生後4ヶ月の男の子、混合ですがほとんどミルクです。1ヶ月前に左下の歯茎に白く丸いできものをみつけました。アフタかと思ったのですが、触ると硬く痛がる様子もないので様子をみていましたが、最近もう二つ増えてきました。病院に連れて行こうと思いましたが、今インフルエンザが大流行中なので、口のできものくらいでインフルエンザをもらっては嫌だと思い、怖くて病院にいけません。しかし増えてきているし、カビか何かなのかと心配です。やはり受診したほうがいいのでしょうか?

 

  口腔内の上の硬い部分(硬口蓋)の正中線上に直径0.5-1mm程度の小さな白い半球状の盛り上がりが見られることがあります。これはEpstein's pearl(エプスタインの真珠)と言われるもので、粘膜上にできたケラチンを含む嚢胞です。新生児の8割程度に見られます。歯槽部(歯茎)の粘膜にも見られますので、ご質問の歯茎のできものは、これである可能性が一番高いと思います。赤ちゃんに特に影響のあるものではなく、いずれ消えてくるため、何も処置等は行いません。

 また、歯茎の真上なら、「歯」が生えかかっている可能性もあると思います。
通常の歯に比べて非常に小さかったり、形がおかしかったり、歯が生える位置よりずれて出てきているなら、「余剰歯」といって本来生える歯と別の「歯」が生えてくることもあります。余剰歯は自然に抜けてくることもありますが、本来の歯が生える妨げになりそうなら歯科で抜いてしまいます。

 乳児期初期の赤ちゃんに「鵞口瘡(がこうそう)」といって白いカビが生えることがありますが、これは頬の内側など軟らかい部分を中心に見られます。見た目はミルクかすの様にも見える軟らかい白色のコケの様なものです。自然に治ることもありますし、ひどい時にはカビを殺す薬を口の中に塗って治療します。頬の内側に何もなく、「硬い」ということなら、カビの可能性は低いと思います。

 注意しておかねばならないのは、歯茎の腫れや発赤を伴う時です。この場合は歯茎に感染を起こしている可能性があり、消毒などの処置や抗生剤の投与が必要なこともあります。

 診断は、まず小児科で口の中を見てもらうのがよいと思いますが、今の時期、インフルエンザを気にされるなら、小児歯科で一度見てもらってはいかがでしょうか。


               徳永洋一 


*このページで掲載している内容については、一般的なことをお答えしております、具体的な事柄の判断や決定にあたっては、かかりつけ医等に相談して下さい

徳永せんせいへの質問を受け付けています。
 お子様の年齢と質問したい内容を具体的に記入して、電子メールにてお送りください。
 送られてきたメールから、毎月4つの質問を選んで、Q&A形式でこのページへお答えを掲載
 いたします。(お答えできるメールは4つのみとなります)
 【 送り先電子メールbabyroom@elf.coara.or.jp 】

過去のQ&Aへ

 

トップへ