マルチメディアグランプリ`94の報告

 主催は(財)マルチメディアソフト振興協会(略称MMA、会長:山本卓眞)、共催 で通産省なんですが、マルチメディア作品の唯一の国際的なコンテストとして注目され ているものですが、今年で既に9回目を迎える伝統あるものです。 (12月2日の贈賞式会場風景・TOSテレビ大分のニュースより)  多分、スタート当時はハイビジョン等の一方向性の作品を対象にしていたのでしょう (1986年、第一回は現在の協会の前進である「国際映像ソフトウェア推進協議会」 の主催)が、1991年からは現協会が主催、コンピュータを使ったインターラクティ ブ性が重要視され始めたようです。  今年は342作品だったかな、応募対象になったようで、賞の構成は、以下のように なっていました。

<インターラクティブ部門>

 1。パッケージ部門    2。シアター・展示部門  3。ネットワーク部門  以上の部門内で、   最優秀賞がトップで、その他にビジネス作品賞やパブリック作品賞など細かに分け られています。  また、三部門の最優秀賞の三つのどれかが、「グランプリ・通産大臣賞」という最高 の賞をもらいます。

<ノン・インターラクティブ部門>

 1。CG部門  2。ハイビジョン部門  3。シアター・展示部門  4。ビデオ部門  この四部門の最優秀賞の中から「MMA会長作品賞」を出します。  さらに、両者を通じて、個人を対象にして、最高賞として   「MMA会長賞」、 “制作者三賞”として   「MMAアーチスト賞(アーチストを対象)」   「MMA技術賞(ハード、ソフトの技術者を対象)」   「MMA特別賞(広くマルチメディア関係者を対象)」 があります。 -*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-* さて、その結果ですが、*-*-*-*-*-*-*-*-*-*- <インターラクティブ部門>

1。パッケージ部門 最優秀賞

     作品名:「Pop Up Computer」(CD−ROM作品でした)      受賞者:(株)サルブルネイ、(株)アスク、(株)テレビ東京他. (中央はサルブルネイの松本弦人さん、カッコイイ・TOSテレビ大分ニュースより)

2。シアター・展示部門 最優秀賞

     作品名:「Interactive Plant Growing」      受賞者: Christa Sommerer氏(オーストラリア)           Laurent Mignonneau氏(フランス)、 NTT

3。ネットワーク部門 最優秀賞

(トロフィーです)      作品名:

「COARA WWW-diary」

     受賞者:

 ニューCOARA

(賞状と盾を貰うスナップ1・TOSテレビ大分ニュースより) (賞状と盾を貰うスナップ2・TOSテレビ大分ニュースより)  上記三作品から選ばれる“グランプリ・通産大臣賞”は、「Pop Up Computer」でした。 <ノン・インターラクティブ部門>

1。CG部門 最優秀賞

     作品名:「TABLEAU D` AMOUR」      受賞者: AGAVE S.A.(フランス)

2。ハイビジョン部門 最優秀賞

     作品名:「グラフィティ・ウォー」      受賞者:(株)東京放送、REBOスタジオ(アメリカ)

3。シアター・展示部門

     最優秀賞は該当なしのようで、映像特別賞、奨励賞のみ選定

4。ビデオ部門

     最優秀賞は該当なしのようで、映像特別賞のみ選定  この四部門最優秀賞の対象の中“MMA会長作品賞”は、「グラフィティ・ウォー」 が受賞。 (各部門の最優秀賞がないのは全体的にノン・インタラクティブ部門は、新分野である インタラクティブ作品の新鮮味、奥深さ(?)に押されているのでしょうか?) そして、個人賞の最高の賞である、“MMA会長賞”は、原田 大三郎氏     彼は、大分によく来てくれる河口洋一郎さんと同様に日本を代表するCG    映像作家ですね。受賞のコメントがビデオで流されましたが、彼は日本を出    てアメリカ西海岸に本拠地を構えて活動中。

“MMAアーチスト賞”は、佐藤 理(おさむ)氏

    講評で、「彼は存在感のある作家であり、ミスターで通る人物だし、日本    が海外に誇る人物であるだろう、、」と評されたが、確かに、丸めた頭に真っ    黒のだぶだぶの服に黄色い紐の運動靴、、、私の隣の隣に座っていたが、た    いへん“存在感”あった、です。

“MMA技術賞”は、セガ・エンタープライズの鈴木裕(ゆう)氏

    バーチャルファイターの作者として、その3DCG表現の最先端のクリエー    ターという評価をいただいている。   

“MMA特別賞”は、 我が大分県知事、かつ、ニューコアラ名誉会長の平松守彦氏

(知事はwwwからお礼と挨拶しました・TOSテレビ大分ニュースより)     昨年から新設されたこの賞は、昨年度は該当者無しで見送られたそうだし、    審査委員の間では、最初の人物をしっかり選んで以降の格を考えないといけ    ないからなぁ、、という中で平松知事が見事、初代の被表彰者ということに    なったとのこと。 (特別賞のトロフィーです)     表彰理由は、   * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * -   I   

マルチメディアを地方からたちあげた功績に対して

*   I   通商産業省の初代電子政策課長として日本のエレクトロニクスの実質的 *  なプランナーをつとめ、大分に帰られてからは、情報流通の重要性に着目   I  し、ハイパーネットワーク社会研究所の設立、県民のためのパソコンの専   *  用回線を設置するなど、県としてはじめてマルチメディアを地方からたち   I あげた。   *  コアラの活動においては、名誉会長として無言の支援をおこない、地方   I から世界へ発信するマルチメディアの施策を先進的に熱心にやられた功績   * は大である。   *- * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * - * -     ということでした。また、この賞の決定に当たっては“ニューCOARA    の名誉会長”ということが決め手であって、知事であると同時にニューCO    ARA名誉会長の肩書きを併記された“平松守彦”氏に差し上げる、という    ことなんです。皆さん、コアラ会員全員の勝利ですよ!      *-*-*-*  さて、さて、コアラのネットワーク部門なんですが、受賞案内のペーパーによると、 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -       

<ネットワーク部門> 受賞作品

 今年から新たに設置されたネットワーク部門。応募数はノミネートを中心にして17 点。ISDN、HDTV光伝送路、公衆電話回線、CATV、インターネット、衛星と 様々なネットワークを使用した作品が寄せられた。選からはもれたが、東洋エンジニア リング、アスキーはじめとしてインターネットのホームページでは意欲的な作品が寄せ られ、また、玉川学園、京都造形芸術大学他からはネットワークを利用した学校間の交 換授業の作品応募もあった。部門最優秀賞には、パブリック応募の「COARA WW W-diary」が選ばれ「ネットワークの市民利用」「個人のネットワークへの参加」と評 価を受けた。 (トロフィーです) 【最優秀賞】  

作品タイトル:「COARA WWW-diary」

 

受 賞 者 :ニューCOARA

  作品内容   :「COARA WWW-diary」は、インターネットのWWWサービスを市民生活 にどう生かせるかを前提に制作されている。WWwはインターネットの中でも暴発的に 利用者が拡大しているサービスだが、そのほとんどは学術あるいは企業利用である。そ こで、ニューCOARAは、このサービスを利用して「COARA WWW-diary」と いうホームページを制作。このホームページには、ニューCOARA会員のひとりひと りの発想から生まれた画像を含めたデータが、会員の日記風にアップされている。  今や世界の標準になろうとしているコンピュータネットワーク網「インターネット」 をいち早く市民生活に取り入れることにより、日常生活での電子ネットワーク利用を促 進しようとする試みである。 【各賞】     各賞        作品名       会社名                        イメージファクトリー・リミテッド   エンターテイ   M−Clip      (有)パスラル、   メント作品賞   「RAMPO」     松竹映画「RAMPO」製作委員会                        ニフティ(株)   ビジネス賞    BBCC     BBCC 特定AP教育システム            English Shcool at Home   パブリック賞   NTT 日本電信電話(株)            WWW 情報サーバー   海外優秀賞    Hotwired wired 特 別 賞    横浜マリノス選手と    こどもメディア研究会           バーチャルサッカー - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - (二つのトロフィーです) ということなんですね。申し訳ないことに、あの日本を代表するNTTのWWWサー バーを押しのけて、弱小coaraグループが最優秀賞を貰っちゃった。  審査委員の講評によるとほとんど全員一致でコアラを選んだそうで。文句無しなんだ そうです。  そもそも9月の半ばに金村さんから電話があって、「パブリック部門に応募して下さ い」と伝言があったんです。  「はい、はい」と返事をしたものの、後からMMA事務局から来た連絡事項はびっく り。応募用にビデオをつくる必要があったんですね。  で、9月15日のwww勉強会の後で、ディジタル工房ハートをスタジオ(?)に美 佐子さんが主人公になって武本君や帆足君らが頑張って応募用ビデオ作成、応募。多分、 そうやって他の作品もノミネートされていったんでしょうね。  その後、(10月は情報化月間で忙しすぎて)忘れていたんだけれど、11月の第二 週だったか、、、MMA事務局の伊藤さんから連絡あって、 「尾野さん、喜んで下さい。実は、コアラが最優秀賞になりました。」 「へ? なんのこと? 嘘でしょう?」 「いや、ホントなんです。信じて下さい。とにかく絶対的に評価高いんです」 「へぇ〜、、、あれがねぇ。。。信じられん」 という会話の後、当日の会場での上映会用に再度ビデオを作って下さい、とのことで、 11月20日だったか、前述のスタッフ集まって再度ビデオを作ったのでありました。 皆さん、おつかれさん、MMAの伊藤さんからは、 「あの女性(美佐ちゃんのこと)、凄いですねー。とってもわかりやすく気持ちよく説 明してくれていますねー」 「そーでしょう。実は彼女は本職は歯科技工士さんなんです」 「えー、、、、」 ということだったし。 また、金村さんに、「おかげさんで、、これって縁故知縁の受賞じゃないの?」って聞 いたら、 「いやいや、尾野さん、違いますよ。私は身内のようなもんだから押さえ気味で評価し たんだけど、他の人達は本当に“凄い”と思ってくれてたし、これは本当にコアラの実 力なんですよ。実力で取ったんですよ」ですって。  確かに審査委員の講評でも、「大分は十分なネットワークに関する蓄積されたノウハ ウがあるからこその今回のWWW-diaryなんだ、と思います」とも言っていたな。  ということで、本当にコアラの皆さん、お疲れさまなんですよ。   ということで、記念のトロフイーは、ずっしりと重いクリスタル硝子。  コアラの最優秀のものは、高さが30センチ程あるでしょうか。   知事のトロフィーは、20センチ程です。  とにかく、面白かった。 以上、とりあえず。子細はまた再度。

 このグランプリに関する、コアラメンバーの感想は、  telenet coara.or.jp で、コアラに入って、 「トップメニュー/TOP」から、「総合メインメニュー/MAIN」へ。  さらにその中の、「TOWN コミュニケーション・タウン(会議場街」から  「1号館《#01/オープン会議場/COARA》会議場(会館)」に入って、  「A100/cafe newCOARA/CAFE2」会議室の発言No.703 を見てちょうだい。
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