平成15年9月 テレホン法話 トンチの中の真実

 今月は、トンチ話や なぞなぞで有名な一一休さんについて、お話いたしましょう、

今から六百年程前、応永元年の元旦、一休さんは誕生しました、八十八歳まで生き永らえたと伝えられています、

私たちが、イメ−ジとして考える、子供と戯れ、気楽な和尚さんとは少々異なり、その実像は、なかなかの厳しさをもっていた人のようです、

 一休さん四十二歳の時のことです、堺の町を、木剣を持って歩いていると、人々が

「剣は、人を殺す為の道具であるのに、僧侶である貴方が、どうして剣をもち歩いているのですか」と質問をしました、

すると一休さんは

「近頃のニセ僧侶は、この木剣とよく似ている、外観は、真剣そのものだけれど、いざ抜いて見ると、ただの木片、人々は、このことを見抜かなければならない」と いって去っていったと いいます。

これは僧侶のみに、とどまらない、すべての人々にあてはまることといえましょう、

いくら体裁を整えた僧侶であっても、実の伴わない僧侶であったならば、形ばかりの木剣と同じでありましょうし、誰もが上辺だけ飾り立てても、内容が無ければ、それは虚しい人といわざるを得ません、

このようなユ−モアの中にある、厳しい社会への批判や、奇抜な風刺を行う ところに、一休さんのトンチ和尚さんと言われる所以があったわけです、

無論、他人や、社会を批判すると同時に、一休さん自身、自分に対して、最も厳しい人であったことを、忘れてはならないでしょう

残された人生、楽しくするのも、苦しくするのも、自分自身の心がけ、余裕の有る人生にしたいものです、それには、心 先祖を敬う心がけも必要では 、ないでしょうか、

時に秋の彼岸 過去を思いそして未来を思う

当山では、彼岸の中日(九月二十三日)午後一時より 本堂に於いて、魔よけ 災難をよけ 最大の先祖供養の為の お経と、言われる 大(はん)(にゃ)(きょう)六百巻(てん)(どっ)() (全巻六百冊の經題を読上げ繰る) 大祈祷が 行われます、正月三日と秋彼岸中日の年に二回の大祈祷です、ご家族お揃いご参拝ください、

御参拝の方には「魔よけ災難よけの お守札を」お授け致します、御参りし、お経の風に、あるだけでも御利益が頂けると言はれています、        

   合 掌