『おかみさん』 について
(※、別のタイトル訳「家主の妻」「
女あるじ」「主婦」
)

 http://www.coara.or.jp/~dost/BT-2.gif

( これから読む人は、以下、ネタ
ばれの箇所(
の箇所)に注意!) 


     


< 概要 >
中編。
間借りしていた家の家主の未亡人が田舎に戻ることになり新しい間借り部屋を探さなくてはならなくなったオルディノフ(大学は卒業したものの職には就かずに間借り部屋で独り学問や執筆を続けている青年)は、その部屋探しの途中、教会で若い女性カチェリーナを連れた老人ムーリンと視線を交わす。わけありげなその二人に惹かれた彼は二人の跡を追い、二人の住むアパートの小部屋を間借りすることを決める。彼女(間借りの女あるじとしての「主婦」)の世話を受ける形でそこに住み込んだ彼は二人との交流や出来事が重なるにつれ、二人へ向けての当初の好奇の心は彼女を救い出したいという憐れみの心と老人への敵対心へと変わってゆく。結局、彼は、ムーリンの画策によりその住まいから閉め出されまた別の下宿へと移ることになる。夢想家の青年を主人公とした一種の恋愛小説
その他、別の下宿へと移ることを勧めた旧知の
ヤロスラフ・イリッチ(その地区の警察署長)も配されている。

《所収》
河出書房版全集(巻1「主婦」)
筑摩版全集(巻1「おかみさん」)
新潮社版全集(巻1「家主の妻」千種堅訳)