小学生の娘は、耳が弱いらしく、頻繁に中耳炎になります。特に季節の変わり目になりやすいようなのですが、何か対策はあるのでしょうか?

中耳炎の治療としては、抗生剤の内服、鼓膜切開などを行います。抗生剤はけっこう長く飲み続けないと、耳のばい菌が完全に消えません。また、一度 切開した鼓膜は2,3日するとふさがってしまうので、きちんと治まるまで何度か切 開を繰り返す必要があります。熱や耳の痛みといった症状がおさまったからといっ て、勝手に治療を中止せず、耳鼻科にきちんと通院して鼓膜の様子を見てもらいなが ら治療を続けることが大切です。不十分な治療で中耳炎を繰り返していると、慢性の 中耳炎(滲出性中耳炎)になって耳の聞こえが悪くなったり、滲出性中耳炎が元でさ らに急性中耳炎を繰り返すこともあります。

 一方、中耳炎の原因となるばい菌やウイルスは耳と鼻をつないでいる「耳管」という トンネルを通って入ってきます。そこで、鼻やのどに炎症がある場合(蓄膿症(慢性 副鼻腔炎)、アレルギー性鼻炎、アデノイド増殖症、扁桃肥大症など)は、中耳炎を 起こしやすくなります。この場合、それぞれの病気の治療が必要となります。

 特にこれらの慢性疾患がなくても、風邪をひきやすい子は中耳炎になりやすくなります。風邪をひかないように体を鍛練したり、規則正しい生活を心がけること、風邪をひいたら早めに治すことも中耳炎の予防につながります。鼻の治療をすることで中耳炎が治ることもあるので、中耳炎になりやすい子は、鼻水が出始めたら早めに耳鼻科を受診する方がよいでしょう。また、自宅では、小さい子なら鼻吸い器を使って、大きい子なら片方ずつしっかり鼻をかませて(両方同時にかむと耳管を通して鼻のばい菌が耳に行きやすい)、鼻水をこまめに除くことも大切です。


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