4歳の子どもです。膝のMRIで円板状半月板と診断されました。悪い方の足は大腿部が細くなってきており、何でもないところで転んでしまいます。痛いとは言いませんが、悪い方の足ではけんけんをしません。整形外科の先生からは、自然に治るものではないこと、症状が出ていることから、手術をした方が良いと言われました。実際どうなんでしょうか?

 

 円板状半月板については、以前、

膝関節の音
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/150.html

に書いたように、痛みなどがなく、曲げるときに音がするだけのものでは手術は必要ありません。今回のご質問の方は、大腿部が細い、転びやすい、ケンケンができない、などの症状を伴うため、手術などの治療の対象になると思います。

小児科医としては、大腿部の細い原因が他にないかは確認したいところです(筋肉の異常、血管の異常、脳の異常など)。そのような異常がなさそうであれば、やはり整形外科的な治療を考えた方がよいでしょう。

手術を受けるかどうか決めるに当たって確認しておくべきと思われることは、

・現在の症状により、どの程度日常生活が障害されているのか

・手術しない場合、どのような経過をたどることが予想されるのか (症状がより進行していくのか?)

・手術により、どの程度の改善が見込まれるのか(進行が止まるだけなのか、健常な側の足と同じ太さ・筋力の改善が期待されるのか、)

・手術により、かえって増悪することはないのか(手術の難易度 も含め)

・手術後にどれくらいの期間のリハビリ等が必要なのか

などであろうと思います。これらを整形外科の先生に確認した上で、手術するか否かを決めていかれてはいかがでしょうか?

                          徳永洋一 


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