1才4ヶ月の、男の子です。麻しんの予防接種をしようと病院に予約の電話をいれたところ、卵アレルギーだと麻しんの予防接種はできない、と言われました。なにか関係があるのでしょうか?

麻疹ワクチンは、鶏の卵の中の細胞に毒力の弱い麻疹ウイルスを植え付けて培養して作ります。ワクチンの中に微量ながら卵の成分が入るため、強い卵アレルギーのある人は、ワクチン接種によってアレルギー反応を起こす可能性があります。その他のワクチンでは、インフルエンザワクチンが卵を利用して作られています。

 しかし、「卵アレルギー」にも、弱いものから強いものまであり、すべてが麻疹ワクチンを打てないというわけではありません。あらかじめ薄めたワクチン液を皮膚に打って、アレルギー反応がないかを確かめた上で本番のワクチンを打つ、という方法で安全に打つことができます。もちろん、その前に、詳しい問診と、診察、必要ならアレルギー検査をして、アレルギーの程度を確かめておきます(アレルギー検査については、第39回「食物アレルギー」に書いています)。ごく軽い人なら、接種後の観察を通常より注意して行うことだけで接種可能な場合もあります。逆に、アレルギーの程度が強い人は、一晩なり入院して、万が一強いアレルギー反応が起こったときにすぐ対応できるようにして接種することもあります。
 一般の小児科開業医は、アレルギーなどに対して慎重なところが多いと思いますので、「アレルギー専門」を掲げた小児科か、総合病院の小児科で相談されるとよいでしょう。


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