「多動性症候群」についておしえてください。3歳の男児ですが、テレビで見た症状によく似ています。すぐに病院でみてもらい治 療をすべきでしょうか。

「多動性症候群」(注意欠陥多動障害:ADHD)とは、注意集中の困難、落ち着きのな さ、行動の衝動性を示す疾患です。年齢により目立つ病像が違いますが、2,3才で は、指示に従わない、おしゃべり、落ち着きがない、ほかの子に比べ怪我などが多 い、ということで気づかれます。保育園や幼稚園の頃には、多動、攻撃的、教室にじ っと居られない、気分の変動が激しい、ちょっとしたことでカンシャクを起こす、な どが目立つようになります。

原因は単一ではなく、遺伝的・先天的問題、社会的・環境的問題、後天的な神経疾患 などが関係していると考えられています。

 ADHDをきちんと診断するのは難しく、診断や治療に慣れた小児科医や児童精神科医は非常に少ないというのが現状です。治療は内服薬による治療や行動療法が行われます が、親や教師など周囲の人間の対応も重要になります。

 3才児というのはだいたいがそれほど「集中力」はなく、落ち着きがないように見え る場合も多いものです。3才児健診で異常を指摘されなかったのなら、もう少し様子 を見てもよいのかも知れません。仮にADHDだとしても、症状の程度によっては必ずし もすぐに特別な治療をするとは限りません。保育園や幼稚園に入って、集団で色々な ことをする経験をしていって症状が少しずつよくなっていくこともあります。

 気になるならまずかかりつけの小児科で相談してみるとよいでしょう。

 

                      徳永洋一 


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