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 Van Helsing

 「ハムナプトラ」のスティーブン・ソマーズ監督最新作「Van Helsing」は、19世紀のヨーロッパを舞台にした、モンスター・アクション映画である。主演に「X-Men」シリーズのヒュー・ジャックマン、「Underworld」のケイト・ベッキンセイル。

この映画のタイトルである「Van Helsing」とは、主人公のモンスター・ハンター、Dr. Gabriel Van Helsing(ヒュー・ジャックマン)の名前から由来している。黒いマントに、黒い帽子、極め付けはカートリッジ式のボーガンを片手に颯爽と現われる主人公は、まるで日本アニメの名作「バンパイア・ハンターD」を真似て実写映画化したように見える。おまけにこの映画、西洋の古典モンスター達(ドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男等)が次から次へと現われるので、西洋怪人ファン!?にとって悲鳴を上げて喜びそうな内容になっている。これが東宝映画ならきっと「オールスター怪人快進撃」なんて言うタイトルになっているはずだ。さすがは「ハムナプトラ」のソマーズ監督、前作が「ミイラ男」だったので、最新作では有名な怪人達を、ここぞとばかりに全て使い切った勢いが見える。

しかし、これまで「4才児」が観て理解できる内容の映画ばかりを作ってきたソマーズ監督だけに、今回も「大人の観客」を満足させてくれるものには仕上がっていない。単純娯楽作をこよなく愛するアメリカ人観客はともかく、新しい刺激に飢えている「タランティーノ世代」の映画ファンには、まったく物足りない映画なのだ。はっきり言ってしまえば、オリジナル性はゼロで、どのシーンをとって見ても有名映画から拝借している「パクリ映画」の域を超えていないのが残念である。例えば、「007」を彷佛とさせるような最新のモンスター・ハンターグッズ製作所があったり、「インディー・ジョーンズ」を思い出させるような設定もあったりする。

ただいま全米大ヒット中ではあるが、決して騙されてはいけない。だが、唯一見所をあげるとすると、最後は主人公なのかどうかさっぱり疑わしくなる、渋いヒュー・ジャックマンの演技と、お色気ムンムンの、最近はバンパイアものばかり出演しているケイト・ベッキンセイルのお姿だけは必見である。

今回の評価100点満点中、30点
(何も考えないで見ると意外?!に面白いかもしれません。「ハムナプトラ」シリーズがお好きな方とモンスター・マニアは映画館で御覧下さい。)


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