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県政だより

あなたとともに夢を創ります

皆さんから寄せられた声を政策に
合併後の選挙に臨むにあたり、一番大切なのは新生竹田市をくまなく知ること。地域を知り、人を知ることが必要な政策を生み出す第一歩だと考えながら、各地に足を運んでいます。そして、ハガキで皆さんから寄せられた激励に感謝しながら、意見や要望をまとめてみます。

 首藤勝次講演会事務所
〒878-0402
 竹田市直入町大字長湯7681-3
  TEL 0974-75-2840
  FAX 0974-75-2841
                               
 
●一番目に付くのは、病院や通学のためのバスの確保に対する要望です。
 特に、一人暮らしのお年寄りの皆さんが日常生活に大きな不安を抱いています。
【県下全体の課題でもあります。自治体の対応に待たれますが、県としての支援策が必要だと痛感します。地方の貴重な声として執行部に要望します。】

●少子、高齢化、過疎化の対応を考えて欲しい。
【一番有効な対応は企業誘致と確信しています。中九州自動車道などの整備もさることなから、地域の受け皿づくりが先行されなければなりません。大分県では誘致のための予算を10億円から大幅に増やす方向を検討しています。】

首藤勝次の県政だより vol.27

下の紙面写真をクリックしてpdf文書としてご覧下さい。

1面 2面

首藤勝次の県政だより vol.26

今回よりpdfファイルにいたしましたので 下の紙面写真をクリックしてpdf文書としてご覧下さい。
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1面 2面

県道神原玉来線 中尾トンネル貫通

 国の道路特定財源の期限が3月末切れたことにより、大分県では約60件の道路関係事業について国からの内示がこなかったため、凍結されていた。その後、4月30日に暫定税率が復活、県単独事業の20件(3億円分) については凍結が解除された。
 県では、地方道路整備交付金として当初予算で約72億円を計上していたが、これに関連する大分光吉インターや県道庄の原−佐野線の整備などについては凍結が続き、9月27日開会の大分国体開催までの完成が懸念されていた。
 しかし、5月13日道路整備費財源特例法改正案が自民党、公明党の手により衆議院で再可決され、大分県でも当初予算に計上していた道路関係予算全てについて執行出来ることになった。
 地方道路整備臨時交付金に関連した事業についても、国から5月14日付けで内示があった。
一部マスコミからも取り上げられ、継続事業で進められていた県道神原玉来線中尾トンネル掘削工事も無事貫通し、6月17日現地で地元中尾、大田地区の関係者や、有賀竹田土木事務所長さんら出席のもと、貫通式が行われた。
 竹田土木事務所の有賀所長さんは、遅れた分準備ができ次第一日も早く入札をしたいと意気込んでおられた。

大分国体 着々進む大会準備

 「第63回国民体育大会」「第8回全国障害者スポーツ大会」の開催が間近になった。
県では厳しい財政状況の中、「簡素な中にも、おもてなしの心のこもった夢と感動にあふれる大分らしい大会」をめざして、着々と準備を進めている。
 大分県には、半世紀ぶりに巡ってくる大イベント国民体育大会、そして8回目を迎える障害者スポーツ大会。ともに大分県の真価が問われる大きな大会である。


 5月24・25日には、全国障害者スポーツ大会のリハーサル大会が大分市で開催されたが、県民の参加者が非常に少なかったのが気になる。
 6月には」交通や観光関係者を対象にした「おもてなし研修会」が県下6ブロックで開催され、6月19日には国体ボランティアの皆さん参加のもと、おもてなし決起大会と大会100日前セレモニーが開催された。
 また、各地で会場や周辺の空き地や道路を花で飾ろうと、ボランティアの皆さんが花いっぱい運動を展開している。

農林水産副委員長に就任

5月10日の初めての臨時議会

 先の臨時議会で首藤県議は連続して農林水産委員会に所属。副委員長に就任しました。
また、2回目の議会運営委員。観光振興議員連盟の副会長も継続します。

志高く希望の未来を拓く

厳しい選挙戦を終えて、首藤県議が辻野功教授と語る竹田市の未来
               (4月13日に別府大学で対談)

辻野 まずは、堂々の聞いぶりで、見事な勝利おめでとうございます。

首藤 ありがとうございます。先生には街頭演説もしていただき、本当にありがとうございました。また、出陣式での、「いまこそ市民の意識が問われる」 という訴えは、皆さんの心に印象深く残ったようでした。
辻野 出陣式は、すごい人でしたね。それにみんな目が活き活きしていました。だれからの押し付けでもなくて、本当に心の底からあなたを応援したいという人たちの集まりでしたからね。
首藤 私自身、あんなに多くの人に集まっていただくとは思っていませんでしたし、それに旧竹田市の皆さんが多かったのにも感激しました。
辻野 皆さん、いいお顔していましたねえ。私も大分市内で同じような場面に何回となく立ち会いましたが、あの時の熱気はいままで体験したことがなかったですもの。
首藤 善い顔、いい人たちが寄り集まっているという話は、一般の皆さんからも聞きましたし、各地の皆さんにご挨拶して歩いた時にも、「首藤さんは、いいお人柄の応援者がいますね」 と声をかけていただきました。皆さんが純粋な気持ちで新しい町づくりをやるんだという尊い志に燃えていたんだと思います。
辻野 玉来駅の事務所に出向いて驚きましたよ。ふつう、事務所の中には密談のできる小部屋があるのに、首藤さんの選対事務所はオープンでしたもの。みんなが同じ立場で楽しく闘っているという雰囲気でしたから。あれだと、スパイも紛れ込みやすかったはずなのに。(笑い)
首藤 確かに若い人もご婦人も、ベテランも和気藹々でした。事務所に行くのが楽しみだと。ウグイス嬢の皆さんもそんな話をされていましたね。
辻野 あなたの陣営の何人からも聞きましたが、いい人たちと出会えてしあわせだったと。この選挙を通じて、みんなが知り合ういいチャンスだったということでしょう。
首藤 日増しに明るく、にぎやかになっていきましたからね。私自身もそうですが、この選挙で精神的な大きな財産を授けられたと感謝しています。
辻野 少し突っ込んだ話になりますが、あなたには業界などのしがらみもなかったんでしょ。
首藤 そうです。まさに志をひとつにした市民の集合体、つまり草の根の選挙でしたから。地域や職業や年齢を超えて、とにかく新しい竹田市を生み出すんだという思いに包まれていました。
辻野 もう利害関係で結びつく時代ではないですからね。そんなことしたら、手が後ろに回りますから。(笑い)
首藤 社長さんや従業員の皆さんが一枚岩になって私を応援してくれた企業もありましたが、みんなの前で社長さんが言うんです。「これまで政治家としてどんな実績を残したか。選挙の時だけ口できれいごとを言うんじゃなくて、いつも何か新しい力を生み出してくれる人でなければ竹田市は衰退してしまう」 って。
辻野 かなりのプレッシャーですね。(笑い)でも、その社長さんはいつも首藤さんを見ていたんじゃないですか。あなたはいつも実践現場に立っている人だと。私が初めてあなたと話し、あなたの仕事を見て、そう感じたんですから。
首藤 これもプレッシャーですね。(笑い)
辻野 あらためて、この選挙戦を振り返っていかがでしたか。
首藤 昨年の秋から全地域に足を運んできましたが、いいものをたくさん持っている町であることを再認識しました。もちろん、課題も多く見えましたが、いまはプラス思考で挑戦していきたいと思っています。
辻野 少子、高齢化、過疎化など課題も多いでしょうが。具体的な取り組みの前に全体的にはどう感じましたか。
首藤 直入郡は県議会議員の選挙が二十年以上なかったんです。一方で、旧竹田市は毎回の選挙戦。選挙をすることは大切だと思うんですが、闘うことそのことだけが目的の選挙は精神的に辛い。当事者もそうでしょうが、市民の多くの皆さんも疲れ切っていたのでしょうか。
辻野 過去のしがらみを捨てて、風通しの良い町を創ろうという流れがあなたに味方したということですかね。そう言えば、あなたの街頭演説には多くの人が感動していましたよ。涙している若者もいたじゃないですか。
首藤 市内の商店街があんな雰囲気になったのは初めてだったと聞かされました。みんな道に出てきて話を聞いてくださいましたから。
辻野 あなたが、「日田の豆田町をつくった男のことや、昭和の町づくりに挑戦をした若者たちの勇気を知れ」 というような話をしたでしょ。
首藤 みんな私の友人です。でも、日田はいざ知らず、豊後高田はこの竹田に比べたら何もない町なんです。竹田には全国に誇れるものがたくさんあるんですから。何が足らなかったのか、どこに衰退の原因があるのか、謙虚に考えたら気がつくはずなんですよね。
辻野 だから、一段と声が高くなった。
首藤 だから、声が嗄れたんです。(笑い)
辻野 いい素材はたくさんある町ですよね。
首藤 そこなんです。いまだけじゃなくて、過去に蒔かれた種もある。知らない時代に蒔かれた種もある。なのに、しがらみで踏まれ続けたから、大地が石のように固まってしまって、種から芽が出てこない。
辻野 そこに、みんなが鍬を入れる。すると、光が差し込み、風が通り、雨が吸い込まれて、種から芽が吹く。(笑い)
首藤 そして、あちらこちらに、きれいな花が咲く。実を付ける。こんなところから芽が出た、あちらで見たこともない花が咲いた、そんなドラマが生まれてくる町なんですよね。
辻野 ワクワクしてくるじゃないですか。
首藤 そうなんですよ。大地を耕すだけで可能性という芽が出てくる町なんですから。文化も歴史もある。雄大な大自然もある。こんなに夢の描ける町はそうザラにはないですよ。
辻野 あなた、まず何から始めますか。
首藤 来ましたね。(笑い)まず、この町のすばらしさに市民が気付く作業。そして、それが誇りになって行動を起こす。全国レベルの助っ人と市民の皆さんとの出逢いの場づくりをしたいと思います。
辻野 人の批判ばかりで、頑張る人の足を引っ張るんじゃなくて、手を引っ張ってあげる。(笑い)
首藤 そして。感動できる場づくりをたくさんしたいと思っています。短い人生、同じ時代を生きる私たちですから、感動的なドラマを味わいたいですよね。時を越え、地域を越えて感動した選挙戦がその第一歩だったんですから。
辻野 あなたのまわりにいた人たちは、新しい風が吹いたのを感じたでしょうねえ。あなたは、実践の現場から立ち上がってきた人ですから、感動と改革の輪を広げてください。期待しております。
首藤 ありがとうございます。竹田市にも多くの辻野ファンが誕生したのですから、是非、全国に竹田市を宣伝してくださいね。

    寄稿
 卓越した議員活動への評価
                  日田市大山町 緒方英雄
 
 首藤さん、このたびは激戦を勝ち抜かれたこと、友人の一人として心からお祝い申しあげます。
 あなたとは、行政マン時代の広報担当という立場で知り合ってからのお付き合いですが、企画力、実践力の見事さは他の追随を許さないものがありました。その力が政治家としての政策力へと結びついているのは言うまでもありません。今回の選挙戦も、市民の皆さんの評価がそこに現われたものと確信しています。残念なことに、私のまわりは政策論よりも、誹誘中傷が飛び交う選挙戦でした。
 原因は、政策や行政情報を市民に与えていないことにあると思います。そういう意味では、あなたの 『県政だより』や『山頂のポプラ』は群を抜いています。日田市の市民にも届けられているようですが、評価は高いです。「地域に誇りをもつためには、まず地域のことをよく知ることだ」 というあなたの考えは正しい。これからも、県政、県議会議員の活動のあるべき姿をリードしてください。


【緒方さんは大山町役場で企画調整課長などとして活躍。いまは大山町にあるひびきの郷の総支配人。
農水省や国土庁などの委員として全国レベルの活動をし、現在は大分合同新聞の 「私の紙面批評」にもたびたび登場している。】

農業改革の根底を支える

JA大分みどりが事業主体として取り組んでいましたカントリーエレベーターが完成しました。

大型サイロ5基を有し、大型循環乾燥機3基、色彩選別機など最新鋭の技術を駆使した設備を有しています。
 紆余曲折の道のり
 この施設の建設に向けては、合併前からの懸案事項であったこともあり、新生竹田市の財政支援が再検討されるなど、関係者は予想以上に大きな課題と直面することになりました。
 しかし、幸いにも、竹田市の支援も導入され、さらに大分県も県下初のソフト戦略の支援を行い、課題解消への道を探りつつ完成へと導かれたところです。神田組合長をはじめとする役職員の皆さんの努力に敬意を表します。
 財政支援に対しては、私も振興局や農政部と一体となって最大限の努力をしてきましたが、関係者の熱意が通じて県下初の支援施策が実現しました。
 国策との競い合い
 こうした背景があることもあり、私はこれからの施設の利活用に重要課題が課せられたと考えています。特に『品目横断的経営安定対策』 への対応です。
 国は農業における構造改革として、この対策を打ち出してきましたから、米・麦・大豆という指定品目を視野に入れることは重要です。その意味で、カントリーエレベーターが担う役割は大きなものがありますが、さらに大切なことは流通対策でしょう。流通・販売の世界のせめぎ合いにどう打ち勝っていくか。さらには、指定作目を地域特性に入れ替えて対応するなどの戦略。つまり、畜産が盛んな地域は粗飼料を品目に加えるとか、弾力的な指定緩和策を導入するのも地域農業の再生につながると考えるからです。
 こうした竹田方式、大分方式を成功させて全国モデルへと導いていくという政策も是非提言していきたいと考えています。

トリニータの後援会が発足

スポーツが授けてくれるもの

トリニータ後援会長の
坂本休さんも参加
 大分トリニータを応援し、スポーツを通じて青少年の健全育成と地域の活力を生み出そうと、吉良喜久男さんらの呼びかけで竹田支部がついに結成されました。
 大分県議会もトリニータを支援する議員連盟を結成して応援しているところですが、大分県の各地で応援する組織が育つことは喜ばしい限りです。
 大リーグでも、チームがある都市が熱烈なフアンに支えられて、地域全体に夢と活力がみなぎっているのを見るにつけ、スポーツが授けてくれる力の大きさを教えられます。
 会場には多くのサッカー少年も駆けつけていましたが、『夢をもつ力があるということは、すでに大きな才能である』ということをあらためて感じた発会式でした。
   (ちなみに首藤県議は後援会のアドバイザーに就任しました)

現場の実践力が夢を創る

別府大学教授で大分県はもちろん、全国の地域戦略にもくわしい
辻野功先生と首藤県議との2時間の対談が行われました。簡単にまとめてご紹介します。

 農村の危機感を自覚すること
辻野 首藤さんには日本文理大学で学生や一般市民を対象にした講座をお願いしてきましたし、これまでのあなたの取り組みには多くの皆さんが注目しているところですが、県議会議員として、いま感じておられることからお話いただけませんか。

首藤 一番の心配ごとは、改革の行方です。原点は全国どこでも「豊かな自治」 を生み出すことにあったはずなのに、理にかなわない地域間格差を生み出している現実に対して不安を感じています。市場原理の導入と歳出の削減だけを求めて、地方に十分な税源を与えないままでいると、自治体は住民とともに豊かな自治をつくるどころか、地域の公共サービスを縮小することだけを考えなければならないという、いかにも本末転倒の結果を生み出しかねないからです。

辻野 首藤さんは、すでに選挙区全域にくまなく足を運んできたとお聞きしましたが、実感はいかがですか。

首藤 率直に申し上げて、まさに 『限界集落』 の言葉が当てはまる地域が多いというのが実態です。高齢者夫婦のみの世帯、あるいは一人住まいの世帯の多さにあらためて驚きました。

辻野 65歳以上の比率が50パーセントを超えて、冠婚葬祭などが自力でやれなくなっている地域のことですね。

首藤 そうです。いまはまだ、周辺の皆さんの助け合いでなんとか保たれていますが、まさに限界が目の前に迫っていると感じます。

辻野 市町村合併の弊害も原因していますか。

首藤 合併したからではなく、現場の危機感を把握した政策が導入されたかどうかだと思います。ただし、これは自治体だけの問題ではない。国が地方に対してひたすらに財源保障を縮小し、地方財政に市場原理主義を押し付けていることにあると思うんです。

辻野 教育や障害者福祉、お年寄りの生活を守るという最も大切な課題がなおざりにされていますよね。

首藤 まったくそのとおりです。教育や福祉の現場は収支バランスの問題で対処するべきではない。私はそう考えていますから。目には見えない大切な喜びや必要性があるということを国は再認識するべきです。

辻野 わたしたち市民も、行政や政治に関心を持ち続けることが大切だと思っていますが。

首藤 いつか、だれかがやってくれるんだろうと安易に思ってはいけない。おまかせ民主主義では、大切な声が届かなくなりますから。一人ではできないことを、みんなの発想と知恵を集めて実践することが自治ですからね。いまは、その自治を強化しなければならないと思います。


 実践者としての政治家に期待
辻野 実践という言葉が出ましたが、首藤さんへの期待は実践者としての実績にあると思うんですが。

首藤 わたしは役場で行政マンとして25年、それから経営者として、また政治の道も経験させていただいています。現場で地域住民の皆さんとともに挑戦してきた貴重な体験を政治に活かすことができました。自分が責任をもって仕事を担当し、地域住民の皆さんと議論をし、たまには喧嘩もしましたが、そして実践をすることで成果を上げることができたと思っています。さらに申し上げるならば、政治家は結果責任を負うべきだと思うんです。自分たちが企画したり、執行部の提案した事業に賛同したのであれば、一人になっても責任を負うくらいの腹がなければ、ね。失敗していたり、苦難の状況に陥っているのなら、それを解決させて次のステップに向かうというのが政治家の誠意です。

辻野 住民の皆さんと喧嘩をしたというのが、いいですね。(笑い)無責任な人は喧嘩をしないし、結果が悪ければ他人のせいにしますからね。

首藤 さすがに辻野先生は厳しいですね。(笑い)言えることは、真の実践者でなければ、本当の夢は描けないということです。夢を描ける人は必ず実践して成功させた経験を持っている人なんです。

辻野 事例のないことをやってのけた男の言葉ですね。ところで、首藤さんは国土交通省が認定した観光カリスマという顔もお持ちですが、農村や農業者の皆さんから、「観光ばかりが専門だ」 という冷やかしはないですか。

首藤 ほろにがい質問ですね。(笑い)たしかに、そういう見方があるようですね。ただ、観光の原点は、『地域の力を誇る姿勢』から生まれるわけです。地域の誇りは何も温泉ばかりじゃない。地場の新鮮な野菜、それに音楽や絵画などの文化も誇りでしょうし、山や川など、かけがえのない自然界にも関心をもてる力が必要なんです。観光が発展すれば、若い人たちの働く場所も生まれるし、道の駅なども栄える。全国レベルの有名な人たちとの交流もさかんになって地域が元気になっていくでしょ。

辻野 観光は地域の総合力と言われるゆえんですね。ところで、竹田市の課題は少子、高齢化、過疎化にあると思うんですが、これらに対応する首藤さんの政策をお聞かせいただきたいのですが。

首藤 これが最大課題ですね。学校にこどもたちの元気な声が響き渡り、おじいちゃんやおばあちゃんが子や孫と楽しく暮らせる地域を取り戻したいというのが、わたしの一番大きな願いであり、それを果たすのが使命だと感じています。

 企業誘致で働く場づくりを
辻野 再生のための時間がないのではないですか。

首藤 そうなんです。ここ5年、いや3年が岐路だと感じています。私は政治生命のすべてをかけて、『企業誘致』 に取り組みたいと決意しています。この地域は水も農産物も豊富ですし、歴史や文化、そして自然環境にも恵まれていますから、その利点をフルに活用して企業誘致に取り組むことです。広瀬知事も豊肥地区の農村地域の企業誘致に大きな関心を寄せてくれていますから。中九州高規格道路の完成も待たれるところですが、稲葉ダムなどと等しく国家プロジェクトとして位置づけられています。早期完成は言うに及びませんが、企業誘致などの地域戦略が先行されなければなりません。

辻野 企業が進出すれば、若い人たちの働く場が確保できるわけですから、効果は絶大ですよね。

首藤 そうです。そうなれば、幼稚園や保育園、小学校や中学校、そして高校もにぎやかになってきますし、企業施設の建設はもちろん、住宅や道路整備など、公共事業に準じた資本投資が活発化して、地域経済も元気になるんです。

辻野 首藤さんなら、やってくれそうですね。(笑い)

首藤 いや、絶対にやらなきゃならんのです。そうでなければ農村は崩壊の危機にあるといっても過言ではありません。私も、市と県が一体となって推進できる体制づくりに力を注ぎます。

辻野 期待しております。ところで、首藤さんからは、色々な言葉をお聞きしてきました。『悠々として急げ』、『有由有縁』とか。いま一番意識されている言葉は何ですか。

首藤 何と言っても、いまは 『時代を先読みする力』 ですね。観光にしても、農業にしても、企画力と実践力が求められるわけですが、もうひとつ大切なのが、時代を先読みする力だと感じています。私は以前から、企画を掛け算していくことを意識してきましたが、2手も3手も先を読む力が必要だと思います。畜産などで、いい牛をつくるにもそんな先見性と挑戦心が必要なわけですし、農産物にしても地球温暖化を見越した高地での栽培品種がすでに研究されていたりしますからね。

辻野 首藤さんは、理論だけじゃなくて実践されてきているだけに、私たちも勇気と希望をもつことができます。 これからも多方面で、ご活躍ください。

決算特別委員としての報告

今、私は決算特別委員会に所属していますが、10月17日から11月24日までの間に
7回の委員会を開催しました。
その概要報告と私が指摘させていただいた事項を要約して紹介します。

総括 改革と同時に活力を生み出すこと
相当な行財政改革は評価に値する。人件費を含む事務費の削減には職員の理解と協力があったからこそであるが、士気の低下を招かないように配慮することも必要だろう。
 こうして生み出された経費を、いかに活力創造のために活かせるかが重要だ。単なる数字の切捨てになってはならない。農林水産業などの地場産業育成のために活用してほしい。そういう意味では、当初予算主義にとらわれず、年度途中でも要望の強い事業には集中的に使うことが賢明だ。でなければ、再生の芽は生み出されない。
農林水産 システムはあるが、活用されていない
 気になるのは、農林水産予算の不用額が他の項目に比べて高いことだ。最大要因は新規就農や施設導入などの支援資金が活用されていないことにある。これは、支援制度としては確保されているものの、その条件のハードルが高いということが原因ではないか。
 厳しい農業の現場を理解して、貸付期間を延ばして償還額を低く抑えるなどの措置をしなければ、収入とのバランスが取れない。
 だから借りたくても借れないという実態を生んでいるのではないか。
 補助率を上げるなども考慮して今後に対応するべきだ。ただし、経営実態を十分に分析して、選択して貸し付けるという基本姿勢は守らなければいけない。
一方、生産基盤の充実を推進しながらも、流通販売のあり方にも研究が必要だ。特に畜産部門について指摘しておきたい。
土木建築 環境保全と安全対策を
 稲葉ダムや玉来ダムに代表される治山治水事業は順調だ。加えて、道路予算も厳しい中、順調に確保されていることは県民の声が反映されたものとして評価したい。
 政府も美しい国づくりをテーマに掲げているだけに、河川やダム、そして道路周辺の環境美化も視野に入れておくべきだ。
 これまでは、地域住民のボランティア活動に頼ってきたが、過疎化や高齢化によって、活動に陰りが出ている。だからと言って手を抜くわけにはいかない。
 安全対策にも連なる重要な作業であるから、必要な予算は確保していくべきだ。
商工労働 企業誘致と商工会の強化
 都市と農村などの地域間格差が広がっている。大分県でも、企業立地を促進できた地域とそうでない地域との格差は大きい。
 市町村の熱意もさることながら、県の立場で是非プロジェクトチームを作るなどの行動が必要だ。それも、商工の分野だけに止まらず、農林水産の分野との連携も視野に入れていくべきだ。
 もうひとつ、市町村合併に続き、商工会の合併も推進されているが、大切なのは組織の合理化だけではなく、政策力のアップだ。県や国のもっている事業を積極的に受け入れて実践のできる組織に育て上げることを課題に加えておくことだ。
教育委員会 評価できる特色ある地域教育の推進
 教育委員会で取り組んでいる特色ある学校づくりは、時代の要求の強い方向性だけに、その推進体制は評価できる。地域アイデンティティーの確立のためには、地域教育や地域学が徹底されなければならない。それだけに、地域や学校から、「こんな事業に取り組みたい」 とするモデル提案型の支援事業が設定され、活用されているのは評価できる。地域を知らずして、地域を誇る力は養われない。これからも恒常的な施策として継続していくことだ

畜産農家との意見交換会

大分県議会の自民党会派で構成する農業振興協議会は、最近の農村経済を支えている畜産をさらに振興させたいということから、畜産振興部会を立ち上げました。
 今回は部会長の近藤和義県議へお願いし、竹田地域の生産者との意見交換会が実現しました。生の声をしっかり県政に反映させたいと思いますが、ここでは会議で提案された項目をまとめて報告します。何より、現場にこそ神が宿る。生産者の皆さんと県議会とのパイプ役を果たせて、うれしく思います。
 まずは市場統合の問題から
 口火を切ったのは、竹田市のMさん。「市場統合が一番の関心事です。購買者が集まってくれないことには競争力も上がりません。そのためにも市場統合は是非実現してほしいと考えます」。
一方、荻町のGさんからは、「多頭飼育している農家は毎月販売したいというのが本音です。市場が一本化されれば生産者も毎月出荷できますし、購買者にとっても魅力的な市場になると思います。ただ、すぐに一つの市場にしてしまうというのは難があります。十年くらいの見通しの中で推移させていくのが理想だと思います」との意見が出されました。
 総じて、多頭飼育の農家の皆さんは、適期の出荷が可能になる毎月出荷を希望、そうすることで購買者の競争レベルも上がることを期待されていました。
また、統廃合とは別問題として、豊肥市場だけでも、毎月開催の取り組みをしてはどうかという、発想を転換させた有意義な意見も出されました。その一方で、「市場統合と価格アップは直結していないケースもある。購買者にとっては、いい種牛が出た、ということの方が魅力になっているということも忘れてはならない。だから、宮崎や鹿児島のように、果敢に改良に取り組んでいく姿勢が大切だ」とする意見も出されました。
 流通改善とブランド化
 ここで、県議団からの主な意見を抽出してまとめます。
「皆さんからも意見が出ましたが、市場運営のあり方にも改善が求められているのは確かでしょう。ここで全農の組織改善と改革が必要になってくると思います。豊後牛が、とよのあと牛と皮肉られているのを知っていますか。これはブランド化が進んでいないことの象徴です。県議会としても、執行部にこの点の強化を促します」。さらに、「肥育農家が減少したことも、流通や販路開拓を鈍化させていることになっています。肥育農家の育成を提案していきます。」との見解が示されました。
 支援事業の強化対策
 もうひとつの課題として、「国や県が施設の改善や資金の貸付などを有利に制度化してくれているが、市の予算化が厳しい状況なので、なんとか県の予算に工夫をしてもらうことができないか」という声が上がりました。
この点については、私も決算特別委員会の折に指摘したのですが、農家支援のための制度が有効に活用されておらず、不用額として次年度に繰り越されている実態を報告しました。
 つまり、制度があっても、「使えない、もしくはハードルが高くて手を出せない」から利用されないという現実を把握していることを紹介し、この改善を執行部に求めていることを伝えました。
 会議の成果を政策に活かす
 今回の意見交換会は初の試みでしたが、畜産振興会の役員の皆さんの熱意で意義ある成果が生み出されました。
 県も生産者の皆さんにアンケート調査などを実施していますが、現場の生の声、それも立場や規模の違う皆さんの実情を十分に把握した上での政策化が大切です。今回を皮切りに、現場に出向いて将来のあるべき方向性を探りたいと考えています。
 協力いただいた皆さんに感謝申し上げながら、まずは第一回のまとめといたします。

今年も多くの行事に参加させていただき、多くの市民の皆さんとお会いできました

農事組合法人『九重野』が誕生
12月16日、竹田市九重野で、農事組合法人『九重野』の設立総会が行われました。地区の担い手育成推進協議会の後藤生也会長が、「農村の起業家として、経営感覚を磨きながら地域の発展に一丸となって取り組みましょう」と挨拶。後藤会長は青大豆の豆腐づくりをリードするなど、『九重野』という名前そのもののブランド化を企画するなど、企画力あふれる実績があるだけに、出席者も今後の展開を楽しみにしていました。なお、初代組合長には井出三義さんが選ばれました。
(会場となった『こしきの杜』での記念写真)
安心・安全なまちづくりをめざして
 年末年始に向けて、暴力絶滅を誓い合う竹田市民大会が開催されました。観光地でもあり、交流人口が増加している竹田市だけに、事件や事故のない安心・安全なまちづくりを目指そうと、多くの市民の皆さんが参加されました。
(竹田文化会館での大会の様子)
情熱とアイデアで生まれた「一番水」
 中山間地域の直接支払い制度の資金を活用して、石原営農協定集落(川越竣市会長)の皆さんが、「誇りある村づくり」に向かって新しい名所『一番水』を誕生させました。
そもそも由緒ある天然水ですが、情熱とアイデア、そして実践力で見事に世に出しました。これからの活用と広がりが楽しみです。
(写真は除幕式を記念して)
稲葉ダムで地域の再生を誓う
12月19日、稲葉ダムの周辺部に位置する巣原地区の皆さんとの懇談会を行いました。
工事の進むダムを背景にして、完成後の地域づくりを語り合いました。少子高齢化に悩む過疎地域ではありますが、景観に恵まれているだけに、「ダムの湖面が出現すれば、観光地にもなるし、住んでみたい地域になるはず」と地域の再生に夢を抱いていました。私もこれからの環境整備に力を注いでいくことをお約束しました。

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