ちょっとした間違いで2



 あの日、あのボタンをクリックしなければ、あるいは久美は別の道を歩いていただろう。
 軽い気持ちでクリックしたとき、まるで坂道を転がり落ちる雪の固まりが次第に膨らみ加速度を増していくように久美の運命を変えていった。
 ボタンを押すこと、それが久美の運命だったのかもしれない。抗えない久美の運命だったのかも・・・・。