一週間前、私がおたふくのような症状がでました。その2週間前小児科に子供を風邪 で連れて行ったとき、おたふくの子がいたのを覚えています。こどもが1歳半で、予 防接種をしていないので多分、感染していると思います。髄膜炎、脳炎の事が心配で す。どのような確率で発症するのか教えてください。
また、3歳以下の発症は少ないと本に書かれていますが、その根拠はどんなところに あるのでしょうか?
子供が発症すると、初めての大病なので、ちょっと心配です。今は、とても元気なの で発症するのを今か今かと思って過ごすのは、ちょっと辛いです。

おたふく風邪にかかった人の中で、髄膜炎を起こすのは10〜40人に1人といわれてい ますが、これは後遺症なく治癒します。脳炎や脊髄炎はおたふく風邪にかかった人の 1000人に2人程度との記載が多いようです。

 おたふくかぜワクチンが一般化される前の調査では、おたふく風邪の全患者中、1才 未満が占める割合は0.2%、1才は4%、2才は7%であり、ワクチン未接種状態では3才 未満の感染(発症)はかなり少ないことが分かります。

 一番多い年齢帯は5才で、3才未満では不顕性感染(ウイルスに感染しても、症状が 出ないもの)が多いことが言われています。全年齢を通しても、不顕性感染の割合は 1/3程度あると考えられ、麻疹や水痘がほぼ100%発症することを考えると、かなり 不顕性感染の割合が高い感染症といえます。

 おたふく風邪は、典型的なものはほっぺたがはれて強い痛みを伴いますが、耳の下の 軽い腫れのみで終わる患者さんもよく見ます。特に低年齢ではその傾向があります。 合併症を起こさなければ、はしかなどと比べて軽症の病気と考えられています。合併症で一番多い髄膜炎にしても、必ず強い症状を示すわけではなく、解熱鎮痛薬や吐き 気止めだけで十分なこともあります。低年齢では不顕性感染も多いのですから、いた ずらに不安にかられるのでなく、発症すると考えられる時期(2,3週間後)にお子 さんの症状を注意して観察してあげるようにしてください。

                 徳永洋一 


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