峠を行く二人の商人        平成13年2月

大寒が終わると節分、いよいよ寒さも本格的に成ります、

皆様お変わりございませんか、

景気が悪い、金利が安い,心配ないと思っていた銀行が倒産する、大手スーパーが規模を縮小する、昨年は景気の良くない話が、続きました、

なぜ倒産した、責任者が、また担当者が、時勢に対する考えかたが、不足であったとも

いえるでしょうが、一人一人の社員の考え方は、どうであったか、

昔のお話です、

今の滋賀(しが)に一人の商人がいました、

他国の商人と碓氷峠を登っていました、峠を越えた村落に商品を担いで、商いをするためにです、

上り坂は、延々と続きます,夏です、流れる汗は着ているものさえ、びっしょりと濡らします、

滝のように流れる汗を拭いながら,一歩一歩、重い荷物を、背負って何時間も登っています、

息苦しくなった、他国の商人が「この峠が、もう少し低かったら、いいのだが、こんな(けわ)しい坂道を,上り下り、するのでは、いくら商売でも,止めたくなります」と愚痴をこぼしました、

すると滋賀の商人が笑いながら

「私は、この峠が、もっともっと高いと、有難いと思います、そうすれば、大抵(たいてい)の人は,中途から、引き返すでしょうから、そうなれば、自分1人で思うように、商売が出来ます、この峠は,低すぎる」と言ったそうです、

話は変わりますが、昭和40年頃です、大分の自動車のセールスマンが毎月50台以上の車の契約を取った、セールスマンがいました、毎月ですよ、その方の営業方法を伺った事がありますが、ここまですれば、この心を持てばと思いました、日曜、祭日なしです、顧客の家庭内の仕事まで、棚をつける、掃除をする、営業に関係の無いことまで、してゆく、心から、相手の方に尽くす、

週八時間で、日曜祭日は休日,仕事に没頭することが,減ってきました

自分の仕事に惚れる、そして相手の方に尽くす心、仏様は精進(しょうじん)せよ教えられました、人に惚れ、仕事に惚れる、好きでは駄目です、惚れて行うことでしょう、本当に惚れれば、他のものは見えなくなります,迷いは消えます、これは仕事だけではなく、人間関係においても同じでしょう、夫に惚れ、妻に惚れてこそ、円満な家庭と言えるでしょう、他のものが、目に映るのは、本当に惚れてないからでしょう、好きではなくて、惚れた人生作ってみませんか、人生は一生一度の体験です、良い体験をしてください、