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 恋の門

 松尾スズキ初監督作品「恋の門」は3人の漫画家の人間関係、恋愛を描くパワフル青春ムービーだ。主演に松田龍平、酒井若菜、松尾スズキ

羽生生純氏の原作漫画をもとに、日本演劇界のホープ、松尾スズキが映画監督に初挑戦した話題作「恋の門」。主題歌を担当したサンボマスターの絶叫とも言える歌をバックに、出るわ、出るわ、数々の有名人。この映画では至る所に有名人がカメオ出演しているから目が離せない。旅館のおやじには「エヴァンゲリオン」の庵野秀明氏、イメクラの店長役には日本映画界の鬼才、三池崇史などなど。おまけに忌野清志郎がギター片手に歌を歌いまくるのだから、この映画は一体?何だろう?と思わずにはいられない。

感想は、取っ付きにくい最初の30分を除けば、後は一気に見れてしまう映画である。主人公の漫画化「門」を演じる松田龍平の演技もいいし、コスプレ女を演じる酒井若菜の演技もスゴイ迫力がある。(ただし、オタク系の女を演じるには向いていないと思ったが)石で漫画を書くという主人公の発想から、奇想天外な恋愛物語が展開していくのだが、松尾スズキ監督のギャグが思う存分発揮されていて爆笑の連続であった。ただし、下品なネタが多いので女性よりも男性ウケする映画になっているのかもしれないと感じた。

漫画にオタクにアニメという、実写の恋愛映画にはほど遠い素材を通して描かれる「恋の門」は、映画にかけた監督の熱意が痛いほど伝わってくるパワーに満ちた作品である。映画を観た後、心には何にも残らないかもしれないが、とにかく下品なギャグで笑いたいならこの映画をみるべきである。

今回の評価100点満点中、60点
(結末がイマイチなので少し残念である。石で思い出される映画は竹中直人監督の「無能の人」であった。)

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