先日子供が下りになり、病院に連れて行ったところ、「嘔吐下痢症」と言われました。でも、吐くことは1度もありません。それでも「嘔吐下痢症」なのでしょうか?また、風邪との違いはどうなのでしょうか?

この冬はけっこう嘔吐下痢症がはやりました。兄弟が次々にかかったり、お父さん、お母さんも同時に点滴を受けていることもよくありました。その流行をふまえて、これから嘔吐も出るかも知れないという意味で「嘔吐下痢症」と言われたのだと思います。

 嘔吐下痢症を起こすウイルスとしては、ロタウイルス、アデノウイルス、小型球形ウイルス(SRSV)などがあります。ロタウイルスは「冬季乳児嘔吐下痢症」の原因ウイルスとしてよく知られています。これは、激しい嘔吐と「米のとぎ汁様」と言われる白っぽい水のような便がたくさん出て脱水を起こすものです。そこまで水っぽくなくても、白っぽい便の時は、便のウイルス検査をするとロタウイルスが検出されることがあります。「嘔吐下痢症」と言うと、狭い意味ではこのロタウイルスによるもののことを言います。その他の場合でも、嘔吐と下痢があれば「嘔吐下痢症」と言っています。

 また、風邪は主にウイルス性の気道感染症の総称ですが、アデノウイルス、エンテロウイルスなどのウイルスは、咳や鼻水の症状を起こすとともに、嘔吐、下痢などの消化器症状を起こすこともあります。この場合、「風邪による嘔吐下痢症」と説明しています。


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