うちの子は昨年の1月から6月までに熱性のけいれんを4度起こしました。6月以降はけいれんが発生するのが恐ろしく熱が出るとけいれん止めを投与し現在に至っています。
 今後もけいれん止めを投与すべきでしょうか?若しくは投与せずに再度反応を見て再発するのであればやはり精密検査を受けさせるべきなのでしょうか?(これはてんかんの前兆ですか?) (2歳3ヶ月)

熱性けいれんは、乳幼児(主に6か月から4才くらいまで)が、高い熱の上がりかけにけいれんを起こすものです。このけいれんは通常5分以内の短い全身性のものです。

 熱性けいれんの治療(再発予防)は、いくつかの「危険因子」を考慮して決めます。

1)発症前に発達の遅れなど神経的な異常があるもの、
2)けいれんが15分以上長引くもの、
3)体の一部のみ強くけいれんするもの(部分発作と言います)、
4)けいれんを繰り返すもの(24時間以内に2回以上、1年に4,5回以上など)、
5)けいれん後に麻痺などの神経症状が一時的に現れるもの、

などで(他にもいくつかあります)、危険因子を2つ以上合わせ持つときには、けいれん止めの飲み薬を毎日飲む治療をする事もあります。

 危険因子を一つだけ持っている場合や、危険因子はないが熱性けいれんを2,3回以上繰り返すという場合には、発熱時に予防的にけいれん止めの坐薬を使用する治療をします。

 ご質問の方の場合、半年に4回と少し回数が多いので、発熱時のけいれん止めは使った方がいいと思います。発熱時のみの使用であれば、副作用も少なく(使用後に一時的に眠気がある程度)、予防効果も高いので、あまり心配せずに使ってよいと思います。

 また、「危険因子」が他にもあるなら、脳波やMRI(磁気でとる断層写真)などの検査も受けておいた方がよいでしょう。けいれんの様子などから主治医の先生に判断してもらってください。

 検査を受ける場合は、設備が整ったある程度大きな病院の小児科で、「小児神経」の専門外来があるところがよいでしょう。

 熱性けいれんを起こした子が後にてんかんを発症する頻度は、2〜4%と言われています。これは、何もない子がてんかんを発症する頻度より多少大きくなっています。けいれんの起こり方や、脳波異常の有無などによってもこの頻度は変わってきますので、検査をした上で主治医の先生に相談されるのがよいかと思います。


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