>> 和日記 >>

7月3日(日)

あっという間に7月になってしまった。今年も前半が終わり、これから折り返しだと思ったら、暑さに少し弱った体がしゃきっとした。
先々週の金曜日、札幌である「第9日本ヨーガ療法学会」に出席するため、なんと40年以上振りに札幌に行き、翌日の25日(土)札幌プリンスホテルの国際館パミールであった学会で檀上発表をし、翌日は頑張ったご褒美に!?美瑛、富良野をドライブ。明けた月曜日からは東京へと、5泊6日のプチ旅を楽しんで来た。
前日の金曜日、朝から30度近くまで気温が上がった福岡を発ち、2時間後に降り立った新千歳の気温は16度だった。寒い!

ホテルに荷物を置いて、大学時代の友人に会うため、大通り公園に向かった。薄いジャケットを羽織ったものの、本当に寒い!
夕方から会場でリハーサルがあるため、友人とはわずか1時間しか会えなかったけれど、20年振りの再会を喜び、互いの近況を語り合った。いつも彼女のブログ「北の街から〜TOKORIKO〜」を見ているから、20年振りという距離感を全く感じることなく、すぐに40年前の「タケマとアイチャン」に戻っていた。しかし40年かぁ・・過ぎ去った日々のあまりもの長さに少し唖然とした。
「ありがとう!忙しい時間にわざわざ会いに来てくれて・・・」10月末に東京であるクラス会での再会を約束して別れ、リハーサルがある会場へと急いだ。大通り公園の上には高い高い秋の空のように澄み切った空が広がっていた。

学会での症例発表は3年間学んできたヨーガ療法の卒業試験の一つでもあった。今年の学会で卒業を迎え、これから療法士として旅立っていく人は300名ほどいて、その内の11名が壇上での発表を行い、その他の人達はポスター展示による発表を行う。5時からの会場でのリハーサルではその11名が集まり、本番同様の檀上発表を行った。どの発表者も落ち着いていて、その内容も、パワポの表示も素晴らしかった。私は・・・・と思ったら急に自信がなくなってしまった。なんとか壇上に上がったものの、全く余裕なくほとんど棒状に原稿を読むような有り様であった。

明日、ちゃんと発表が出来るのだろうか?本当に大丈夫だろうか?・・・そんな不安な思いを抱えたままであったが、お腹は確実に空く。すすきのにある東京在の友人がお勧めのお店「開」に行って、北の幸をいっぱい頂いた。ホッケの刺身、牡蠣、ホワイトアスパラ、蟹焼売・・・「まぁ、何とかなるっさ」美味しいものを食べていたら、喉の奥が緩んで?!気楽な気持ちに戻っていった。
当日、朝4時半に目覚めた。隣に眠る姉に気遣いながら、ベッドに座して瞑想をした。私の症例に協力してくれたNさんのことを思い、彼女の語ってくれた言葉を思い出していた。感謝の思いが溢れ、閉じた瞼の奥熱くなりが涙がこぼれ落ちた。この思いを伝えなければと思った。

午前中、今 充 先生を初めとした先生方の「がん統合医療とヨーガ療法」というシンポジウムの後、午前中のオーラルの間は別会場で行われている仲間達のポスター発表を見に行った。みんなとても堂々として立派に発表していた。私も頑張らなくては!
昼食後いよいよ午後のオーラルが始まった。私は4番目。檀上の発表者を見上げながら最前列で出番を待つ。心臓の鼓動が少しづつ速くなっていく。慌てて完全呼吸を繰り返す。次第に心がゆったりとして来る。そう、私には呼吸法という武器が?ある。

名前を呼ばれ壇上に上がる。千人以上の人達で埋め尽くされた会場の全景が私の目の前に迫ってくる。パワポをゆっくりクリックし話し始める。静まり返った会場に響く自分の声を聴いていたら、次第にスーッと緊張がほぐれていった。自分でも驚く程冷静に発表することが出来た。5分間。長くて短い時間はあっという間に過ぎ去った。質疑応答では日本ヴェーダーンタ協会のメダサーナンダジや「がんビレッジ札幌」の院長である平田先生から、助言や感想のお言葉をいただいた。

「すごく落ち着いていてよかったよ!」姉や仲間たちから声をかけてもらった。やっと終わった!安堵の気持ちが湧いてきて、泣きたいくらい嬉しかった。今日まで頑張って来た私を、「本当によく頑張ったね!」といっぱいいっぱい褒めてやった。

やり遂げた満足感に浸りながらも、午後からのシンポジウムで楽しみにしていた安保 徹 教授(あぼ とおる 教授 新潟大学)の講演は、期待以上にとても興味深く、学びの時間であった。全てのプログラムが終わったのは午後6時を過ぎていた。朝8時半から、長い長い1日だった。

6時半から、会場の札幌プリンスホテルであった懇親会では、この3年間共に学んだ仲間たちとテーブルを囲み、互いの労をねぎらいながら、北海道の幸をいっぱいいっぱい頂いた。蟹、美味しかったなぁ。お寿司も・・・みんなで何度も記念写真を撮った。やっとこの日を迎えらえた安堵感でみんなの顔はとても晴れやかで輝いていたなぁ。でもこの日がゴールではなく、この日からヨーガ療法士としての新たな試練が始まるんだと改めて思った。
「次回は勉強会で会おうね!!」仲間たちと別れ一人でホテルへの道を歩いた。ウールのジャケットを羽織っても肌寒い夜であった。でも心はとっても温かく、満ち足りていた。ヨーガに出会って本当に良かった!そうしみじみと思いながら、広い札幌の道をぐいぐいと一人大股で元気良く歩いた。最高に幸せな夜だった。
翌日はレンタカーを借りて姉と二人で美瑛と富良野へドライブした。快晴の日曜日だった。その様子は次回に・・・お楽しみに!!

(写真は札幌駅で見上げた青空。大通り公園。シンポジウム。ポスター発表の準備をするKさん。壇上で発表する私。懇親会でのおご馳走!そして私の仲間たち。)



                                                             
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