成 道 会           平成12年12月

 12月8日は成道会(じょうどうえ)。そこで本日は、お釈迦様の成道(じょうどう)についてお話いたします、

成道の「(どう)」は(みち)であり、「(じょう)」は、なる、できあがるの意味があります、佛の道が出来上がるの意味を持っています、つまり「仏道」仏の道が、出来上がったという意味であります、

 四月八日の花祭りが、お釈迦様の誕生日であることは、よく知られていますが、それからの35年間経つまでの、お釈迦様は、私たちと何も変わらない、ただ修行する1人の人間であったそうです、もしも、この十二月八日に、(さとり)を得ることが、なければ、私たちも、

お釈迦様なる人物を、知ることが、無かったかもしれません、この日より八十歳で亡くなるまでの、四十五年間、その悟の内容を、一日も休まれること無く、生涯をかけて、伝道、布教し続けたからこそ、仏の教えが、今日まで残っているのです、

 それでは、お釈迦様は、何を悟ったのでしょうか、

 それは「ダルマ」、「法」と呼ばれる、世の中の真理です、「法」とは。二千年も昔の、

あ釈迦様の時代だけのものではなく、今この世で、変わることなく、普遍的に用いられるもので、なくてはなりません、

その教え内容を、弟子たちが、まとめあげたものが、お経であります、悟の内容は全て、

お経のなかに述べられているのであります、

「キリスト教には、聖書という一つにまとめられたものがあるのに、仏教には、どうして、

沢山の数え切れないようなお経があるのですか、沢山あって、どれを読めばよいのか解かりません」と、言った質問をよくうけます、仏教の経典には、優劣、序列などありません

「分けのぼる、ふもとの道は多かれど、同じ高嶺の月を見るかな」と言う歌があります、

教えに入る入り方、宗派によって、色々な道、入り方があると思いますが、前のあげた歌なぞるならば、道は多くあるものの、それは皆、山の頂上の登って、月を見るためのものなのだ、と言えるでしょう、これこそ、苦しみ、悩む事の無い、「安らぎに生きる」ことだと言えるでしょう、古くからの、伝統的仏教を信じる人も、新しい仏教を、信じる人も、誰しも、お釈迦様の悟が間違っている、などという人はいません、全ての仏教は、この日のお悟に帰結するのです、

既に仏教を信じている人も、これから信じて生きたいと願う人も、その人により、それぞれの仏教があることを振り返って、精進したいものです、

当山において、大晦日31日午後1130分より、厄落とし、運迎えの「除夜の鐘つき」が行われ、一般の方も参加出来ますので、心をこめて一突きして、今年の厄を振り払い、良い新年を、お迎えください、

この行事に、参加の方には、開運のお守りを、1人一体お授け致します、

 良い新年をお迎えください、