2歳になったばかりの男の子です。1週間に2,3日は、午後3時から5時くらいの時間になると、熱が37度を超え、時々38度も超えることがあります。多少ぼーっとした感じにみえるのですが、熱っぽくなく元気はあり食欲もあります。鼻水は出ているので、風邪をひいたのかと思い病院へつれていきましたが、鼻水をとめる薬だけ処方され、特に悪いわけではないと診断されました。こんなに頻繁に熱が出ていていいものでしょうか。

 

乳幼児の体温は成人より高めで、一般的には37.5℃くらいまでは正常です。また、人間の体温は一日のうちでも1℃以内の範囲で変化があり、朝起きたばかりでは低く、昼間活動しているときは高く、夜寝る前には再び低くなるのがふつうです。

37.5℃を超える体温では、何か異常があることを考えてよいでしょう。ただし、病気でなくても体温が高くなることはありえます。体の小さい乳幼児では、室温が高すぎたり、服の着せすぎだけで体温が高くなることがあります。また、汗腺(汗のでる穴)に汚れがたまり汗が出にくくなっても体温は上がります。体温計も、電子体温計の方が水銀体温計よりもわずかに(0.2-0.3℃程度)高い体温を示します。

ご質問のお子さんは、体温が38℃を越えることがあるので一応何らかの異常を考えてもよいでしょう。体温が正常か異常かは、朝、昼、夜など一日3回程度、時刻を決めて体温を測り、1週間ほどグラフにつけてみるとよく分かります。それを持って小児科を受診していただけると、どのような異常が考えられるかの手がかりになります。

発熱の原因として最も多いのは急性や慢性の感染症です。これを見分けるためには、まずは血液や尿の検査を行います。熱以外の症状によっては、レントゲンや細菌培養の検査も行います。感染症以外では、ホルモンの異常、自己免疫疾患、悪性疾患など特殊な病気でもで発熱が起こることがありますが、その場合は発熱以外の症状や所見がみられたり、症状が徐々に悪くなっていったりすることが多いと思います。

微熱があるだけでほかに症状がなく本人も元気であれば、必ずしもあわてて検査をする必要はありません。気になる場合は、小児科で検査を希望する旨を伝えて相談していただければよいと思います。開業の小児科ではあまりいろいろな検査ができないことも多いので、総合病院の小児科を紹介してもらってもよいでしょう。これまでの診察所見やお薬の内容などをお手紙に書いてもらっておくと、診断の助けになります。もちろん体温のグラフも忘れず持っていってください。

               徳永洋一 


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