7ヶ月の男の子です。生まれた時は正常でしたが鼠径ヘルニアで2ヶ月の時に手術をしました。首のすわり も4ヶ月のおわり頃と少し遅かったように思います。今もまだお座りが不安定だし離 乳食もあまりすすみません。健診では何も言われませんでしたがこのまま様子をみて よいのでしょうか・・・?母親は抗てんかん薬を妊娠中も現在も飲んでいます。母乳 はほとんど与えていません。このことも何か影響がありますか?

首のすわりは人によってかなり差があり、5か月までにすわってくれば普通は正常と考えます。

 お座りについては首のすわり以上に個人差が大きく、月齢だけでは判断できません。

 寝返りがある程度できて、お座りも両手を前について支えながら数秒できるようであれば、7か月の時点ではまだ様子を見てよいと思います。

 発達の指標が色々な育児書などに書いてありますが、「何ヶ月頃」というのはあくまでも平均値です。特に、4か月健診から1才半健診までの間の発達は個人差が大きく、寝返り、お座り、ハイハイなどは、どの順にできるようになるかも前後することがあります。また、一つの項目だけ遅いか早いかを見てもあまり意味はなく、体の硬さ(柔らかさ)、手足の動かし方、周囲への反応、喃語など、色々な項目を同時に評価する必要があります。

 健診ではなかなかゆっくり疑問点を聞く時間もないことが多いので、かかりつけ医で少しゆっくりお話できる時間をとってもらって相談してみてはいかがでしょうか。

 離乳食については、開始した時期やミルクを飲む量にもよりますが、7か月はおそらく2回食で、まだまだミルクが栄養の主体となっていると思います。これも、育児書通りにあまりにきちんとやると、なかなか進まない、と悩むこともあります。離乳食の進みにも個人差があります。ミルクも含めたトータルの栄養が足りているかどうかは、体重の増加で判断します。それでも、食べる量が少ないと不安になることもあると思いますので、これもかかりつけの小児科で相談するか、保健所などで育児相談や食事指導を受けるとよいでしょう。

 鼠径ヘルニアの手術は色々な手術の中でも赤ちゃんへの負担が少ない方の手術です。

 2か月で行ったのであれば、赤ちゃんの手術に慣れた病院でしていると思いますので、手術が発達に与える影響はまず心配しなくてよいでしょう。

 妊娠中の抗てんかん薬の影響は、薬の種類や飲む量によって変わってきます。生まれてきたときに外表奇形などの異常がなければ問題ないことが多いと思います。詳しくは、抗てんかん薬を処方している主治医に聞くか、お子さんを小児神経科医に見てもらうとよいでしょう。

 また、母乳は色々な理由であげられないことも多く、母乳をあげないだけで発達が悪くなるということはありません。ミルクをあげるときも、母乳の時と同じように、ゆったりした気持ちで、赤ちゃんの目を見て話しかけながら、愛情を持ってあげて下さい。

                 徳永洋一 


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