只今、アメリカに住んでおりまして、もうすぐ11ヶ月になる息子が居るのですが、その息子の体重が全然増えず、悩んでおります。現在、7.2キロ。生まれた当初は、3170グラムで割りと大きな子だったのですが、生まれてから全然体重が増えません。ドクターは心配しないでも大きくなると言うのですが・・・やはり心配です。しかも、離乳食も進まず、未だに食べ物をつぶさないと食べてくれません。粒粒が嫌いですぐに吐いてしまいます。どうしたら離乳食をたくさん食べてなおかつ粒粒のものを食べくれるようになるのでしょうか? 

 

 体重の評価のためには、まず「乳児身体発育曲線」に現在の体重と身長を記入します。この発育曲線は、日本の母子手帳をお持ちでしたら、後ろの方に載っていると思います。

母子手帳をお持ちでなければ以下のページに載っています。

男の子はこちら
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0111/dl/s1130-1b4.pdf

女の子はこちら
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0111/dl/s1130-1b5.pdf


11か月の男の子で7.2kgですと、標準範囲の下限をちょっと下回るくらいです。身長も低いのであれば、体重が少なくても身長体重のバランスは取れていることもあります。両親も小柄であれば、家系的に小柄な体質であることも考えられます。

身長、体重のバランスは、((体重(g)x10/(身長(cm)x身長(cm)))×10で計算される「カウプ指数」も判断材料になります。カウプ指数の正常値は月齢で変わりますが、1歳半くらいまでは14以下を「やせ」と判断します。

次に、生下時からの身長、体重の変化をこのグラフに記入します。身長、体重の増加がずっとよくない場合は、心疾患など生下時から持続する要因があることがあります。どこからか急に増加が悪くなった場合、例えば離乳食開始頃から悪くなった場合は、離乳食の進め方の問題や食物アレルギーがあるのではないか、と推測します。

ドクターが「心配ない」と言っているのは、おそらく心臓などの大きな問題がないことを言っているのではないかと思います。とりあえずは上記のように身長、体重をチェックし、体重の増えが悪い原因についてドクターがどのように考えているか尋ねられてはいかがでしょうか。

離乳食については、日本との文化や食習慣の違いのために、アメリカで言われた通りにやってもどうもうまくいかない、ということがあるかも知れません。日本での離乳指導では9-11か月は「離乳後期」で、「歯ぐきでつぶせる固さ」が標準です。しかし、離乳の進み方にはかなりの個人差があるため、この子に
あった固さから進めていくことが大切です。つぶしたものは食べるのであれば、離乳初期の食事は大丈夫なようです。焦らずに、離乳中期の「舌でつぶせる固さ」(豆腐やマッシュポテトの固さ)のものから練習していけばどうでしょうか。

離乳食の進め方については、以下のページも参考にして下さい。

固形物が飲み込めない
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/102.html

離乳食が進まない(1才)
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/143.html

離乳食を食べない(1才)
http://www.coara.or.jp/baby/dr/1999/238.html

                           徳永洋一 


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