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 Coffee and Cigarettes

 
ストレンジャー・ザン・パラダイス」のジム・ジャームッシュ監督最新作「コーヒー・アンド・シガレッツ」は、タイトルそのまま「コーヒー」と「タバコ」をベースにした全11話のショートストーリ集である。出演にビル・マーレー、スティーブ・ブシェミ、イギー・ポップ、トム・ウェイツなど。

毎回個性的な映像と内容で観客を魅了してきたジム・ジャームッシュ監督最新作「コーヒー・アンド・シガレッツ」は同監督が18年間撮りためてきた短編を、一つの作品としてまとめた映画である。一話完結なので、まるでオムニバスのショートフィルムを見ているような感じだった。

個人的にお気に入りの物語は、「SOMEWHERE IN CARIFORNIA」(カリフォルニアのどこか)、「DELIRIUIM」(幻覚)「SHAMPAGUNE」(シャンペン)の3話で、特にトム・ウェイツとイギー・ポップがタバコをふかしながら、コーヒーを片手に話す物語は傑作だ。何を言われてもネガティブに物事を捉えてしま男役にトム・ウェイツが扮し、イギー・ポップと会話がかみ合わないようにストーリーが進んでいく有様は、まるでお笑いのコントを見ているようだった。

また、映画「ロスト・イン・トランスレーション」以来、完全復活を果たしたビル・マーレーが出ている「DELIRIUIM」(幻覚)も可笑しな物語である。あのビル・マーレーが内緒でコーヒーショップの店員に扮している姿だけでも笑えるのに、コーヒーなしでは生きられないというカフェイン中毒という役だからさらに可笑しい。

ジム・ジャームッシュ監督らしい白黒映像と、タバコ、コーヒーが盛りだくさんの、近年の禁煙時代の流れに逆行するかのような作品だが、見所は満載だ。ただし、途中で睡魔が襲ってしまうくらい、物語は淡々と静かに流れていくので、変化に富んだ映画が好きな人にはおススメできない映画かもしれない。

今回の評価100点満点中、80点
(この映画を見た後、コーヒーとタバコが吸いたくなってしまうのは、一種のサブリミナル効果のような気がしないでもないが、コーヒーとタバコ、この2つがマッチするのはなぜだろうか?)

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