ぴあフィルムフェスティバルin大分
新人監督の登竜門とでもいうべき、自主制作映画のコンペティション、
”ぴあフィルムフェスティバルin大分”が、9月23日から26日までの4日間、
大分県立総合文化センターにて開催されました。
過去最高の応募数、914本でグランプリを競った今回は、
入選作品16本と、12の特別招待作品が上映されました。

という事で、いくつかの作品を観てきたのですが、素人っぽく完璧とは言えない部分もあるのですが、
内容は奥が深く映像も奇麗で、どれも素晴らしい作品ばかりでした。

中でも私が気になったのは、川合晃監督の「他、3本」という作品。
構成がすごくしっかりしていて、観る側を飽きさせないスピード感があって、映像も音楽もかっこよく仕上がっていました。次の作品が楽しみです。
グランプリを受賞した小嶋宏一監督の「5月2日、茶をつくる」も、将来を決める若者の心の動きが、言葉ではなく、映像で上手く表現され、心に残る作品でした。

そして、3日目の25日(土)には、’90年度のPFFグランプリを受賞し、「ひみつの花園」や「アドレナリンドライブ」等の作品で活躍中の、矢口史靖監督のトークショーと、1シーン・1カットで撮られた1話完結作品集、「ワンピース」が上映されました。

「いろんなしがらみを考えずに、自分の中のアイディアを撮っておきたいから」と、’94年から始められた連作集、「ワンピース」。後でクスっと、思い出し笑いをしてしまいそうな面白い内容でしたが、中には撮影当日に思い付いたストーリーで、仕上がった作品もあるというから驚いてしまいます。やっぱり才能ですよね〜。

「過去の作品を修正するよりも、新しい物を作りたい」と、常に前向きな矢口監督は、「もっと本格的に映画を撮りたい」という思いから、PFFに応募し、見事グランプリを獲得したそうです。


「カメラと仲間がいれば、映画はいつでも作れますよ」という、矢口監督やPFFスタッフの方が言う様に、
「映画が作りたい」という思いとやる気があれば、チャンスは何処にでもあるのかもしれないですね。
そんな才能を発掘し続ける”ぴあフィルムフェスティバル”は、これからも目が離せません。


インサイダートップへ(1999年9月 Reported by Y.Kusamoto)