ワーナーマイカル福岡東 シネテリエ天神 大分のシネマ 掲示板
シネマコラム シアターサイト リンク
シネマコラム
 
 月のひつじ
  <ミーハー通信竹下さんの映画日記>

<STORY>
 1969年7月21日。アポロ11号が人類初の月面着陸を果たした日。その映像を鮮明に覚えている人も多いはず。(私は、おぼろげながら覚えているといった感じ。) その映像を衛星中継したのは、オーストラリアの片田舎パークス。牧羊地のド真ん中に立った巨大なパラボラアンテナ(THE DISH=この映画の原題)だったのです。...という事実に基づいた話の映画。いわば裏方さんの話。

 パラボラアンテナがある研究所の所長役を演じているサム・ニール以外には、これといった有名な俳優さんは出ていないんですが。なんかもう、ほっこりとあたたかくユーモアあふれるお話。オーストラリアって、こんななのか?! なんというか、もう、おおらかで、どこかピントはずれで笑っちゃう。サム・ニールって、ハリウッド映画では「いつも大変な目に遭っている人」という印象なんですが(『ジェラシック・パーク』を筆頭に)この作品では、みんなを上手くまとめるお父さんのようなイイ役です。もう、これ以上の”理想の上司”はいないでしょうってくらい、すごくイイ人! その彼の心をくむように、皆がだんだんと心を開いて一丸となっていく様子が、ユーモアをまじえつつ展開していくのです。まさに「あー、チームワークって素晴らしい!」と思えるような話。ほんと地味な映画なんだけど、私は何度もグッと来て静かに涙ぐみましたよ。

 事実に基づいた話なので、もちろんアンテナは実際のものをロケしたそうで、その大きさは実にサッカー場くらいの広さの楕円、重さ1000トンもの巨大なアンテナだそうです。もちろん今もパークスにあり、この映画がヒットしたおかげで訪れる人が増えたとのこと。映画でも、この、いわばハイテクな巨大アンテナの下を「メェェ〜〜」と鳴きながら羊の群が通っていく図は、なんともユーモラスでしたが、今も牧羊地の真ん中に立っているらしいです。
『月のひつじ』公式HPは、こちら

ミーハー通信へ
 
天神コアラ 大分コアラ