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 アメリカン・ヒストリーX
   
 
 ミス・ユニバースで日本人が準優勝!という快挙だそうで。すごいな〜いや、本当にスゴイ!日本人って足長くなったんだな〜と実感してしましました。準ミスの知花くららさん(24)はエキゾチックな美人。水着姿もばっちり決まってました。世界中の美女で2番目に美しい!ってことなんだよね!同じ日本人としてとっても喜ばしいですね〜。

 いやースゴイ映画でした。なにがスゴイかっていうと、主演のエドワード・ノートンが本当にすばらしかった。エドワード・ノートンといえば、「ファイト・クラブ」。あの時はブラピの為の映画って感じで、彼は全然ぱっとしなかった。が、それは彼の類まれなる演技のセンスだった訳ですね。しかもこの映画自体、とてもよい映画で引き込まれてしまいました。

アメリカの暗部・現在でも残る人種差別を白人の側から描いた映画。有色人種を嫌う、白人至上主義集団のカリスマ的リーダーのデレク(エドワード・ノートン)。3年前、黒人2人を殺害した罪で刑務所に入っていた。デレクの弟ダニー(エドワード・ファーロング)は、兄を崇拝し、自分も白人至上主義集団に入った。しかし、出所したデレクは以前とは全く別人になっていて、集団を脱退するという。そんな兄をなじるダニーだったが、兄の刑務所での出来事を聞かされるうちに、気持ちを変えるのだが…。

エドワード・ノートンはこの役のためにかなり肉体を改造したようで、ぱっと見誰だかわかりません。黒人を処刑する彼は狂気と怒りを含んだ破壊的なイメージ。刑務所から出てきた彼は憑き物が落ちたような穏やかな彼。刑務所で何があったのか?というのが彼を改心させる大きなきっかけとなったんだけど、そこでの出来事もまた衝撃的だったな。

ダニー役のエドワード・ファーロング。ターミネーター2で鮮烈なデビューを果たした彼だけど、もともとナイーブな性格だったせいか、その後アルコール依存症などで苦しんだようですね。そういったはかなげな印象のある彼が演じるダニーもよかった。兄がなぜ白人至上主義者になったのか?見つめなおしていきます。

ダニーにとくとくと言い聞かせるデレク。「もともと自分のやりきれない怒りが根源なんだ」「二人殺しても怒りは消えなかった」という。アメリカの社会のことを描いた作品だけど、このことは凶悪犯罪の低年齢化が進んでいる日本にも重ねあわせることができるかも。若者の暴走、あり余るぶつけどころのない怒りは凶行へと導くが、デレクは刑務所での出来事で自分自身で改心した。ここにこの映画の意義があるということだね。

若い人には特に見てほしい、それと同時に子を持つ親にも見てほしい映画ですね。たくさんの人に見てもらって、それぞれ感じてくれればと思うような、 秀作ですよ。


   
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