もうすぐ5ヵ月になる娘がいます。今日、散歩に行こうと思い、ベビーカーに乗せたのですが、股のところをとめないでしまったために、コンクリートの上に足から落ちてしまい、右目の上のおでこのところを打ってしまいました。一応、おくるみが頭の下敷きにはなってくれたのですが、何か問題が起きないか心配です。ゆさぶられっこ症候群も心配でしかたありません。よく寝るのも心配の一つです。

 

 ゆさぶられっこ症候群は、主に、頭部を支える力の弱い乳幼児に対し頭 部を支えない状態で激しく揺さぶったときに、頭の中の出血や眼底出血を起こすものです。しかし、ご質問のお子さんは「揺さぶられっ子症候群」以前に「頭部打撲」として扱った方がよいでしょう。頭部打撲で 「ゆさぶられっこ症候群」を起こすこともあり得ますが、それ以前に頭部に直接外力が加わることによる頭蓋骨の骨折、脳震盪、脳出血、脳挫傷などの可能性を考えた診察、検査が必要でしょう。

頭部打撲、ゆさぶられっこ症候群については、以下のページも参考にしてください。

頭部打撲
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/207.html

ベビーチェアからの転落(頭部打撲)
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/232.html

ゆさぶられっこ症候群
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/221.html

ゆさぶられっこ症候群(1か月)
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/265.html


ベビーカーの股ベルトを留めないまま赤ちゃんを乗せている方は外来でも時々見かけ、そのたびに注意しています。赤ちゃんは体がずれても自分で位置を直すことができず、訴えることもできないため、とても危険です。

チャイルドシートを座席にきちんと固定せずに使ったり、ベルトを掛けずに座らせるのも危険です。急ブレーキで子どもが放り出されてケガをする事故をよく耳にします。

クーハン(赤ちゃんを寝かせる、取っ手の付いたカゴ)に赤ちゃんを寝かせたまま取っ手を持って運ぶのも危険です。取っ手が取れてしまう、左右の取っ手を持っていたのに片方が手から滑ってしまう、赤ちゃんがずれてカゴが傾いてしまう、などで赤ちゃんが転落してしまい、救急を受診される方も少なくありません。クーハンの取っ手は空のクーハンを運ぶときの持ち手と考えて下さい。

せっかくのベビー用品も使い方を間違って事故が起こっては大変です。 どんな使い方でどんな事故が起こりうるかよく知って、防げる事故は防 いでいくようにしたいものです。

    徳永洋一 


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