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 The Day After Tomorrow

 「インディペンズ・ディ」のローランド・エメリッヒ監督最新作、「The Day After Tomorrow」は、地球温暖化に伴った急速な自然破壊が、自然災害となって現代の世界を襲うというシリアスなドラマである。主演にデニス・クェイド、Jake Gyllenhaal, Emmy Rossum.。

アメリカ版「ゴジラ」を作って、収入的に大失敗に終わってしまったローランド・エメリッヒ監督が、再起を賭けて製作した超大作がこの映画である。莫大なお金を費やし、脚本も自身で書いて、スペシャルエフェクトにもかなりの時間をかけて作ったという、監督の意気込みが伝わってくるかのような作品である。今のところアメリカでは、CGアニメ「シュレック2」には及ばないものの、第二位の収入をおさめている。

内容的に見て、アメリカ人が見て面白いかどうか別にして、かなり大胆かつ予測的な内容になっていると言える。この映画では、地球温暖化に伴った急激な気候の変化が、巨大な冷気を含んだ低気圧となり、地球の北半分を氷の固まりへと変化させてしまう。つまり、新しい「氷河期」が地球を襲う事になるのだ。これにより、アメリカ北部は壊滅し、南へ下り、メキシコの国境を超えて逃げるアメリカ人難民が溢れるという設定だから、現在のアメリカとメキシコの逆の立場が描かれていく。アメリカ人がメキシコ国境に長い列を作り、国境を違法に越えて行くシーンがあるのだから、アメリカ人の心境は複雑だったと思う。また、大統領までが氷の嵐に巻き込まれて死んでしまうのだから、エメリッヒ監督はつくづくアメリカが嫌いなのかなぁと苦笑いしてしまう。

「インディペンズ・ディ」「ゴジラ」と、映画の中でアメリカ本土を徹底的に破壊して見せるローランド・エメリッヒ監督だが、肝心の人間ドラマを描かせると、全く面白くないのはなぜだろうか?この映画の迫力を感じたいのなら劇場で見るのが一番だが、タロー&ジローの日本映画「南極物語」の方が感動できたと感じるくらい、感動作品としては失敗した作品ではある。

今回の評価100点満点中、50点
(Emmy Rossumの美貌は必見だが、どう見ても日本人ではない役者を使った日本のシーンは、何度見てもいただけない。)


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