テレホン法話       心の鬼を退治する   十三年八月                       

 

関東地方では7月が盆ですが、関西地方以南では、なぜか8月が盆であります、

大切な方を失って、悲しみの心で、初盆をお迎えの方も、おありのことと存じます、

この盆の期間に、宗派を超えて行われる、行事に「お」があります、

その由来は『救抜経』というお経のなかに、次のような話しがあります、

昔々インドは、お釈迦様が生きている頃のお話しです、いつもお釈迦様の側に仕え、最も多くの教えを聞いていたと言われた阿難尊者、が、真夜中、一人で行にふけっていると、突然恐ろしい「もの」が現れました、

喉は針のように細く、爪は異常に長く、腹は飢えた者のようにつき出て、目は吊り上り、見るからに恐ろしい姿です、

餓鬼は、「阿難よ、仏法僧の三宝を供養し、多くの餓鬼に食物を施せ、さもないと、おまえは三日以内に死に、餓鬼道に落ちるだろう」と阿難をおどかして消えました、

 阿難尊者は怖くなって、お釈迦様のもとに、とんでゆき、「どうしたらよいでしょうか」と、教えを乞いました、

 お釈迦様は「お」の法要を催し、大勢の僧侶を供養し、餓鬼だけでなく、無縁の精霊にも施しをするよう、教えました

阿難尊者が、お釈迦様のいわれた通りにすると、三日以内に迎えるはずの死が、訪れることもなく、寿命は延び,餓鬼道にも落ちず、すんだそうです、

 これが、お施餓鬼の由来ですが、仏教の修行の中で、最も大切な「行」が説かれています、

有縁の人えの施しはできても、縁の無い人のために施しをしようという心は、なかなか起こらない私たちです、

 自分ばかりでなく、みんなの幸福を願う心は、普段の生活では、起こし難いのが、当たり前の私たちといえましょう、

 それだからこそ、お釈迦様の行事の機会に、日常を反省し、無縁の精霊への施しを、すすんでしていただきたいのです、

大光院では八月十五日午後二時より「各御家の御先祖様、水子様 無縁の霊 供養の為の大施餓鬼法要」を執行いたします

お心のあります方は、是非ご参加ください。

                       合   掌