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 バットマン・ビギンズ

 「メメント」「インソムニア」のクリストファー・ノーラン監督最新作、「バットマン・ビギンズ」は、映画版「バットマン」シリーズの中でも一番最初の物語で、いわばバットマンのエピソード1の部分である。主演にクリスチャン・ベール、ケイティー・ホーム


今回の「バットマン・ビギンズ」非常に面白い映画に仕上がっている。残念ながら日本では一部を除いて「バットマン」人気は、本国アメリカほど人気があるとは言えないが、この「バットマン・ビギンズ」はファンでなくても十分楽しめる内容になっている。これはやはり監督と脚本を務めるクリストファー・ノーランの力によるものが大きいのではないだろうか


何といっても今回の映画「バットマン」の見所は、正義と復讐は同じものか? 自身の中にある恐怖を如何にして克服するのか?といった主人公の内面の疑問、葛藤が過去、現在にわたる因果関係をベースに丁寧に描かれている点にある。いつものバットマンとは異なり、主人公ブルース・ウェインが肉体的、精神的に成熟した時に初めて、「バットマン」という悪に対する恐怖のシンボルとして登場するため、「バットマン」がなぜ「バットマン」たる所以がよく理解できる仕組みになっている。

単純明快なアクションものだった映画「バットマン」シリーズから一変、重厚な人間ドラマにアクションが結実した「ビギンズ」は大人が見ても満足な内容な映画である。毎回クリストファー・ノーラン監督作品を見ると、この監督は人間に対する興味、分析が尽きない人なのではないかと感じる。


これまで形がSFファンタジーしていた「バットモービル」も今回は黒塗りの「装甲車」に変身し、あのバットスーツ誕生秘話も丁寧に描かれており、観客をグイグイとリアリティー溢れる「バットマン」ワールドに引き込まれて行くところも面白い。また、3代目バットマン役クリスチャン・ベールがだらしないブルース・ウェインと、悪を許さない冷酷な「バットマン」を「話し方」「態度」など細かい部分をキッチリと演じ分けており、その脇を固める俳優陣もモーガン・フリーマン、マイケル・ケインと男の魅力全開なのも魅力の一つだ。

ひょっとすると超話題作「スターウォーズ・エピソード3」よりも人間ドラマがしっかり描かれているので、「バットマン・ビギンズ」の方が圧倒的に面白いかもしれない。

今回の評価100点満点中、100点

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