1歳1ヶ月の男の子です。先日おやつにどら焼きの皮の部分を食べさせました。食べさせた後に、どや焼きの袋を見ると原材料の欄にハチミツとありました。食べた後も特に何の異常も出ませんでしたが、小さいうちはハチミツはあげない方が良いと聞いて心配です。いつ頃から摂取しても心配ないのでしょうか?また今回の場合は大丈夫でしょうか?。

 

 乳児にハチミツを与えてはいけない理由は、乳児ボツリヌス症の可能性があるからです。

食中毒の原因にもなるボツリヌス菌はしばしばハチミツの中に「芽胞」という形で潜んでおり、市販のハチミツの5%〜10%程度から検出されます。ボツリヌス菌は成人の腸内では腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう=腸に住みついて腸の働きを整えている細菌群)の働きのため増殖できませんが、1歳未満(特に6か月未満)の乳児では腸内細菌叢が発達していないため菌が増殖して毒素を出し、乳児ボツリヌス症を起こします。

症状としては、ハチミツを食べた後、3日〜30日の潜伏期間をおいて、便秘、活気がない、ミルクののみが悪い、などが出現し、さらに体の筋肉や目、呼吸筋などの麻痺が見られるようになります。

ご質問のお子さんは、1歳を過ぎていますので、一般的にはハチミツを食べても大丈夫な年齢です。また、どら焼きの皮の部分にハチミツが入っているのであれば、高温で焼いているので菌は死んでいるはずなので問題ないのではないかと思います。

                         徳永洋一 


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