれている。聖人の純金もわれわれの純金も変わりはない。
(
吉田松陰の言葉
より)〔記01/25


117.「人間は死を恐れる。それは生を愛するからである。

(ドストエフスキー『悪霊』より。キリーロフの言葉。)
人間はまだ十分に幸福ではなかったからこそ死を恐れるのである。最高の幸福に恵まれれば、すぐに死にたいと思う。
(
エンゼ女史(ドイツの文芸評論家エンゼの妻。文芸サロンを主催。)の言葉)〔記02/01


118.「言葉―民衆、わが国の言葉ではこれは同義語である。そしてこの中にはなんと豊かな深い思想が含まれていることか!
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)
言を知らざれば、以(もっ)て人を知ること無きなり。
(
『論語』の孔子の言葉
)〔記02/09


119.「芸術が問題にするのは、世態風俗にあらわれた偶然でなくて、その普遍的な理念である。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)
よい文学があれば、世界は救われるであろう。

(マラルメ(フランスの詩人)の言葉)〔記02/16


120はまことにこの上ない尊いもので、それがあれば世界中を買うことでもできる。自分の罪は言うまでもない、人の罪でさえ、あがなうことができるくらいじゃ。」
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の言葉より。)
まったくこの愛というやつはどんな大きな過ちの言いわけにもなりうるのです

(セルバンテス(スペインの作家)の言葉)〔記02/23


121世界を救うものは、だ。
(
ドストエフスキー『白痴』のムイシュキン公爵の言葉より。)
美は幸福を約束するものにほかならない。

(スタンダール(フランスの作家)の言葉)〔記03/03


122あまりに意識しすぎるのは、病気である。正真正銘の完全な病気である。人間、日常の生のためには、世人一般のありふれた意識だけでも、充分すぎるくらいなのだ。
(ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
われわれの視野・活動範囲・接触範囲が狭いほど、われわれの幸福は大きい。それらが広いほど、われわれは煩わしく、また不安に感ずる度合いが大きい。というのは、それらとともに心配・願望・恐怖が増大し、拡がるからである。」
(
ショーペンハウエル(哲学者)の言葉。)
〔記03/11


123いちばん大事なのは、自分をするように他人をするということだ。これがいちばん大事なのだ。これがすべてであって、これよりほかには何も必要でない。
(
ドストエフスキー『昨夏の日記』より。)
思い合う心があれば、かならず幸せに近づけると存じます。
(
ふみ(ドラマ「花燃ゆ」のヒロイン)の言葉。)
〔記03/17


124をともなう謙抑は恐ろしい力である。あらゆる力の中でも最も強いもので、他にその比がないくらいである。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の言葉より。)
大いに屈する人を恐れよ、いかに剛にみゆるとも、言動に余裕と味のない人は大事をなすにたらぬ。
(
伊藤博文(政治家)の言葉。)
〔記04/01


125世の中には妙な友情がある。二人の友達が、互いに取って食いそうにしていながら、そのくせ別れることができないで、一生そのまま暮らしている。いや、別れるのはぜんぜん不可能なくらいである。もし絶交ということになれば、気まぐれを起こして絶交した方の友達が、まず第一に病気になり死んでしまうだろう。
(
ドストエフスキー『悪霊』より。)
離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、いっしょにいさえすれば、たとい敵同志でもどうにかこうにかなるものだ。つまりそれが人間なんだろう。
(
夏目漱石『道草』」より。)〔記04/11


126同情こそは、もっとも大切な、そしておそらくは唯一の、全人類の掟(おきて)なのだ。
(
ドストエフスキー『白痴』より。)
相手が自分のことを理解してくれないと嘆くのではなく、自分が相手のことを十分に理解しようとしていないことを憂えるべきである。
(
『論語』の孔子の言葉。)〔記04/21


127.「中庸を失った人間は破滅する。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
中庸の徳というものは、人として至高のものである。
(
『論語』の孔子の言葉。)〔記04/29



128.「単純ということは実際は最も込み入ったはかりごとなのだ。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
物事は全て、出来る限り単純にすべきだ。
(
アインシュタインの言葉。)〔記05/06


129.「沈黙はいつも美しい。黙っている人はしゃべっている人よりつねに美しい。
(
ドストエフスキー『白痴』より。)
沈黙は、賢者の美徳、愚者の知恵。
(
ソロモン(古代イスラエルの王)の言葉。)〔記05/14


130.「幸福な人間はつねに善良である。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
恒産(こうさん)なくして恒心なし(生活の経済的基盤がしっかりしていなければ、信念に貫かれた安定的な精神を保つことはできない)
(
孟子の言葉をもとにした格言)〔記05/23


131.「地上の地獄とは、愛のない生のことだ。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
どこにいたって、愛がありゃあ、天国なんじゃないの?そういうもんだよ。
(
映画『男はつらいよ』第33作の寅さんの言葉)〔記05/30


132.「わたしは人類を愛するが、自分で自分に驚くのだ。人類全体を愛すれば愛するほど、個々の人間に対する愛が薄らぐのだ。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』のゾシマ長老の言葉より。)
たとえば/誰かのためじゃなく/あなたのために/歌いたい/この歌を
(
伊藤由奈の曲「endlessstoryの一節)〔記06/06


133.「人間というものは、不幸のほうだけを並べたてて、幸福のほうは数えようとしないものなんだ。ちゃんと数えてみさえすれば、だれにだって幸福が授かっていることが、すぐわかるはずなのにね。
(
ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
ひとつのドアが閉まっている時、もっとたくさんのドアが開いているんだよ。
(
ボブ・マーリー(ジャマイカのレゲエ歌手)の言葉)〔記06/14


134.「人間の頭は中身がからっぽであればあるほど、それをみたそうとする渇望を感じることがますます少なくなるものである。
(
ドストエフスキーの小説『鰐』より。)
学識=書物からカラッポの頭蓋骨の中に振るいおとされた埃(ほこり)
(-ビアス著『悪魔の辞典』より)〔記06/28


135.「は鋳造された自由である。だから自由をすっかり剥奪された人間にとっては十倍も尊い。がポケットの中でちゃらちゃら鳴っていさえすれば、彼はもう、それを使うことができなくても、なかば慰安を与えられているのだ。
(ドストエフスキー『死の家の記録』より。)
金をつかい、かつ貯金する人は、もっとも仕合わせな人である。
(サミュエル・ジョンソン(英国の文学者)の言葉。)〔記07/08


136.「おい、アリョーシャ」
とイヴァンはしっかりした声で言いだした。
「もしぼくがほんとに粘っこい若葉を愛せるとするなら、それはおまえを思い起こすことによって、はじめてできることなのだ。おまえがこの世界のどこかにいると思っただけで、ぼくには十分だし人生に愛想もつかさないでいられる。」
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
なんて人生は素晴らしいんだ。君がこの世にいるのなら。
(エルトン・ジョン(ミュージシャン)の曲「YourSong」の一節。)〔記07/19


137.「人生はすばらしい。醜悪だったのは我々の方なのだ。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)
愛の悲劇というものはない。愛がないことのなかにのみ悲劇がある。
(テスカ(フランスの作家)の言葉。)〔記07/29


138.「民衆の中へはいって信頼され(特にこういう囚人たちの場合はなおのことだ)、愛されるようになることほど、むずかしいことはない。
(
ドストエフスキー『死の家の記録』より。)
ザマ見ろぃ、人間はね、理屈なんかじゃ動かねえんだよ。
(映画「男はつらいよ」の寅さんの言葉。)〔記08/06


139.「金はあっても理想のない社会は崩壊します。
(ドストエフスキー『未成年』より。)
義のない出世なら、いりません。
(NHK大河ドラマ「花燃ゆ」32話の伊藤利助の言葉。)〔記08/15


140.「いちいち計算して生きるなんてことは、なぜか、不可能です。
(ドストエフスキー『白痴』より。)
すべてを問題にすれば、すべてが危うくなる。
(アミエル(スイスの哲学者)の言葉。)〔記08/26


141.「もし神さまがいらっしゃらなかったら、私などがどうして大尉でいられよう?
(ドストエフスキー『悪霊』より。)
ただ一人でいること、神々なしにいること、それこそが死である。
(ヘルダーリン(ドイツの詩人)の言葉。)〔記08/31


142.「愛情があれば、幸福なしでも生きていける。
(ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
愛とは、幸福に生きるための最高の技術である
(エーリッヒ・フロム(ドイツの社会心理学者)の言葉。)〔記09/11


143.美は謎です
(ドストエフスキー『白痴』「より。)
若くて美しいことは、自然のいたずら。年をとっても美しいことは芸術です
(エレノア・ルーズベルト(アメリカの社会運動家)の言葉。)〔記09/27


144.神のない良心は恐怖そのものである。そんな良心は、最も不道徳なところにまで迷いかねない。
(ドストエフスキーの晩年の「メモ」より。)
知を好めども学を好まざれば其の蔽や蕩。信を好めども学を好まざれば其の蔽や賊。
(『論語』の孔子の言葉。)〔記10/09


145.それにしても、喜びと幸福は、なんと人間を美しくするものか!なんと心は愛にわき立つものか!
(ドストエフスキー『白夜』より。)
希望に生きる者はつねに若い。
(三木清(哲学者)の言葉。)〔記10/16


146.人の一生は――贈物です、人生は――幸福です。そのそれぞれの瞬間が幸福になりうるものなのです。
(
ドストエフスキーの書簡より)
そうだ、人生は素晴らしい。恐れの気持ちさえ持たなければ、だ。
(チャールズ・チャップリンの映画『ライムライト』より。)〔記10/24


147.ふたりを復活させたのはだった。おたがいの心に、もうひとつの心にとっての尽きることのない生の泉が秘められていたのだ。
(ドストエフスキー『罪と罰』のエピローグより。)
あの人が私を愛してから、自分が自分にとってどれほど価値のあるものとなったことだろう。
(ゲーテ『若きウェルテルの悩み』より。)〔記11/02


148.自由は、大多数者を、他人の思想への隷従にみちびくにすぎない。なぜなら人間は、既成のものを、あてがわれるのが好きだからだ。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。)

もっとも危険な誘惑。それは、なにものにも似まいとすることだ。
(A・カミュ「『手帳』より。)〔記11/11


149.ああ、どうして人間はこんなに意地が悪いのだろう?善良な人間になるということはこんなにもすばらしい、こんなにも気持ちのいいことなのに、どうしてわたしはしょっちゅう意地の悪い人間になってしまうのだろう?
(
ドストエフスキー『スチェパンチコヴォ村とその住人』より。)

人間が神のしくじりに過ぎないのか、神が人間のしくじりに過ぎないのか。
(ニーチェ『曙光』より。)〔記11/21


150.「地獄とは、愛のない生活のことである。
(
ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)

愛に住(じゅう)すれば人生に意義あり、愛を離(はな)るれば、人生は無意義なり。
(二葉亭四迷の小説『平凡』より。)〔記11/30


151.「土地が変われば、私たちはみんな元気になるだろう。土地が変わるということは、何もかもが変わるということだからね。
(
ドストエフスキー『虐げられた人びと』より。)

存在が意識を決定する。
(カール・マルクスの言葉。)〔記12/12


152.「キリストの来臨までは戦争が絶えることはないだろう。これは予言されたことである。
(
ドストエフスキー「メモ・ノート」より。)

平和―国際関係で、戦争と戦争との間のだましあいの期間。
(-ビアス著の『悪魔の辞典』より)〔記12/19


153.「自分自身を愛するように人を愛することは、不可能だ。しかし、人間はその理想をめざして進んでいる。
(
ドストエフスキー「メモ・ノート」より。)

聖人は積まず、既(ことごと)く以(もっ)て人のためにしておのれいよいよ有し、既く以て人に与えておのれいよいよ多し。
(『老子』より)〔記16/01/01


154.「幸福な人間は善良である。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)

不幸ばかりがつづくと、人はみんな狼になる。」

(ストリンドベリ(スウェーデンの作家)の戯曲『父』より。)〔記01/08


155.「あらゆる偉大な幸福はいくらかの苦悩を内包している。というのは、それがわれわれのこころに、より高い意識を呼び起こすからである。」
(ドストエフスキー『作家の日記』より。)

生涯の幸福!それに耐えうる人間は生きていけない。それは地上における地獄となろう。

(バーナード・ショウ(アイルランドの作家)の戯曲『人と超人』より。)〔記01/17


156.「今日、世間では、自由ということを放縦の意味にとっている。しかしながら真の自由は、自分の意志にうちかつこと、克己にあるのだ。

(ドストエフスキー『作家の日記』より。)

人間は束縛によってのみ、自己を絶滅から救いうる。

(アンドレ・ジード(フランスの作家)の言葉。)〔記01/25


157.「まったく、習慣てやつは、人間をどんなふうにもしてしまうものなのだ。

(ドストエフスキー『地下室の手記』より。)

良い習慣から抜け出すことが、悪い習慣から抜け出すことよりもやさしいのは困ったことだ。

(サマセット・モーム(イギリスの作家)の言葉。)〔記02/03


158.「まったく人間なんて退屈だとなにをやるか知れたものじゃありませんよ。

(ドストエフスキー『貧しき人びと』より。)

道徳を云々する者にとっては、退屈こそひとつの重要問題である。というのは、人類の罪悪の少なくとも半分は、退屈を恐れるあまり犯されるものであるから。

(バートランド・ラッセル(イギリスの思想家)の言葉。)〔記02/13


159.「自然とのふれあいこそが、あらゆる進歩の最後の言葉である

(ドストエフスキー「作家の日記」より。)

人間は二つの方法によって生きる。社会に従うか、自然に従うかである。

(ヴィクトル・ユーゴー(フランスの文豪)の言葉。)〔記02/20


160.「は苦痛です、は恐怖です、だから人間は不幸なんです。

(ドストエフスキー『悪霊』のキリーロフの言葉より。)

活動だけが恐怖と心配を追い払う。

(ゲーテ(ドイツの文豪)の言葉。)〔記02/28


161.「は自己犠牲なしには考えられないものである。
(
ドストエフスキー『評論集』より。
)
他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ。

(アインシュタインの言葉)〔記03/08


162.「家畜をあわれむことを知った百姓は、きっと自分の妻をもあわれむようになるに違いない。
(
ドストエフスキー『作家の日記』より。
)
一人の人を愛する心は、どんな人をも憎むことができません。

(ゲーテの言葉)〔記03/21


163.「人間というものは罪深いものだ。
(
ドストエフスキー『評論集』より。
)
他人を傷つけない範囲で正直でいられることをやっと学んだよ。

(バート・ランカスター(アメリカの男優)の言葉)〔記03/28



164.「の喜びは偉大ですが、その苦しみはあまりにも恐ろしいものなので、むしろ恋などは絶対にしない方がいいと思われるほどです。
(
ドストエフスキーの書簡より。)

(あひ)見ての後の心にくらぶれば(=比べると)昔は物を思(おも)はざりけり(=会う前の恋心なぞ、たいしたことではなかったことよ)

(権中納言敦忠の和歌)〔記04/05


165.「人間の最も偉大な功績は、人生においてつねに自分を脇役のみに限定しうるということにあるのかもしれない。」
(
ドストエフスキーの『虐げられた人びと』より。)

真の意味における自由とは、全体のなかにあって、適切な位置を占める能力のことである。

(福田恒存(評論家)の言葉)〔記04/14


166.
アリョーシャ「地上に住むすべての人は、まず第一に生を愛さなければならないと思いますよ。

イヴァン「生の意義以上に生そのものを愛するんだね?」

アリョーシャ「むろん、そうでなくちゃなりません。あなたのおっしゃるように論理以前にまず愛するんです。ぜひとも論理以前にですよ。そこでこそ初めて意義もわかってゆきます。」
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)

人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、私は決して人生をののしるまい。

(ヘルマン・ヘッセの言葉。)〔記04/24


167.青春は、それが青春という理由だけでもう清らかなのである。

(ドストエフスキー『未成年』より。)

青年は未来があるというだけで幸福である。

(ニコライ・ゴーゴリの言葉。)〔記05/03


168.愛より尊いものがあるでしょうか?愛は存在よりも高く、愛は存在の輝ける頂点です。

(ドストエフスキー『悪霊』のステパン氏の言葉。)
財産も地位も、愛にくらべたら塵芥のようなものだ。

(グラッドストン(19世紀の英の政治家)の言葉。)〔記05/10


169.泣いている子供は、やりきれないほどいやなものだ。だが、ゆかいに笑っている子供、これはまさに天国からの光だ。

(ドストエフスキー『未成年』より。)

子供達が毎日を楽しく生きているかどうか。それが平和かどうかということです。

(永六輔(タレント)の言葉。)〔記05/19


170.かれの愛の性質はつねに活動的なものであった。

(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)

惚れていることは一つの状態であり、愛することは一つの行為である。

(ルージュモン(スイスの思想家)の言葉。)〔記05/29


171.「わたしは、生を生のために愛している。」

(ドストエフスキー「ノート」より。)

「私たちは死の心配によって生を見出し、生の心配によって生を乱している。」

(モンテーニュの言葉。)〔記06/07


172.苦しみと涙、それもまた生なのだ。

(ドストエフスキー『罪と罰』より。)

苦痛は短く、悦びは永遠である。

(シラーの戯曲『オルレアンの少女』より。)〔記06/19


173.愛はすべてをあがない、すべてを救う。

(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)

愛なしに真の幸福はありえない。愛があれば完全な永続する不幸というものは決してないのだ

(カール・ヒルティの言葉)〔記16/06/30


174.自由、新しい生活、死からの復活……ああ、なんというすばらしい瞬間だ!

(ドストエフスキー『死の家の記録』の末部より。)

人間は生まれたときは自由である。しかるに人間はいたる所で鉄鎖につながれている。

(ルソー『社会契約論』より)〔記16/07/15


175.は労働だ。もまた学びとらねばならないものだ。

(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)

尊貴な学位も想像力も、その両方を足したものも、天才の誕生には至らない。愛、愛、愛。それこそが天才の神髄なんだ。

(モーツァルトの言葉)〔記16/07/30


176.問題は時間にあるのではなく、あなた自身にあるのです。

(ドストエフスキー『罪と罰』より。)
君子は諸(これ)を己(おのれ)に求め、小人(しょうじん)は諸を人に求む。

(『論語』の孔子の言葉)〔記16/08/25


177.抽象的な言い方を好むのは利己主義者だけですよ。

(ドストエフスキー『未成年』より。)
()は達するのみ(=言葉は正しく伝わりさえすればそれで十分なのだ)

(『論語』の孔子の言葉)〔記16/09/05


178.言葉にあらわれるものよりも、内部に残っているもののほうが桁外(けたはず)れに多いのだ。人間の思想は、それがりっぱなものでなくても、心のうちにとどまっている間は、つねに深遠なものであるが、言葉にあらわれてしまうと、それは滑稽で不当なものになる。

(ドストエフスキー『未成年』より。)
言葉は考えを隠すために人間に与えられたものである。

(スタンダール『赤と黒』より)〔記16/09/25


179.神と悪魔が闘っている。その戦場こそは人間の心なのだ。

(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
悪魔のいる天国

(星新一のショートショートの題名)〔記16/10/07


180.
どうにも暇(ひま)をもてあましたら、誰かか、あるいはなにかを、愛するようにつとめることだな、ただなにかに熱中するのもよかろう

(ドストエフスキー『未成年』より。)
人間の幸福の敵は、苦痛と退屈である。

(ショーペンハウアー(哲学者)の言葉)〔記16/10/16


181.
全体のために働けばよいのである。未来のために仕えればよいのである。しかし、決して報いを求めてはならぬ。しいて求めずとも、すでにこの世において、偉大なる報いが与えられている、――すなわち、正しき者のみが所有しうる心の喜びである。

(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
善をなせ、人は人を幸せにするために生まれてきたのだから。

(トルストイの言葉)〔記16/11/05


182.
あまりに意識しすぎるのは、病気である。正真正銘の完全な病気ある。人間、日常の生のためには、世人一般のありふれた意識だけでも、充分すぎるくらいなのだ。
(ドストエフスキー『地下室の手記』より。)
一生懸命になっては、とても根気が続かん。
(
勝海舟の言葉)〔記16/12/01


183.
自分の家の中に、自分の目の前に(対象が)あることが一番多いのに、なにも人間愛の大偉業を求めてがむしゃらにどこか遠いところへ突っ走ることはありません。
(ドストエフスキーの書簡より。)
万事、外に向かってあれこれ求めてはならない。ただ手近なところを正(ただ)せばよいのだ。
(
吉田兼好『徒然草』より)〔記16/12/19


184.
は鋳造された自由である。だから自由をすっかり剥奪された人間にとっては十倍も尊い。がポケットの中でちゃらちゃら鳴っていさえすれば、彼はもう、それを使うことができなくても、なかば慰安を与えられているのだ。
(ドストエフスキー『死の家の記録』より。)
ともかくお金を持てば、人も世の中も恐ろしく思わぬものだ。逆に一文なしになれば、世の中も恐ろしいものである。
(
前田利家(戦国時代の武将)の言葉)〔記17/01/03


185.
人間というものは時として、心の中でどんなことをしゃべるかわかったものではない。
(ドストエフスキーの短編小説『いやな話』より。)
物言えば唇寒し秋の風
(
諺。松尾芭蕉の句)〔記17/01/29


186.
もし全世界を征服せんと欲せば、まず汝みずからを征服せよ。
(ドストエフスキー『悪霊』のシャートフの言葉。)
己を制し得ぬ者は自由人とは言えない。
(
ピタゴラスの言葉)〔記17/02/12


187.
犯罪には《環境》というものが大きな意味を持っている。
(ドストエフスキー『罪と罰』より。)
罪は事件にあって、人にはない。
(
吉田松陰の言葉)〔記17/02/19


188.
地獄とは何か、それはもはや愛せないという苦しみだ。
(ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』より。)
愛なくて人は生きねばならなかったら、人生は遂に地獄のなかの地獄である。」
(
武者小路実篤の言葉)〔記17/02/26


189.
《いちいち計算して》生活するなんてことは、実際にはできないことなんですのね。どういうわけかわかりませんが、とにかくできないことなんですのね。
(ドストエフスキー『白痴』より。)
自己を運びて万法を修証するを迷いとす。万法すすみて自己を修証するは悟りなり。
(
道元の言葉)〔記17/03/07


190.
この世では誰よりも自分をうまくだませたものが、誰よりも愉快に暮らしていける。
(ドストエフスキー『罪と罰』より。)
自分自身に正直であることはなんと困難なことだろう。他人に正直である方がはるかにやさしい。
(
エドワード・F・ベンソン(イギリスの作家)の言葉)〔記17/04/05


191.
なぐりあいのけんかをしている人たちが、それと同時に愛しあえないというわけがどこにあろう!
(ドストエフスキー「作家の日記」より。)
「おれがやるんだよ」「なんだよ、このやろう」「チュッ」〔口ゲンカ・どつきあいからの。。。キス(仲直り)
(
ダチョウ倶楽部のギャグ())〔記17/04/17


192.
キリストの来臨までは戦争が絶えることはないだろう。これは予言されたことである。
(
ドストエフスキー「メモ・ノート」より。)

人類は戦争に終止符を打たなければならない。それでなければ戦争が人類に終止符を打つことになろう。
(
JF・ケネディの言葉。)〔記17/04/26


193.
いかなる国民といえども、科学と理性のみに基づいて国を建設し得たものは、今日まで一つもない。ほんの一時的に馬鹿げた偶然で出来たものは別として、そういう例は一度もない。
(
ドストエフスキー『悪霊』より。)

共和国は贅沢によって滅び、独裁国は貧窮によって滅ぶ。
(
モンテスキュー『法の精神』より
)〔記17/05/05


194.
完全な無神論の方が、俗世間の無関心な態度より、ずっと尊敬に値しますよ。完全な無神論者は完全な信仰に達する最後の一つ手前の段に立っておる(それを踏み越す越さないは別として)
(
ドストエフスキー『悪霊』のチーホン僧正の言葉より。)

自己を捨てて神に走るものは神の奴隷である。
(
夏目漱石の言葉
)〔記17/05/17


195.
親しい人たちと、縁者たちと、愛する人たちと心を許しあって暮らす――これが天国だよ。
 (
ドストエフスキー『未成年』より。)

人生最大の幸福は一家の和楽である。円満なる親子、兄弟、師弟、友人の愛情に生きるより切なるものはない。
(
野口英世の言葉
)〔記17/05/31


196.
幸福な人間はつねに善良である。
(
ドストエフスキー『未成年』より。)
人は不幸になると道徳的になる。
(
ブルースト(フランスの作家)の言葉
)〔 記17/06/10


197.
もし神さまがいらっしゃらなかったら、私などがどうして大尉でいられよう?」
(
ドストエフスキー『悪霊』より。)
人間が神のしくじりにすぎないのか、神が人間のしくじりにすぎないのか。」
( ニーチェ 『曙光』より。)

〔 記17/06/18


198.
他人に尊敬されたいのなら自分自身を敬うがいい。自分自身に敬意を払うことによってのみ他人はあなたを敬うようになるだろう。」
( ドストエフスキーの言葉。)

自分を尊敬できる人は、他人も尊敬できる。」
( 加藤諦三(著述家)の言葉。)

〔 記17/06/25

 

 

199.
人間の情け深さと人間の相互愛を確信することよりも、大きな幸福はない。これは、信仰だ。まったく一生をかけての信仰だ! この信仰よりも大きな
幸福があろうか!」

( ドストエフスキー 『作家の日記』より。)

幸福は、自分は何ものかに絶対的に愛されてるのだという確信の中に存する。

( ヴィクトル・ユゴーの言葉。)

〔 記17/07/09

 

 

200.

人類を愛することは簡単である。しかし、隣人を愛することは容易ではない。」

 ( ドストエフスキー 『カラマーゾフの兄弟』より。)

仁遠からんや。我、仁を欲すれば、ここに仁至る。」 ( 孔子の言葉。)

〔 記17/07/23

 

 

201.

「 専制主義のないところに自由も平等も、いまだかってあったためしがない。

 ( ドストエフスキー『悪霊』より。)

「 民主主義は専制政治に陥る。」

( プラトンの言葉。)

〔 記17/08/11

 

 

202.

「人間というものは罪深いものだ。」

( ドストエフスキー「ロシア文学論」より。)

「 悪人=人類の進歩にもっとも重要な要素。」

( -ビアス『悪魔の辞典』より。)

 〔 記17/08/29 

 

 

203.
自由は、大多数者を、他人の思想への隷従にみちびくにすぎない。なぜなら人間は、既成のものを、あてがわれるのが好きだからだ。

(ドストエフスキー「作家の日記」より。)

もっとも危険な誘惑。それは、なにものにも似まいとすることだ。

(A・カミュ「手帳」より。)

〔 記17/09/07


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