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 Femme Fatale

 巨匠ブライアン・デ・パルマが脚本、監督を努めた、エロティック・サスペンス「Femme Fatale」は、巧妙なカメラワークと一癖ある脚本で見せる映画だ。主演にモデル出身のRebecca Romijn-Stamos。共演にアントニオ・バンテラス。音楽担当は、今回でデ・パルマ作品2回目の参加となる坂本龍一。

<STORY>
 舞台はフランスのカンヌ映画祭。豪華なオープニングセレモニーが行われている最中、Laure Ash(Rebecca Romijn-Stamos)ら4人組の窃盗グループが、密かに高価な宝石を盗み出す計画を実行していた。盛大な賑わいを見せるカンヌ映画祭の舞台裏、厳重な警備の中を、奇抜な方法で宝石を奪おうとしていたのだ。が、しかし、綿密に練られたはずの計画は、一人の女によって見事に覆されてしまうのだった…。

<解説>

 七変化を見せる美女、Rebecca Romijn-Stamosの演技に注目である。女の武器を最大に活かしながら、本能のままに生きる女をうまく演じきっている。共演のアントニオ・バンテラスが霞んでしまうほど、この映画ではズルイ女を徹底的に見せてくれる。ただし、この映画のストーリーにはドンデン返しが隠されているから注意が必要だ。
他の見所は、坂本龍一が聞かせる壮大なボレロ調の音楽である。前作「スネーク・アイズ」でも独特なサウンドトラックを聞かせてくれたが、今回はさらに大掛かりな音に仕上がっている。ただし、音楽と映像がマッチしてない部分もあったが・・・
全体的に見て、今回の映画の出来栄えはまあまあである。いつもながらの、デ・パルマ監督らしいカメラワーク、トリックだらけの映像は必見だが、ストーリーに問題があるように思えた。フランスを舞台にした映画ということもあって、ヨーロピアンな雰囲気が伝わってくるが、どうも、話のつじつまが合わないのである。
物語、展開をまるで気にしないで見たとしたら、この映画に残るのはエロティックなシーンだけとなってしまう。美しい女性の裸体がご覧になられたい方は必見であるが、サスペンスを堪能したい人には不満が残ってしまう内容に仕上がっている。デ・パルマ監督の趣味が一方的に先走ったように感じてしまった。恐らく、今回の作品は女性よりも男性向けに作られた映画なのかもしれない。

今回の評価100点満点中、50点。
(本場、おフランス仕込みのRebecca Romijn-Stamos のフランス語と、彼女の美しい裸体が見たい方のみ、劇場でどうぞ(笑)

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