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 アニマトリクス

 「マトリクス:リローデット」の公開よりも先に公開された、マトリクスの世界をアニメで描いた作品である。日本のアニメに傾倒しているウァシャウォスキー兄弟が日本人アニメ監督に頼んで制作された、「マトリクス」ファン必見の短編アニメ集である。監督に「メモリーズ」の森本晃司、その他。

以前のコラムでも、「マトリクス:リローデット」は「実写映画のアニメ化」されたものと書いたが、この「アニマトリクス」を見ればいかに「マトリクス」自体がアニメとの融合を意識したものであったかがわかる。おそらく、監督であるウァシャウォスキー兄弟自身、「マトリクス」がこんなに世界的に大ヒットするとは夢にも思わなかったに違いない。その兄弟が、今度は自ら描き切れてない部分を「アニメ」という手法を用いて描かせたものが「アニマトリクス」という作品である。

冗談みたいなタイトルだが、冒頭の作品「ファイナル・フライト・オブ・オシリス」を見たら、そのクオリティーの高さには驚かされてしまう。日本映画「ファイナルファンタジー」で使われた、CGのみで描かれたキャラクターが実にスムーズな動きを見せてくれる。内容はB級で大したことは無いが、その映像美は目を見張るものがある。収録された残りの8作品は、「マトリクス」自体の話に直接関わりがあるものと、ないものがあり、見ていて退屈してしまうが、まあ、短編アニメ集を見る感じで楽しむといいかもしれない。

個人に楽しんで見たのが7作品目の「ビヨンド」という森本晃司監督の作品。全くと言っていいほど「マトリクス」に関係のない世界なのだが、大友克洋の影響が多大に見え隠れする作品だ。日本では「マトリクス:リローデット」公開される前の、他の映画の前座として公開されたらしいが、すでにビデオ/DVDで発売されているので、「マトリクス」ファンは要チェックの作品である。

今回の評価100点満点中、30点。
「マトリクス」マニアの為の作品集という感じ。アニメを普段見ない人も「ファイナル・フライト・オブ・オシリス」は一見の価値ありです)


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