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 The Life of David Gale

 鬼才アラン・パーカー監督最新作、「The Life of David Gale」は死刑問題を扱ったサスペンス映画である。主演に「アメリカンビューティー」のケビン・スペーシー、ケイト・ウィンスレット(タイタニック)。

非常に面白い作品である。本国アメリカでは、この映画の行き過ぎた内容に賛否が分かれ、残念ながら収入的には成功しなかった作品である。保守的な土地柄のテキサスを舞台に、死刑制度に反対する大学教授デービッド・ゲイル(ケビン・スペーシ?)と、その彼をレポートする報道記者ベッツィー(ケイト・ウィンスレット)二人の会話を元に、過去、現在と物語がフィードバックする構成となっている。

ショッキングなシーンがラスト近くに用意されているから、ドラマというよりサスペンス映画に近いと感じた。どのくらいショッキングなのかというと、これは見てのお楽しみである。もちろん、ストーリーのどんでん返しに疑問を感じなくもないが、リアリティー溢れる描写に思わず引き込まれてしまった。推理小説がお好きな方は、もしかすると、エンディングを待つことなく映画のカラクリがわかってしまうかもしれない。

この映画の見所は練り込まれたストーリーにあるが、やはり保守的な土地柄を無気味に描いている点ではないだろうか。実際に、この映画で描かれているほど酷い土地柄なのかは行ってみないと分からないが、保守的なアメリカの州にありがちな閉鎖性をよく描いていると感じた。日本でも問題になっている死刑制度の存続について議論を重ねていくべきだが、犯罪大国アメリカの病める姿を見ると、改めて根が深い問題なのだと考えさせられた映画であった。

今回の評価100点満点中、80点
(ケビン・スペーシーは犯罪者役がとても似合う役者であると、しみじみ思いました。)


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